強面なのに一番優しい テ・ウォンソク、「二度目の裁判」で“セリフも情も”フル稼働
テ・ウォンソクと聞いて、多くの韓ドラファンが思い浮かべるのは、殴り合いの場面で必ず姿を現す“頼れる拳”の存在だろう。
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「プレイヤー」シリーズ、「グッドボーイ」などを通じて、彼はいつしか“拳の妖精(주먹 요정)”“拳要員”というニックネームを獲得し、アクションシーンに欠かせない俳優として確固たるポジションを築いてきた。
そんなテ・ウォンソクが、新作MBCドラマ「二度目の裁判」(판사 이한영)で見せるのは、これまでとはひと味違う顔だ。力は強いが心は優しく、しかも台詞も感情表現もたっぷり。彼のキャリアにおける“転換点”とも言える役どころが、静かな注目を集めている。
“殴れば解決”の存在感から、“アクション職人”へ
テ・ウォンソクの魅力は、登場した瞬間に空気を変える身体性にある。
「プレイヤー」では、無駄のない動きと説得力ある肉弾戦で“アクションがうまい俳優”という評価を確立。「グッドボーイ」ではそのイメージが一気に定着し、加えて妻と二人の息子を持つ優しい家庭人を演じ、“アクション職人(액션 장인)”“拳の妖精”という言葉が自然とついて回る存在になった。
本人もこのニックネームをネガティブには捉えておらず、インタビューでは「自分に与えられた王冠のようなもの」と語っている。任される役割を正面から受け止め、確実に結果を出してきたからこそ、“拳要員”という言葉には信頼と期待が同時に込められているのだ。
「二度目の裁判」で出会う、情に厚い親友キャラ
「二度目の裁判」でテ・ウォンソクが演じるのは、主人公イ・ハニョン(チソン)の親友ソク・ジョンホ。10日に放送した第4話では情に厚く直進型でありながら、どこかちゃっかりした一面も持つ人物で、見た目の強面とは裏腹に、誰よりも温かい心を持つ“善良な男”としての顔をたっぷり魅せてくれた。
頼まれたら断れない性格で、ハニョンのそばに立ち続ける心強い支援軍。ハニョンのためならどんな危ない仕事も引き受ける。またジョンホは市場の人たちに金貸しもしている。大勢の部下を引き連れて借金の取り立てに行くが、払えないと野菜など店の品を大量に購入し、食堂では部下にたらふく食べさせて、それを借金返済へ充当する。時には市場に客が来るよう客寄せまでやる。
物語の中では、派手に前に出るというより、主人公や地域の人を陰で支え、ドラマ全体の温度を底上げする役割を担う。
ここで際立つのが、“強いけれど優しい”“無骨なのに一番情が深い”というギャップだ。
これまで寡黙に拳で語る役が多かったテ・ウォンソクにとって、台詞量も感情表現も増えた本作は、まさに新境地。制作側も「新しい魅力を見せるキャラクター」「作品に活力を吹き込む存在」と強調しており、彼への期待の大きさがうかがえる。
“拳要員”の進化形としてのソク・ジョンホ
キャリア全体を見渡すと、ソク・ジョンホというキャラクターは、テ・ウォンソクの“拳要員”イメージを否定するものではない。いざというときに頼れるフィジカルの強さは健在だ。その上で、「親友としての情」「人を思いやる優しさ」「場を和ませる人間味」が重なり、俳優としての幅が一段階押し広げられている。
“殴るために呼ばれる男”から、“殴れるうえに、誰よりも情に厚い男”へ。
「二度目の裁判」は、そんなテ・ウォンソクの進化を自然に、そして説得力をもって見せてくれる作品になりそうだ。
これまで視線の端で「またあの人出てるな」と気になっていた“拳要員”が、物語の核心へと歩み寄る瞬間。韓ドラファンにとって、本作はテ・ウォンソクという俳優を改めて“じっくり見る”きっかけになるに違いない。
「二度目の裁判」(企画:チャン・ジェフン/脚本:キム・グァンミン/演出:イ・ジェジン、パク・ミヨン)は巨大ローファームの操り人形として不当な判決を積み重ねてきた判事が、ある日突然“10年前”に戻り、全く違う選択を通じて巨悪へ立ち向かうという回帰型リーガルドラマだ。チソンの緻密な演技が、今後の展開の最大の見どころとなりそうだ。
なお、詳しいあらすじと見どころは【「二度目の裁判」を2倍楽しむ】で、韓国での評判や視聴率、制作発表会レポートなどまとめている。
MBC「二番目の裁判」第5話は16日(金)21:50から、その後Disney+(ディズニープラス)で独占配信される。
◇YouTube[판사 이한영 5회 예고]