コカ・コーラ、「シュウェップス カシスグレープ」を発売、久保田利伸出演TVCMとメイキングを公開

コカ・コーラシステムは、炭酸飲料「シュウェップス カシスグレープ」を2月24日から発売、久保田利伸が出演するTVCM「ルールを遊べ DOG」篇と、そのメイキングを公開した。
TVCMは、公園でくつろぐ久保田利伸の愛犬(フレンチブルドッグ)が、女性が抱えたかわいらしいプードルと仲良くなりたいのに、なかなか振り向いてもらえず、飼い主である久保田利伸に助けを求めるところから始まる。
そんな愛犬の眼差しに気づいた彼は、同飲料をひとくち飲むと、たちまち斬新なアイデアがひらめく。彼は、愛犬の代わりに男らしい声で「バウッ！」と吠える。すると、その男らしい声に反応し、プードルが女性のかばんから飛び出し、2匹は駆け寄り出会う。
女性が自分の犬を追いかけていると、彼女は久保田利伸に気づき、同飲料を飲みながら2人で談笑する。

楽曲は、彼が「シュウェップス」の味わい、「ルールを遊べ」をテーマに制作した新曲「Free Style」。経験を積んだ大人たちに向けて、音楽の側面から「ルールを遊べ」というメッセージを力強く後押しする。
「新シュウェップスの企画と、スタッフの熱意ある思いにお応えするためにあれこれ悩みましたが、僕のキャリアの中でも実にフレッシュな1曲ができました。
今回のシュウェップスの味わいと爽快感に合う音楽は安直なものでなく、格好良くひねりをきかせたかったんです。なんてったって大人の炭酸飲料ですからね！
『ルールを遊べ』というテーマですから、そこにはやはり“にやり”とするようなシュールなものを感じてもらいたくて。結果、自分の心の赴くままに、既成のルールをとっぱらい楽しんで取り組みましたら、なかなか粋なものができました。CMとの相性バッチリです。歌詞も大人の応援ソングとなってます。ぜひ楽しんで聴いてください」と語っている。

撮影は、12月下旬、東京近郊の公園で行われた。当日の天気予報は曇りのち雨。雨が降る前になるべくたくさんのシーンの撮影をと、早朝から撮影が行われた。吐く息は白く、薄曇りの空の下、セッティングを行うスタッフたちは言葉少なに黙々と準備を進めていく。
今回のCMで久保田利伸が演じるのは、緑豊かな公園でうららかな日差しの中、愛犬(フレンチブルドッグ)とくつろいでいる男性。衣装はグレーを基調とした遊び心のあるジャケットスタイル。
いくら屋外用のヒーターが数台設置されているとはいえ、極寒の中の撮影。もちろん、撮影中は一切コートを着ることが許されない彼は、かなり寒いはずだが、笑顔を絶やさず撮影をこなしていく。
いい表情で撮れたときには、カメラが回り切るのを確認するや、親指を立てて「カット！　今の最高じゃない!?　いやー！　今の良かった！」と、監督よりも先にカットの声をかけ、監督が「俺より先に！」とあわてる場面も。スタッフからも笑いがどっと沸き、現場は和気あいあいとした雰囲気になる。
今回の撮影の中で1番難しかったのは、久保田利伸や、プードルを連れている女性役だけでなく、わんちゃんたちの演技が問われるという点。
吠えるタイミング、走るタイミングはもちろん、彼の愛犬がプードルを見つめるシーンや、その愛犬が彼に助けを求めるシーン、そして、2匹が仲良く並んでいるシーンなど、わんちゃんが鍵を握るシーンもたくさんある。
撮影の途中で喧嘩をしてしまった2匹のためにお散歩タイムがとられるなど、普段の撮影現場ではあまり見られないハプニングもあった。久保田利伸は、なかなか思うような演技ができない2匹にも終始優しい。
途中で日が暮れ、雨も降りだしてしまったが撮影は続行。屋外の設定のため、撮影中は傘もさせない。それでも彼は笑顔を絶やさない。
最後のシーンを撮り終わって、撮影の感想を聞かれたときの「僕にとっては音楽を歌ったり作ったりするのは楽なんですが、演じるというのは難しいので役者さんを尊敬しています」という言葉に、スタッフたちは衝撃を受けて脱帽する。
日本を代表するシンガーソングライター兼音楽プロデューサーでありながらも、常識やルールにとらわれず常にチャレンジし続けてきた彼の底知れぬプロ意識を感じた撮影だった。
こうした撮影の様子は、メイキングで見ることができる。

◇日本コカ・コーラ「シュウェップス」TVCM/Movie