交流重賞「第38回北海道2歳優駿(JpnIII)」枠順決定、当日生中継!
交流重賞「第38回北海道2歳優駿(JpnIII)」(1800m、11月10日、門別)の枠順が発表された。2歳牡馬初の交流重賞で、12月の「全日本2歳優駿(JpnI)」(1600m、川崎)のステップレースとなる。
出走馬14頭の内訳は、北海道10頭、JRA4頭。この時期の2歳馬は強い北海道勢にJRA勢が挑む。
JRAのオーブルチェフは、デビューの新馬(芝1800m、新潟)こそ後方から差を詰めただけの1.2秒差6着だったが、それ以降は2歳未勝利(1800m、中山)1.2秒差1着、「プラタナス賞」(1600m、東京)0.8秒差1着と、好位からあっさりと抜け出して快勝している。来年は、ドバイの「UAEダービー(G2)」(オールウェザー1900m、メイデン)から、アメリカクラシック第1弾「ケンタッキーダービー(G1)」(2012m、チャーチルダウンズ)のローテーションを敷いているほどの期待馬だけに、ここでは負けられないだろう。
北海道のイッシンドウタイは、デビューから8戦を消化しているが、このところは成績が安定している。「ウィナーズチャレンジ」(1700m、門別)0.4秒差3着、「アポイ山荘特別」(1700m、門別)0.2秒差のレコード勝ち、「サンライズカップ」(1700m、門別)0.0秒差1着と、北海道の大将格。後方からまくり気味に追い上げるレースぶりはすっかり板についており、ここもオーブルチェフを前に見ながら動くはず。
北海道のゴールドメダルは、4戦2勝2着2回で、負けても0.2秒差と底を見せていない。「イノセントカップ」(1200m、門別)を0.4秒差で逃げ切ったかと思うと、続く前走のサンライズカップは好位から伸びてイッシンドウタイにハナ差惜敗。イッシンドウタイの末脚に屈したが、この馬の強さも感じさせる敗戦だった。ここは、前にオーブルチェフ、後ろにイッシンドウタイを見ての競馬になりそうだが、好勝負は必至。
北海道のステルミナートは、5走前の「栄冠賞」(1200m、門別)で0.8秒差5着だったが、6着だったイッシンドウタイには0.4秒先着している。その後は、JRAの芝オープン戦線に矛先を転じ、4戦して2着1回。負けても1.0秒差以内で、芝のオープンでも十分に通用している。ダートは5戦ぶりだが、距離に不安もなく、掲示板以上も望める。
JRAのケージーハヤブサは、デビュー戦の新馬(芝1400m、新潟)こそ1.8秒差6着だったが、ダートに転じてからは未勝利(1200m、新潟)0.3秒差2着、未勝利(1200m、新潟)0.5秒差1着と差して良し、逃げて良しの競馬を展開している。ファスリエフ産駒で早熟タイプのスプリンターで距離に不安はあるが、同型をさばき切れれば逃げ残りもある。
JRAのベルモントレーサーは、新馬(1700m、札幌)で好位から0.2秒差抜け出して快勝。大型馬で、このメンバー相手に1戦1勝では不安だが、スパイキュール産駒で母の父がアジュディケーティングとダートに的を絞った配合。勝つまでは厳しいだろうが、面白い存在ではある。
「北海道2歳優駿」枠順
レース当日の生中継