大河「逆賊の幕臣」新キャスト6人発表!山時聡真が福沢諭吉、武井壮がジョン万次郎に!古田新太ら実力派も集結

12時00分ドラマ
画像提供:NHK

松坂桃李主演で2027年1月10日(日)から放送されるNHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」の新たな出演者6人が、11月6日(金)に発表された。第9弾となる今回の発表では、幕末の激動期に徳川幕府を支えた幕臣や外交に携わった人物たちを演じる、渡辺いっけい、佐野史郎、吹越満、山時聡真、武井壮、古田新太の出演が決定。山時聡真が若き日の福沢諭吉を、武井壮がジョン万次郎こと中浜万次郎を演じることも明らかになった。6人の役柄と出演者コメント全文を紹介する。



大河ドラマ「逆賊の幕臣」は、松坂桃李演じる幕臣・小栗忠順を主人公に、安達奈緒子が脚本を手がける大河ドラマ。松坂桃李演じる主人公・小栗忠順(おぐり・ただまさ)を中心に、大沢たかお演じる勝海舟ら、激動の時代を生きた人々の姿を描く。

今回発表された6人は、いずれも幕府を支え、開国や外交、幕政改革に関わった重要人物たち。歴史の表舞台で活躍した偉人だけでなく、その陰で日本の未来を切り拓こうとした幕臣たちにも光を当てる。

■渡辺いっけい:大久保忠寛(おおくぼ・ただひろ)役
逆賊勝海舟の才能をいち早く見抜き、幕府での活躍の道を開いた旗本。武士としての誇りを何より重んじる堅物だが、外国事情にも精通する先見の明を持つ人物。勝を長崎海軍伝習所の幹部伝習生に推薦し、生涯にわたる盟友となる。誰よりも早く大政奉還を唱えた幕臣でもある。

渡辺いっけいは、「龍馬伝」「青天を衝け」などに続き、6作目の大河ドラマ出演となる。

【渡辺いっけい コメント全文】
主演の松坂桃李君演じる小栗忠順と大沢たかお君演じる勝海舟とのやり取りは台本を読んでいるだけでワクワクします。僕がやらせてもらう大久保忠寛氏は勝海舟を幕府に引き入れた役人であり、いち早く大政奉還を唱えた所謂「先見の明」がある人物。役者として非常にやり甲斐を感じています。幕末の役人達は少しでも選択を間違えれば命を落としかねない状況下だった訳で、きっと肝の座り方が違う。その中でも特に気骨があったと言われる大久保忠寛氏。その「居様」を少しでも感じてもらえるよう、真摯に役に取り組みたいと思います。

■佐野史郎:林復斎(はやし・ふくさい)役
逆賊幕府の最高学府・昌平坂学問所の大学頭を務めた儒学者。日本の外交史を熟知し、ペリー来航時には幕府の交渉責任者としてアメリカ側と対峙。巧みな交渉術によって通商を認めずに日米和親条約を結ぶなど、開国期の外交を支えた人物だ。

佐野史郎は「西郷どん」で井伊直弼を演じており、今回も幕末の重要人物に扮する。大河ドラマ出演は6作目。

【佐野史郎 コメント全文】
混沌とした内外の政治状況の中で、今回描かれる大河ドラマの果たす役割が非常に重いと実感するのは、現在の国家の形態の礎が、幕末から明治新政府が為される時期にあったからだ。そこで実際に何が行われていたかを検証し直すことで、今ある姿を、これからを見誤ることなく選ぶことができるかもしれないと思うのだ。

『西郷どん』で井伊直弼役を仰せつかり、今また、開国、交易を迫るペリーと渡り合い外交の最前線に立つ林復斎を務める。血塗られた幕末から維新へと至る戦の史実から目を逸らしてはならないだろう。

■吹越満:宇津木景福(うつぎ・かげよし)役
逆賊大老・井伊直弼(岡部たかし)を陰で支えた彦根藩士。長年にわたり井伊家に仕え、直弼が大老に就任すると、公務を補佐する側近として活躍した。直弼が日米修好通商条約の調印をめぐって辞意を漏らした際には、思いとどまるよう諫めたと伝えられるほど、厚い信頼関係で結ばれていた。

吹越満は「軍師官兵衛」「どうする家康」などに続く6作目の大河出演。井伊直弼役の岡部たかしとは20年以上の付き合いがあり、今回の共演を喜んでいる。

【吹越満 コメント全文】
過去、大河ドラマや映画などで名だたる方々が演じて来た井伊直弼の役は、ここに来て岡部たかし君がやるのだという。
岡部君とは公私にわたり20年以上の付き合いがあり、彼の「若い頃の姿」アルバイトをしながら小さな芝居を作り続けていたみたいな時代を知っていますから、今回の配役は喜びました。
思えば彼とは、同じ釜の飯を、え~と・・・食わせてやったり奢ったり、酒も奢ったり、なんなら彼の息子にも奢ったりしましたよ。
「なんで俺がお前の側近なんだ」
と、御大老に向かって言ったりしてゲラゲラ笑いながら真面目な顔して撮影快調。

■山時聡真:福沢諭吉(ふくざわ・ゆきち)役
逆賊のちに日本を代表する啓蒙思想家、教育者となる福沢諭吉の若き日を演じる。
中津藩の下級武士の家に生まれ、蘭学を学んだ後、英語の必要性を痛感して独学で習得。咸臨丸でアメリカに渡り、勝海舟らとともに西洋の文化や知識に触れていく。ドラマでは、偉人として知られる以前の、好奇心と行動力にあふれた青年時代が描かれる。
山時聡真は、スタジオジブリ映画『君たちはどう生きるか』で主人公・牧眞人の声を担当した若手実力派。大河ドラマは「いだてん~東京オリムピック噺~」以来、2作目の出演となる。

【山時聡真 コメント全文】
この度、福澤諭吉を演じさせていただくことになりました。お話をいただいた時は、「まさか、ずっと使っていた1万円札の福澤諭吉!?」と驚きました笑。
大河ドラマへの出演は今回で2回目となりますが、再び大河ドラマの世界に戻ってこられることを、とても嬉しく思っています。
撮影に向けて福澤諭吉について調べていく中で、これまで知っていた「偉人・福澤諭吉」という姿とはまた違う、一人の人間としての姿や、激動の時代を生きた中での考え方を知ることができました。
その時代を生きた福澤諭吉を自分なりにしっかりと感じながら、精一杯演じたいと思います。
ぜひ楽しみにしていてください。

■武井壮:中浜万次郎(なかはま・まんじろう)役
逆賊ジョン万次郎の名で知られる中浜万次郎を演じるのは武井壮。
土佐の漁師だった万次郎は、遭難した際にアメリカの捕鯨船に救助され、渡米。現地で英語や航海術を学び、11年ぶりに帰国した。その豊富な海外経験を買われて幕臣となり、咸臨丸の通訳として再びアメリカへ。船酔いに苦しむ勝海舟を支えながら、危険な航海を乗り越える。

武井壮は「花燃ゆ」「いだてん~東京オリムピック噺~」に続き、3度目の大河ドラマ出演となる。

【武井壮 コメント全文】
『逆賊の幕臣』で三度目の大河ドラマ出演の機会を頂き、関係する全ての皆様に感謝いたします。
人生でいつか幕末を生きられたら、と思っていたので、今回ジョン万次郎を演じる機会に恵まれた事を嬉しく思います。
中浜万次郎は貧しい暮らしから、漁師になるも船が難破し、無人島でアメリカの捕鯨船に拾われたことでアメリカに渡り、英語や米国の文化を身に付け、日本に戻り、幕末の志士を支える役職にまで上り詰める偉人ですが、その生き方に自らと共通した何かを感じています。
全力で万次郎として生き、日本を切り拓く一歩を踏み出したいと思います。

■古田新太:村垣範正(むらがき・のりまさ)役
逆賊徳川将軍直属の隠密「御庭番」の家系に生まれた幕臣。外交交渉に優れ、ロシア使節への対応などを経て外国奉行に昇進した。1860年には遣米使節の副使として小栗忠順らとともに渡米。帰国後もロシアによる対馬占拠事件への対応などで小栗と協力し、日本の外交を支える。

古田新太は「新選組!」「どうする家康」などに続き、4作目の大河ドラマ出演となる。独特のユーモアを交えたコメントからも、役柄への期待が高まる。

【古田新太 コメント全文】
村垣という役である。
外国奉行である。
ドルと両をうまくやらねばならぬ。
ややこしい事である。どうすんだよ。
ま、どうするかはドラマを見ていれば分かるのであろうが、まだ台本ではよく分からん。
徐々に分かるんだろうが、それも楽しみにしておこう。
ま、わからん事だらけだから、楽しみだらけという事だ。

■制作統括「歴史の敗者である徳川幕府の視点から描く」
制作統括の勝田夏子は、今回発表された6人について、主人公・小栗忠順とともに幕府を支えた人々だと説明。

特に大久保忠寛については、大政奉還といえば坂本龍馬ら土佐藩の人物が知られる一方で、幕臣にも早くからその構想を唱えた人物がいたことを強調した。また、福沢諭吉については「偉人が偉人になる前」の姿を、山時聡真が新鮮に演じると紹介。武井壮が演じる中浜万次郎については、国境を越えて活躍してきた武井自身の経験と重ね合わせ、期待を寄せた。さらに、2028年の大河ドラマの主人公にもなる中浜万次郎が、今回の作品にも登場することは、大河ドラマファンにとって興味深いポイントとなりそうだ。

これまで幕末を描いたドラマでは、坂本龍馬や西郷隆盛、勝海舟らが中心となることが多かった。しかし「逆賊の幕臣」では、歴史の敗者となった徳川幕府にも、日本の未来を真剣に考え、開国や近代化を推し進めた人々がいたことを描いていく。

今回発表された6人は、その歴史を新たな視点から描き出す重要な存在となりそうだ。

2027年大河ドラマ「逆賊の幕臣」は、2027年1月10日(日)放送開始。NHK総合では毎週日曜午後8時から放送され、初回は15分拡大版となる。NHK BSでは日曜午後6時、BSP4Kでは日曜午後0時15分から放送予定。NHK ONEでも同時・見逃し配信される。

◇NHK「逆賊の幕臣」