イ・ミンホ主演「走れ!サバ」、走るのは誰?

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【特集-韓ドラ】
「走れ!サバ」は、韓国版「花より男子」で道明寺司役を演じたイ・ミンホが主演の学園ドラマ。韓国お得意のシットコム(シチュエーションコメディ)に漫画的技法を加味し、問題学生が社会とぶつかりながらも元気に成長していく過程を描いたドラマ。韓国SBSで2007年に放送されたドラマで、イ・ミンホにとっては、2006年デビュー作「秘密の校庭」に続く2作目の作品。「花男」の大ヒットで、にわかに注目されている。

さて、またもや変わったタイトルだ。「走れ!サバ」…鯖?このドラマは海辺の物語ではない。それに、鯖は“走る”のではなくて“泳ぐ”のだ。
サバは「スズキ目サバ科の海水魚、マサバとゴマサバの総称。世界に広く分布し、代表的な食用魚で、韓国でも庶民的な魚として人気の食用魚」うーーん、主役は高校生たち。青春群像をコメディー&漫画タッチで描いた作品に、なぜサバが登場するのだッ!

そこで、サバにまつわる言葉を捜してみた。
① サバを読む=都合のよいように、数や年齢をごまかす事。
② サバの生き腐れ=魚が新鮮そうに見えても、すでに腐っていること。
共にサバが痛みやすく、ぐずぐずしていると腐ってしまうというところから来た言葉だ。
ということは、動いている“サバ”は、ピチピチして元気ということ?うーーん、確証がもてないので、いつものように原題から迫ってみよう。
走れ2007年当時、韓国では認知度の高い俳優たちではなくて、いきいきとした新人たちを起用して新しい人才発掘に力をつくすため、新人を起用したドラマたちが増えてきて、こういったドラマが新人俳優たちのスターへの登竜門になっていた。

「走れ!サバ」も同様で、当時まだほとんど無名に近いイ・ミンホたち新人俳優を起用して、ピチピチと元気のいい高校生役に抜擢した。待てよ!韓国では高校生のことを高等学生と呼び、次のように書く。
koutougakusei“高等”と“サバ”は日本語ではまったく別だが、ハングルではどちらも同じ“コドゥン”という音で表現する。魚を意味する“オ”という音は“語”と同じなので、高校生の生き生きとした会話を“高等語(コドゥンオ)”と表現することもできる。日本にだってギャル語があるんだから、納得できる。これで答えは出た!
「走れ!サバ」は、「走れ!元気な高校生たち」ということになりそうだ。

それにしても、“サバ”から“花男”に変身したイ・ミンホの成長振りはお見事!

「花より男子」については、ナビコン特集で「台・日・韓版、徹底比較」しているので、ぜひ参考にされたい。この特集では、理想の花男を選ぶ投票も受付中なので、イ・ミンホのファンの方は、参加してみては?投票はこちらから

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衛星劇場「走れ!サバ」放送中近日中に見所動画も公開予定のようだ。
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写真:衛星劇場より
放送年: 2007年(SBS)
出演者: イ・ミンホ、ムン・チェウォン、クォン・セイン、チョン・ユンジョ