一心太助 天下の一大事
「一心太助」ものの中でも最も痛快なエピソードである「川勝丹波」をもとに、かつては三河以来譜代を誇る旗本でありながら、老中諸侯に取り入り、御城改築奉行となった川勝丹波守が、その職権を笠に許婚者のある腰元に側室務めを強要するのを皮切りに、出入り御用商人と結託、御用材の横流し、大久保屋敷の空地横領等の横暴の限りを尽くす。それを知った大久保彦左衛門と自称一の子分・一心太助が持ち前の侠気と江戸っ子気質を爆発、一命賭けて暴力に泣く江戸市民を守って魚河岸連中を総動員し敢然天秤棒を振り上げての大立ち回りを繰り広げる痛快娯楽時代劇!監督 沢島忠(1958年 91分)
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