「プロボノ」最終回10% チョン・ギョンホが貫いた信念と“ダウィット”という名の意味に視聴者感激【第12話】
11日に放送されたtvN土日ドラマ「プロボノ:アナタの正義救います!」(프로보노)最終回(第12話)では、カン・ダウィット(チョン・ギョンホ)が、自身の出世欲と法曹としての信念の間で下した決断が描かれ、物語は深い余韻を残して幕を閉じた。Netflixでも独占配信されたこの回のあらすじを見どころを紹介する。
ニールセン・コリアによると、最終回の視聴率は全国10.0%、首都圏9.6%を記録し、自己最高視聴率で有終の美を飾った。ミニシリーズ部門で1位を獲得したのはもちろん、同時間帯でも首位に立ち、視聴者に“最高のサイダー(胸がスッとする爽快感)”を届ける結末となった。➡【視聴率 TOP10】一覧で紹介する。
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「プロボノ」(脚本:ムン・ユソク/演出:キム・ソンユン)は、出世に執着する“インフルエンサー判事”が、ひょんなことからローファームの公益弁護士(プロボノ)になってしまうことで始まる物語。行き場を失った被害者たちの味方となり、その声を代弁する物語。【「プロボノ:アナタの正義救います!」を2倍楽しむ】では、制作発表会や各種動画・写真、全話あらすじと見どころ、視聴率などまとめている。
■キャスト➡キャスト・キャラクターを人物相関図・画像付きで徹底紹介
カン・ダウィット役:チョン・ギョンホ
パク・ギップム役:ソ・ジュヨン
オ・ジョンイン役:イ・ユヨン
チャン・ヨンシル役:ユン・ナム
ユ・ナンヒ役:ソ・ヘウォン
ファン・ジュヌ役:カン・ヒョンソク
ほか
■第12話(最終回)(ネタバレあり)
しかし裁判は突如、別の主席部長判事へと再配当され、オ・ギュジャンの証人申請も却下されてしまう。権力の壁に直面しながらも、ダウィットは原告チャン・ヒョンベ(ソン・ヨンチャン)、大法院判事シン・ジュンソク(イ・ムンシク)、オ・ギュジャンの三者による対質尋問という新たな勝負手に出る。法廷内だけでなく、世論と心理戦をも味方につける覚悟を固めたのだった。
その過程で、オ・ギュジャンはダウィットに“大法院判事(最高裁判所裁判官)の座”を取引材料として提示する。長年その地位を人生の目標としてきたダウィットの心は大きく揺れ動き、母の言葉を思い出しながら葛藤する姿が描かれる。チョン・ギョンホは、野心と良心の間で揺れる内面を静かな演技で表現し、最終回の緊張感を高めた。
迎えた対質尋問当日、ダウィットは法廷に現れたオ・ギュジャンに対し、あえて証人申請を撤回するという予想外の選択をする。この一手は、オ・ギュジャンを安心させると同時に、チャン・ヒョンベとシン・ジュンソクの関係に亀裂を入れるための高度な心理戦だった。追い詰められたチャン・ヒョンベは、二人の癒着を自ら暴露し、ついに形勢は逆転する。
決定打となったのは、オ・ギュジャンがダウィットに大法院判事の座を持ちかけた音声記録。実は事前に、「法廷に出廷してくれるなら、証人申請は撤回する」と約束していたのだ。さらにチャン・ヒョンベとの間で交わされた事業成功時の利益分配契約書の公開だった。法の番人であるべき者たちの裏取引が白日の下にさらされ、オ・ギュジャンは逮捕こそ免れたものの、社会的地位を完全に失う。
ダウィットはオ&パートナーズの経営陣に名を連ね、ウ・ミョンフン(チェ・デフン)も新経営陣として加わる。一方、ギップム(ソ・ジュヨン)はダウィットを店に呼び、両親と共に15年前の事件で助けてもらったことへの感謝を伝える。
物語のラスト、ダウィットはギップムをはじめとするプロボノの仲間たちと共に独立し、集団訴訟を専門とする新たな法律事務所「目には目を」を設立する。権力者の側ではなく、声を上げることのできない弱者のために法を使う道を選んだ彼は、まさに“ゴリアテと戦うダビデ”として再出発を果たした。
「プロボノ」最終回は、チョン・ギョンホを中心とした俳優陣の重厚な演技によって、成功や地位ではなく「何のために法を行使するのか」を静かに問いかける、力強いハッピーエンディングとなった。
■見どころ
最終回の最大の見どころは、チョン・ギョンホ演じるカン・ダウィットが“出世の象徴”である大法院判事の座を自ら手放し、信念の道を選ぶ決断だ。「こんな汚い取引の対象になる席なら、こちらから辞退する」という言葉は、出世よりも信念を選んだ彼の覚悟を象徴する名場面となった。
オ・ギュジャン(キム・ガプス)をめぐる心理戦と証拠公開は、法廷ドラマならではの緊張感を生み出し、対質尋問で形勢が逆転していく展開は圧巻。特に、証人申請をあえて撤回する大胆な戦略と、「こんな取引の対象になる席なら辞退する」という宣言は、主人公の成長と覚悟を強く印象づけた。仲間たちと新たな法律事務所を立ち上げるラストも、爽快感と希望を残す締めくくりとなっている。
“ゴリアテと戦うダビデ”の言葉は、聴覚障害を持つギップムの母の言葉。“ゴリアテと戦うダビデ”とは、圧倒的な強者や巨大な権力に、非力な立場の者が勇気と信念で立ち向かうことを象徴する比喩表現。旧約聖書に登場する物語が元になっている。
主人公カン・ダウィットの名前は、聖書の英雄ダビデ(David/韓国語で「ダウィット」)に由来しており、巨大な権力に立ち向かう“現代のダビデ”という物語構造を象徴している。
視聴者からは「最後まで知的で熱い法廷戦が見応え十分」「チョン・ギョンホの抑えた演技が胸に刺さった」といった評価が多く寄せられた。また、「出世より正義を選ぶ結末が今の時代に響いた」「悪役たちが一気に崩れていく展開が痛快」と、結末に共感する声も目立つ。一方で、「続編やスピンオフでプロボノチームの活躍をもっと見たい」という期待の声も上がり、余韻の残る最終回となった。
なお、本作の後のtvN土日ドラマは、「アンダーカバー・ミスホン」(언더커버 미쓰홍)を1月17日(土)から放送する。パク・シネ主演で、1990年代後半の世紀末を舞台にしたドタバタレトロオフィスコメディドラマだ。
ドラマ「プロボノ」は全話Netflixにて独占配信中だ。
◇tvN「프로보노」HP