小池栄子、“刑務所の栄養士”役への葛藤明かす NHK「ムショラン三ツ星」第2話に濱田マリがゲスト出演

05月23日22時45分ドラマ
NHK「ムショラン三ツ星」

5月23日スタートのNHK土曜ドラマ「ムショラン三ツ星」で主演を務める 小池栄子 が、作品への思いや役作りについて語ったオフィシャルコメントが公開された。さらに、第2話には 濱田マリ がゲスト出演することも明らかになり、“刑務所グルメドラマ”として話題を集める本作への期待が高まっている。



「ムショラン三ツ星」は、腕利きのイタリアンシェフ・銀林葉子が、ある出来事をきっかけに男子刑務所の管理栄養士として働くことになるヒューマンドラマ。受刑者や刑務官たちとの交流を、“食”を通じて描く異色の“刑務所社会派コメディー”だ。原作は黒栁桂子による『めざせ!ムショラン三ツ星』。

画像提供:NHK画像提供:NHK小池が演じる銀林葉子は、イタリアで名シェフ・ロレンツォのもと修業し、ミシュラン三ツ星を目指していた実力派シェフ。しかし突然、刑務所の管理栄養士に転身し、受刑者たちと共に調理場へ立つことになる。シングルマザーとして二人の子どもを育てる一面も持つキャラクターだ。

小池は今回の出演について、「最初はすごく葛藤しました」と率直な胸の内を告白。「受刑者の裏には、今もなお傷が癒えていない人がいるという大前提を踏まえないといけない」と語り、ドラマがポップなテイストであるからこそ、軽く見えないよう細心の注意を払って演じていることを明かした。

一方で、主人公・葉子については「とても明るい性格で、ポジティブなところは自分とも似ている」とコメント。実際にモデルとなった黒栁桂子氏と会った際も、その前向きな人柄に強く惹かれたといい、「受刑者の皆さんとも1対1の人間同士として向き合える方なんだと感じた」とリスペクトを口にした。

また、第1話で特に印象に残っているシーンとして挙げたのが、“刑務所初出勤”の場面。葉子が「やばいよ、やばいよ!」と叫びながら自転車で走るコミカルなシーンについて、小池は「本当に大丈夫かなと思った」と撮影当時を回想。しかし完成映像を見て、「銀林葉子の少し抜けていてチャーミングな部分が表現されていた」と納得した様子を見せた。

さらに、第2話では“刑務所の給食”が大きなテーマになるという。舞台となる濱崎刑務所は“おいしい給食が出る刑務所”として知られており、月に一度、郷土料理を取り入れる決まりがある。葉子は「刑務所の中にいると季節を感じられないから、給食に季節感を取り入れよう」と新たな提案を行い、受刑者や職員たちと共にメニュー作りに奮闘していく。



第2話「俺んちのカレー」では、限られた予算と厳しいルールの中で献立作りに挑む葉子の姿が描かれる。三食で一人543円という予算、使用制限のある食材など、“刑務所の給食事情”もリアルに描写。さらに、 生瀬勝久 演じる総務部長・入江が「イカフライレモン」に難色を示し、刑務所内で波乱が巻き起こる。
ムショラン画像提供:NHK
そんな第2話でゲスト出演するのが濱田マリ。彼女が演じるのは、 関口メンディー 演じる受刑者・尾藤護の母、尾藤こずえ役だ。仕事で家を空けがちだった過去を抱えながらも、息子の更生を願い続ける母親という難しい役どころで、葉子たちのドラマに深みを与える存在となりそうだ。
ムショラン画像提供:NHK
小池は今後の見どころについて、「毎話登場する料理にも注目してほしい」とアピール。撮影現場で実際に振る舞われた「カレー」や「イカフライレモン」、さらに第3話に登場する「豆腐ドーナツ」は絶品だったと語っており、“深夜に見るとお腹が空くドラマ”としても話題を呼びそうだ。

共演には 中村蒼、 ともさかりえ、 國村隼 ら実力派が集結。主題歌は Chilli Beans. の「breath」が担当する。

「人は本当に変わることができるのか」――。食を通じて人と人が向き合う「ムショラン三ツ星」は、笑いと温かさの中に、現代社会への問いかけも込めた注目作となりそうだ。

土曜ドラマ「ムショラン三ツ星」は、5月23日よりNHKで毎週土曜22時から放送。全5話予定。第2話は30日放送、NHK ONE(新NHKプラス)で同時・見逃し配信される。

NHK「ムショラン三ツ星」