「かかし」わずか6話でENA月火ドラマ歴代1位 “結末既知でも引き込む”異例のヒット作

08時28分ドラマ

ENA月火ドラマ「かかし」(허수아비 )が、驚異的な視聴率上昇とともに新たな歴史を刻んでいる。

6日、ニールセン・コリアによると、5日に放送された第6話は全国7.4%(首都圏7.7%)を記録。前話の6.3%からさらに1.1ポイント上昇し、自己最高を更新した。これにより、チョン・ヨビン主演「優しい女 プ・セミ」(7.1%)を抜き、ENA月火ドラマ歴代視聴率1位に浮上。さらに第5話までの平均視聴率でも歴代1位を記録するなど、まさに“無双状態”の勢いを見せている。

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「かかし」は、韓国で実際に起きた華城連続殺人事件をモチーフに、1988年から2019年まで30年にわたる時間軸の中で、悪縁と憎悪で結ばれた2人の男が真実を追う姿を描くサスペンスだ。これまでの全話あらすじと見どころは【「かかし」を2倍楽しむ】でまとめている。

同じ事件を題材にした『殺人の追憶』(監督:ポン・ジュノ)が広く知られる中、「かかし」が際立つのは“真犯人が明らかになった後”までを描いている点だ。劇中では2019年のテジュが犯人「イ・ヨンウ」と面会する場面が毎話提示され、視聴者は1980年代パートで“その人物が誰なのか”を推理する構造に引き込まれる。いわば「結末を知っているのに面白い」という逆説的な魅力が、視聴者の考察熱を加速させている。

さらに、実際の捜査で使われた“かかしに警告文を貼る”逸話を、「かかしのふりをして被害者に近づく犯人」という設定へ昇華した大胆な再解釈も秀逸だ。既知の事件をベースにしながら、ドラマならではのサスペンスを成立させている。

第6話では、テジュが容疑者イ・ギボム(ソン・ゴニ)が違法捜査によって自白を強要されていた事実を知り激怒。「容疑者はもう一人いる」と主張し、兄イ・ギファン(チョン・ムンソン)へと疑いの矛先を向けた。新たな手がかりが交錯する中で別の容疑者も浮上し、真犯人の正体をめぐる緊張感は一層高まっている。

見どころはミステリーだけではない。学生時代に憎み合っていた2人(パク・ヘス×イ・ヒジュン)が共闘することで生まれる心理的葛藤、そして1980年代の学生運動や強圧捜査といった時代の暴力にも踏み込む社会的メッセージが作品に厚みを与えている。報道・教養番組出身で実話考証に強いパク・ジュヌ監督らしく、リアリティとドラマ性のバランスが高く評価されている点も見逃せない。

また、クァク・ソニョンやソン・ゴニら実力派キャストの熱演も、作品の没入感を支える大きな要素となっている。

実在事件を単なる“消費”に終わらせず、その後を生きる人々の選択や感情にまで踏み込む「かかし」。犯罪スリラーとしての緊張感を維持しながら、人間ドラマとしての余韻も残す構成が、多くの視聴者を惹きつけている。

既に結果を知っているはずなのに、目が離せない——。そんな稀有な体験を提供する「かかし」の快進撃は、まだ続きそうだ。

第6話の詳しいあらすじと見どころは、第5話と一緒に【「かかし」を2倍楽しむ】で紹介する。ここではこれまでの全話あらすじと、キャスト・キャラクター徹底紹介、制作発表会レポートなどまとめてる。

ENA新月火ドラマ「かかし」第7話は、5月11日放送、その後U-NEXTで独占配信される(初回は無料)。

U-NEXT公式X「かかし」日本語字幕付き予告
ENA「허수아비」HP

kandoratop【作品詳細】【「かかし」を2倍楽しむ】