龍玉の存在が春児を救い運命に導く…ドラマ「蒼穹の昴」第8話予告動画と前回のあらすじ-NHK

2010年11月12日23時49分 
(2010年11月13日01時58分 更新)
ドラマ
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11月14日NHK総合で放送のドラマ「蒼穹の昴」は第8話「龍玉の歌」を放送、予告動画が公開されている。前回、上司の宦官をかばったために鞭打ち50回の刑に処せられる事になった春児(チュンル)だが、「龍玉」と春児を結ぶ天命によって救われる。それはまた春児を新たなる波乱の局面に立たせる事になる。

春児が上官の罰の代わりを申し出たのは、春児が自分に寵愛されていると思い込んだ傲慢さ故と見た西太后は容赦なく春児に棒叩きの刑罰を加える。ついに意識を失った春児が思わず口ずさんだのは、あの「龍玉」にまつわる歌だった。それを聴いた西太后は驚き、求めてやまない龍玉と春児の間にある天命の存在を確信するようになるのだった。九死に一生を得た春児だったが、回復途中の春児に舞い込んだ知らせは師匠・安徳海の危篤であった。

<第7話あらすじ>
清国に駐在する日本人記者の岡圭之助は、清朝の内政についての噂を耳にする。光緒帝時代に編纂された北洋艦隊のための軍事費の一部が、西太后の別荘として使われている頤和園の建設に流用されているという内容である。それは即ち贅沢のために軍事費を削り、対外的にも危機的な状況にある事を意味している。岡は頤和園で用いられる瓦1枚の驚くべき高額な値段を知り、流用された費用が莫大なものであると知った。この噂はやがて梁文秀の耳にも届き、科挙受験からの友人であった順桂や北洋海軍に所属する王逸との会話によって知る事となる。そんな時突然文秀宅に日本人の岡が訪れたが、それは噂について王逸から取材をするためだった。王逸は立腹し何も答えず去ってしまうが、その様子で文秀も事の重大さを認識する。文秀は宮中に参内した折に思い切って楊喜楨に真相を問いただす。噂だけだと思いたい文秀だったが、それが真実であると知らされて愕然としてしまう。一方、ミセス・チャンは西太后の話し相手として参内した折に、明治維新後の日本の成長振りと今後の国策についてそれとなく再考を促すのだが、我関せずといった西太后の前にはその意見も素通りされてしまう。

文秀の誕生会が行われたある日、文秀宅にはアメリカ人記者のトマス・バートンや揚喜楨の娘が招かれる。春児の妹・玲玲が使用人と間違われたことで祝いの席に一瞬気まずさが立ち込めるが、ミセス・チャンの機転によって場が丸く治められた。その聰明さに改めて魅力を感じた文秀は、いつしか密やかな思いをミセス・チャンに抱くようになる。
一方宮中の春児は、体調不良で集中できないことから西太后の言いつけを聞き逃してしまった上司の宦官が叱責されている際、つい罰の肩代わりを申し出る。上司の罪を部下が被ることの理不尽さをきっぱりと説く西太后は春児の対応に益々怒りを募らせ、春児に棒叩きの刑を言いつけるのだった。

<第8話みどころ>
これまでにも度々登場して春児の運命と深い関わりがあるとする龍玉が、いよいよ春児の運命に影響を与えてくる。何故安徳海が春児を見出したのか、そして西太后は春児と龍玉の関連をどう察知するのかが話の山場となる。
また、死に瀕した安徳海に対して春児は何をするのかも見せ場である。それは宦官というものがどういう立場にあってどんな考えやしきたりがあるのかという部分がドラマの基本となる場面である。

ドラマ「蒼穹の昴」第8話は11月14日(日)よる11時から放送。予告動画は、番組公式サイトの「あらすじ」で視聴出来る。


あらすじ|NHKドラマ「蒼穹の昴」

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