玉森裕太VS山田涼介、“旧ジャニ”主演の日10ドラマ対決で明暗!視聴率&TVerに差
日曜夜10時台に、人気アイドル主演のミステリードラマ2作品がそろい踏みしている。Kis-My-Ft2の玉森裕太が主演するテレビ朝日系「マイ・フィクション」(日曜午後10時15分)と、Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務める日本テレビ系「一次元の挿し木(いちじげんのさしき)」(日曜午後10時30分)だ。
ともに日曜10時台に放送され、主演は人気アイドル。さらに、先の読めない謎で視聴者を引き込むミステリー・サスペンスという共通点を持つ。7月期ドラマ序盤戦、視聴率と見逃し配信ではどのような差が表れているのか。2作品の魅力と反響を比較してみたい。
玉森裕太「マイ・フィクション」は“自分が消えた世界”の恐怖
「マイ・フィクション」は、事故を境に世界中の人々から自分の存在を忘れられてしまった平凡な介護士・伊川正樹の物語。玉森が主人公を演じるオリジナルのサスペンス・ラブストーリーだ。➡【全話あらすじ・見どころ】
事故後、正樹を待っていたのは、妻・真弓(宮澤エマ)をはじめ、周囲の誰も自分を覚えていないという信じ難い現実。さらに自宅には、同僚の多田義孝(ジャンボたかお)が“伊川正樹”として収まり、真弓も多田を夫だと信じ込んでいた。
自分の名前、家、そして最愛の妻まで奪われた正樹。そんな彼に手を差し伸べるシングルマザー・二宮由梨を森川葵、正樹を執拗に追う前科のある謎の男・津村大輔を野村周平が演じ、誰を信じていいのか分からない不穏な物語を加速させる。
初回の平均視聴率は世帯3.6%、個人2.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。第2話は世帯2.9%、個人1.6%となり、リアルタイム視聴率は2%台へとダウンした。
一方、TVerでは第1話が200万再生を突破。リアルタイム視聴だけでなく、見逃し配信で作品を追う視聴者からも注目を集めている。
SNSなどでは、目を覚ますと自分の家に見知らぬ男が収まり、妻も周囲もその男を“本物の伊川正樹”だと認識している異常な状況に「怖すぎる」「全部の違和感が怪しい」「クソゲーをプレイしているような絶望感」といった声が続出。
理不尽な世界に放り込まれ、精神的に追い詰められていく正樹を演じる玉森の、困惑や焦燥、絶望をにじませた表情にも「引き込まれる」「切ない」といった反響が寄せられている。
山田涼介「一次元の挿し木」、200年前の人骨と妹のDNAが一致
対する「一次元の挿し木」は、松下龍之介の小説を原作とするヒューマンミステリー。山田演じる遺伝子学を研究する大学院生・七瀬悠が、200年前の古人骨と行方不明の義妹・紫陽(堀田真由)のDNAが完全一致するという不可解な謎に巻き込まれていく。➡【全話あらすじ・見どころ】
物語の発端は、200年前のものとされる古人骨。そのDNAを鑑定した悠は、4年前に行方不明となった義妹・紫陽(堀田真由)のDNAと完全に一致するという衝撃の事実を知る。
なぜ200年前の人骨と現代を生きる妹のDNAが一致するのか――。
悠とバディを組み、謎を追う石見崎唯役を白石聖が演じるほか、発生生物学の世界的権威・仙波佳代子役で鈴木保奈美、悠の義父・七瀬京一役で佐々木蔵之介が出演。実力派キャストが重厚なミステリーを支える。
初回視聴率は世帯5.0%、個人3.1%でスタート。第2話は世帯4.2%、個人2.5%と数字を落としたものの、「マイ・フィクション」を世帯、個人ともに上回っている。
さらに、見逃し配信では記録的なスタートを切った。7月5日放送の第1話は、TVerで5~12日の1週間に342万再生を突破。初回配信数が初週342万回に達するのは、日本テレビ系ドラマ史上初の快挙となった。
TVer総合ランキング、ドラマランキングでも1位を獲得し、初回放送時にはXのトレンドでも1位に。「200年前の古人骨と行方不明の妹のDNAが完全一致する」という強烈な謎が視聴者の考察欲を刺激している。
「知的好奇心を刺激される」「考察が捗る」「続きが気になる」といった声に加え、山田と白石によるバディにも注目。「画面の透明感がすごい」「シリアスな物語だけど2人の並びが美しい」など、ビジュアル面への反響も寄せられている。
視聴率もTVerも山田涼介主演作がリード
第2話までの数字を比較すると、「マイ・フィクション」は世帯3.6%から2.9%、「一次元の挿し木」は5.0%から4.2%へと推移。ともに第2話で数字を落としたものの、現時点では「一次元の挿し木」が世帯、個人視聴率ともにリードしている。
TVerでも「マイ・フィクション」の第1話が200万再生を突破したのに対し、「一次元の挿し木」は初週342万再生。単純比較には配信期間などの条件を考慮する必要があるものの、山田主演作の記録的な反響が際立つ。
“自分の存在を奪われる”という日常崩壊型の恐怖で視聴者を追い詰める「マイ・フィクション」と、DNAと200年前の古人骨という科学的なテーマから壮大な謎を提示する「一次元の挿し木」。
同じ日曜10時台、人気アイドル主演のミステリーながら、前者は主人公の絶望に感情移入させるサスペンス、後者は謎を解き明かす考察型ミステリーと、その魅力は対照的だ。
序盤戦は視聴率、TVerともに山田涼介主演「一次元の挿し木」が一歩リードする形となった。“日10”で火花を散らす玉森裕太と山田涼介。今後、「マイ・フィクション」が巻き返すのか、それとも「一次元の挿し木」が勢いをさらに加速させるのか。2つのアイドル主演ミステリーから目が離せない。両作品ともTVerで第1話と第2話を配信中だ。