JAXA、「こうのとり」3号機のISS離脱、再突入に向けて関係者へのインタビューなどをダイジェストビデオで紹介

2012年08月30日18時43分暮らしと文化
ISSのロボットアームに把持され、補給キャリア非与圧部に
戻される曝露パレット((C)JAXA/NASA)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターは、「SPACE@NAVI-Kibo WEEKLY NEWS 第173号」を公開、宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)の9月7日に迫った国際宇宙ステーション(ISS)離脱と、その後の大気圏再突入に向けた準備などに関してダイジェストビデオで紹介する。

こうのとり3号機は、飛行22日目以降に、補給キャリア与圧部内からISS内への物資の運び出し、ISS内から補給キャリア与圧部内への不要品の積み込みを行う。
ISS分離前日には、ISSからの分離準備として、照明装置、煙探知機、消火器、PBAの取外し(ISSへ保管)、CBMの制御装置(CPA)の取付け、ハッチ閉鎖、結合部の配線・ケーブルの取外し、IMVの停止などを行う。
ISS分離日には、ISSから分離し、ISSのロボットアームで把持。CBMのボルトを解除し、ISSのロボットアームで放出ポジションへ移動され、誘導・航法及び制御装置(GNC)の起動、スラスタ噴射準備を行う。そして、ISSのロボットアームの把持を解放し、ISS軌道からの離脱噴射が行われる。
再突入では、軌道離脱制御、再突入・再突入データ収集装置i-Ball、NASAの再突入データ収集装置REBRの放出が行われる。
ダイジェストビデオでは、この再突入などに関する関係者のさまざまな声も聴くことができる。
また、ビデオ後半では、ミッションに備え訓練を続ける金井宣茂宇宙飛行士からのメッセージも届けられる。

ビデオライブラリ「SPACE@NAVI-Kibo WEEKLY NEWS 第173号」