PERSONA - trinity soul -全26話
愛する家族の運命をペルソナによって翻弄され、また自らのペルソナで最愛の女性の命までも奪ってしまった諒。そして彼は、人の精神をペルソナから解放することを望んだ。そんな兄の姿を垣間見て胸を痛めた慎は、すべての悲劇と混沌を終わらせるために様々な想いを剣に変え携えたペルソナを発現させる…。
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(C)ATLUS/ペルソナ~トリニティ・ソウル~製作委員会
ペルソナに纏わる数々の事実と、諒が抱えていた真実。そんな知る由もなかったことを次々と突きつけられた慎。無気力になった人々と同じように海辺で膝を抱えた慎の意識にありありと浮かぶのは、当たり前の日常としてそこにあったかも知れない家族の情景だった。その頃、稀人の地下施設にあった有機人工体が再起動して…。
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10年前のその日。綾凪市沿岸部を中心に突如起こった同時多発事故、そして原因不明の地震を含む多重災害。多くの人々が一瞬にして無気力症状態へと陥り、都市機能が麻痺したその瞬間、その爆心地と呼べる富山湾を望む海岸に、小松原彩音、そして両親とともに神郷諒がいた。その時、彼の腕の中に抱かれていたのは…。
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自身の記憶が造られたものであり、九條によって操られていたことを知った叶鳴。失意の中、叶鳴は仲間たちに別れを告げて一人海へと向かう。だが彼女が立っていたのは、慎とのささやかな思い出が刻まれた場所だった…。
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失った愛娘を蘇らせるという一念に衝き動かされていた九條。既に思想も理念もなく、それは無意識の海の摂理を脅かす妄執と化していた。稀人の潜伏する研究施設をつきとめた真田だったが、彼の最終行動は慎たちペルソナ使いに委ねられることとなった。
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洵を拉致した稀人たちは洵のペルソナを利用して、制御の限界を超えつつある複合ペルソナの安定を図ろうとした。そして慎は、かつてペルソナの研究に関与していた柊社長から、諒だけが知っていた両親の過去についての真実を知らされる。
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富山湾を中心に起きている不可解な事件と事象は、無意識の海より出でるペルソナを人が弄び続けたことに対する報いであると推測する真田。歪みそのものである稀人たちの複合ペルソナと、九條の研究へと到るまでの過去の開発データの滅却を命題に、慎たちに決戦の気構えを求める。そんな折、慎と洵は二人の時間を過ごす。
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不可解な行方不明事件は、富山湾とその沿岸地域において断続的に起きていた。そして、無気力さを深める人々の中には自らも消えたいと願う者たちが現れた。一方、消えた人々の帰還も確認され始めるが、彼らは肉体と精神の不一致という異変をきたしていた。そんな中で拓朗は、生き別れの父親を名乗る妙齢の女性と出会い…。
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洵は、自宅のそばの公園で「くじらのはね」を読む赤い髪の少女と出会った。アヤネと名乗るその少女に、これまで他者に対して抱いたことのない思いが芽生えるのを感じ、戸惑いながらも惹かれていく洵。その不思議な少女が、白い羽根と共に現れては消える謎めいた存在であることに気づいた慎は、胸騒ぎに突き動かされて…。
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八尾町にあるめぐみの実家で、洵に応急手当を施した慎たちは夜明けを待っていた。自分だけが臨んだつもりだった危険な場所に近づいた慎は、負傷してしまった洵を前にして、自分たちを遠ざけようとしたその諒の気持ちを実感する。その一方、同じ屋根の下では、めぐみが彼女自身の10年前と向き合っていた…。
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