伝説の女優・夏目雅子の夫・伊集院静の自伝小説「いねむり先生」を藤原竜也主演でドラマ化!予告動画公開中
急性骨髄性白血病により27歳という若さでこの世を去った伝説女優・夏目雅子…彼女の夫である作家・伊集院静の自伝小説を藤原竜也が主演し、西田敏行、波瑠、谷原章介、阿部サダヲといった豪華キャストでドラマ化した「いねむり先生」が、明日15日(日)のテレ朝「ドラマスペシャル」で放送、番組サイトでは予告動画が公開されている。
自伝小説「いねむり先生」は、27歳で夭逝した妻である女優・夏目雅子を失った著者・伊集院静がたどった、喪失、絶望から再生への道のりを描いた、自伝的小説の最高傑作。発売以来4か月で40万部を超えるベストセラーとなった感動作。
サブローが、最愛の妻のマサコを失ったショックから立ち直れず、酒やギャンブルに溺れ、幻覚に苦しむ中、大物作家であり、“ギャンブルの神様”と呼ばれる一人の人物と出会ったことで、救われていく様子を描いている。
サブローは若き日の伊集院静で、“ギャンブルの神様”と紹介している先生こそは、 「離婚」で第79回直木賞を受賞した作家・色川武大であり、阿佐田哲也の名前で「麻雀放浪記」などのギャンブル小説を書いた人物。先生もまた突然睡魔に襲われるという難病“ナルコレプシー”に侵されており、先生もまたサブローによって癒される。
“友情”とよぶには不可思議な関係であり、“敬愛”とよぶにはあまりに濃密な感情を綴った小説を、ドラマでどのように描いていくのか?
原作者の伊集院静は、「西田敏行さんがいねむり先生によく似ていらしたので驚きました」と言いながらも、自分の役を演じる藤原に対しては、「男前すぎますが、放浪する若者の雰囲気がよく出ていました。二人を囲む豪華出演者の方といい、仕上がりを楽しみにしています」と、ドラマの仕上がりに満足の様子。主演を演じた藤原や西田の作品にかけるアツい思いは、番組サイト「みどころ」に掲載されている。
また、「ニュース」には、主人公・サブローを演じた藤原竜也と、最愛の妻・マサコ(=夏目雅子)役を熱演した波瑠が、昨日、夏目さんが眠っている都内墓所を訪ね、墓前に完成を報告したことを紹介している。珠玉のドラマに仕上がった同ドラマを、どのように紹介したのか、気になる方はチェックをどうぞ。
■あらすじ
1986年秋――。最愛の妻・マサコ(波瑠)が、急性骨髄性白血病により命を落として1年…。サブロー(藤原竜也)は妻を亡くしたショックから未だ立ち直れず、絶望と悲しみのために心を病み、度々現れる幻覚に苦しんでいた。そして、その恐怖を振り払うかのようにギャンブルと酒におぼれていた。
そんなサブローが、思い出の残りすぎるマンションを処分し、故郷に帰ろうとしていた矢先、麻雀仲間の漫画家・黒上(阿部サダヲ)に一人の人物に紹介される。新宿の路地裏のバーへと連れて行かれたサブローは、いちばん奥の席で眠りこんでいた人物に紹介される。この人物こそは、直木賞作家にして“ギャンブルの神様”の異名を持つ“先生”(西田敏行)だった。
目覚めた先生は、サブローたちを怪しげな中華料理店に連れて行き、ラーメンやギョウザを猛烈な勢いで平らげ、また眠ってしまった。先生は、突然の睡魔に襲われる“ナルコレプシー”という難病を患っていた。そのため先生の生活スタイルは、目が覚めて腹が減っていれば食事をするパターンで、ぷくぷくと太ってしまったらしい。そんな先生を黒上は、チャーミングと褒めちぎり、サブローもまたひと目見た瞬間から、先生の人柄に魅了され、不思議な安堵感を覚えていたのだ…。
数日後、黒上とサブローは先生の家によばれ、有名ミュージシャンの井野(谷原章介)と共に雀卓を囲む。“雀聖”といわれる先生と打つ幸せに、興奮するサブローだったが、その夜、先生もまた幻覚に悩まされているという秘密を知る。
そんな中、サブローが地方の競輪場をはしごしながら故郷に帰るつもりだと先生に話すと、先生が一緒に“旅打ち”に連れて行ってくれないかと頼んできた。先生もまた、心の闇を抱えるサブローに何かを感じ取っていたのだろうか…。
こうして、サブローと先生の奇妙で楽しい旅がはじまるが…。
不器用で魅力あふれる男2人の魂の交流と心の再生を描く、感動の物語「いねむり先生」は、明日15日(日)、テレビ朝日「ドラマスペシャル」で放送。予告動画は番組サイトでどうぞ。
◇テレビ朝日「ドラマスペシャル いねむり先生」番組公式サイト