ヨン・サンホ監督『群体』、20日試写会で注目集中…チョン・ジヒョン×ク・ギョファンが挑む新時代Kゾンビ

05月21日10時15分ドラマ
画像:YouTube|티비텐 TV10「군체」언론시사회 full ver

AI時代の“集合知”が生んだ新たな恐怖――。『新感染 ファイナル・エクスプレス』シリーズで“Kゾンビ”ブームを牽引したヨン・サンホ監督が、チョン・ジヒョン、ク・ギョファン、チ・チャンウクという豪華実力派キャストを迎え、再び進化系ゾンビを描く最新作『群体』(原題:군체)で帰ってきた。



最新作『群体』は、第79回カンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門に正式招待され、早くも世界的な注目を集めている。

群体@showboxmovie
本作は、『新感染』『新感染半島 ファイナル・ステージ』に続く“ヨン・サンホ式ゾンビ3部作”の完結編ともいえる作品。単なるパニック・スリラーではなく、人工知能(AI)時代における人間の個性喪失への不安を、ゾンビという存在を通じて描き出す意欲作となっている。

物語の舞台は、ソウル中心部にそびえる超高層ビル。天才生物学者ソ・ヨンチョル(ク・ギョファン)が生物学テロを予告した直後、正体不明のウイルスが急速に拡散し、建物は完全封鎖される。

生命工学科教授クォン・セジョンを演じるのは、チョン・ジヒョン。彼女にとっては『暗殺』以来、11年ぶりとなるスクリーン復帰作だ。セジョンは感染者たちの行動パターンを分析しながら、生存者たちを率いて屋上脱出を図る。極限状況の中でも疑念を捨てず、多数派とは異なる視点を持ち続ける科学者という役柄は、本作のテーマそのものを象徴している。

『群体』最大の特徴は、“集合知”として進化するゾンビたちだ。感染者たちはリアルタイムで情報を共有し、人間の行動を学習しながら次々とアップデートされていく。菌糸ネットワークのようにつながった彼らは、一つの巨大な知性体として行動。白い粘液に覆われた不気味なビジュアルと相まって、従来のゾンビ像を大きく塗り替えている。

20日に行われた試写会で、ヨン監督は「AIの原理を探求する中で始まった作品」と説明した。また、「超高速で情報を交換し、ますます強力になる集合知の前で、人間の個性が無力化していく感覚があった。その恐怖が『群体』のゾンビにつながった」と語っている。

YouTube|티비텐 TV10「군체」언론시사회 full ver.(試写会Full動画)

アクション面でもスケールアップは顕著だ。鈍器、刃物、銃撃戦、車両アクションまで盛り込まれた大規模ブロックバスターとして仕上がっており、知性を増していくゾンビと、生存本能によってむしろ野蛮化していく人間たちの対比が緊張感を生む。

さらに注目を集めているのが、20人以上の現代舞踊ダンサーと共に作り上げた感染者の“集団動作”。アップデートされるたびに全身を震わせる奇妙な動きや、一塊となって移動する姿は、まるで不穏な群舞のような異様な迫力を放つ。

ヨン監督は「群体生物は絶滅を避けるため、絶えず突然変異を生み出している。それは社会における少数意見の重要性ともつながる」ともコメント。AI社会の未来、人間の個性、そして“違い”を守る意味を問いかける本作は、単なるゾンビ映画を超えた現代的寓話として大きな話題を呼びそうだ。

[군체] 공식 예고편(公式予告)

『群体』は韓国で5月21日公開。15歳以上観覧可。