11日「ルーズヴェルト・ゲーム」は拡大SP!青島製作所倒産の危機?沖原(工藤阿須賀)野球部加入なるか!予告動画-TBS

2014年05月11日11時12分ドラマ

前回は、沖原(工藤阿須賀)を苦しめた過去と現在の出来事を丁寧に描いたが、11日(日)の第3話では、ついに沖原が野球部への入部を決意する!だが、細川(唐沢寿明)はあくまでも派遣社員・沖原のリストラを指示…果たして沖原は会社に、野球部に加入できるのか?そして、イツワ電器から実用新案権の侵害で提訴された青島製作所には倒産の危機が!細川はこれをどう逆転するのか?今夜の「ルーズヴェルト・ゲーム」は10分拡大スペシャルで放送、予告動画は番組サイトで視聴できる。

■前回復習
青島杯は、沖原の活躍で製造部が勝利。青島会長(山﨑努)と細川(唐沢寿明)との賭けは青島の読み通りとなり野球部は次の都市大会まで延命されることに。一方、メンツが丸つぶれとなった野球部だが、悔しがるより沖原(工藤阿須賀)の見事な投球に魅了され、入部するよう勧誘。しかし、沖原は首を縦に振らない。そこで彼の経歴を調べると、高校野球の常連校で高校1年の時点にすでに145キロを投げる名ピッチャー。しかし、暴力事件を起こしたことで母校は出場停止となり、沖原も退部させられた。暴力事件を起こしていたということで、沖原の入部を嫌う部員もいたが、大道監督(手塚とおる)が新聞記者に頼んで調べたところ真相が分かった。すべては沖原にエースの座を奪われた先輩ピッチャーのいじめから始まったのだ。この先輩は、毎日のように沖原に暴言を吐き、監督が帰った後、沖原にバッティングピッチャーとして300球以上も投げさせた。これに耐えた沖原だったが、女手一つで沖原を育ててくれた母親のことを冒涜する一言に堪忍袋の緒が切れ、ついに怒りの鉄拳!これが先輩の父親である地元の有力者の耳に入り、真相は伏せられ“沖原暴力事件”だけが先歩きし、母校は公式戦出場停止となり、沖原は退部させられてしまったのだった。そしてその先輩こそがイツワ電器のエースの如月一磨(鈴木伸之)だった。
一方沖原は、高校卒業後、青島製作所に派遣社員として、母を楽にしてやりたいとの一心で、正社員になるべく真面目に働いていた。そんな中、コンピューターの管理システムに不具合が生じ、間違った発注が出された。しかし沖原はいつもと違う商品発送に気づき、事前に上司の竹本リーダー(有薗芳記)に発注ミスの疑いを確認していた。ところが、竹本はこれに取り合わずそのまま発送指示を出してしまったために引き起こしたミスだった。
取引先からのクレームが入り、朝比奈部長(六角精児)はすべてを沖原一人の責任に押し付けた。何しろ数億円かけて開発したシステムに不具合が生じたとなれば、製造部責任者である朝比奈部長の立場がない。ことの重大さを知った竹本はこっそり管理システムを書き直し、朝比奈もこれを容認した。しかし、細川がすべてを見抜き、しらを切る朝比奈に「会社のためなら隠蔽も結構!だが、どうせ隠蔽するなら最後まで隠し通せ!そんな能力がないなら二度と私の邪魔をするなッ!」と一喝。残すは、期日までに正しい製品の再発送。沖原に責任を負わせている製造部では誰も手伝おうとしない。そんな中、野球部全員が作業を手伝い無事納期に間に合った。しかし、そんな沖原はリストラ候補に挙がっていた。
一方、ジャパニクスの諸田とイツワ電器の坂東からの執拗な嫌がらせが続いていた。ジャパニクスからの8割の減産と値下げの条件をのんだ青島製作所に、今度は…。

■第3話
ライバル会社・イツワ電器から実用新案権の侵害で提訴された青島製作所。細川(唐沢寿明)はイツワ電器の狙いが勝訴はなく、訴訟されたことで青島製作所に風評被害を与えることだった。イツワの狙い通り、青島製作所には取引先から次々と取引の中止や一時見合わせが入り窮地に追い込まれる。
細川は訴訟問題の早期打開策として和解交渉を申し出ようとするが、ジャパニクスの筆頭顧問弁護士でイツワ電器の弁護士も務める国鱒(蛍雪次朗)からは200億円の賠償金を払わなければ和解には応じないと突っぱねられてしまう。細川は専務の笹井(江口洋介)から経団連の副会長である上田に働きかけ、イツワ電器と裏で通じているジャパニクスの諸田社長(香川照之)にあえて和解交渉の仲裁役を務めさせるよう仕向け、ようやくイツワ電器の坂東(立川談春)を和解協議の場につかせるのだが…。
一方、野球部員たちの熱意により野球部への入部に心を動かしつつあった沖原(工藤阿須加)は細川が打ち出した大規模なリストラ敢行により、解雇の対象者にされてしまう。そんな矢先今度はピッチャーの萬田(馬場徹)に異変が起こり…。

細川社長を演じる唐沢寿明の舌好調なセリフがスカッとする「ルーズヴェルト・ゲーム」だが、小説を先に読まれた方には、原作では年配の笹井専務役が唐沢より年下の江口洋介や、大柄なはずの大道監督役(手塚とおる)のキャスティングに戸惑う方もいたのでは?しかし、その演技力でまったく違和感なくドラマの中の笹井や大道を具現している。そして小説とドラマとの一番の違いは、野球の描き方にあるだろう。原作者の池井戸潤は、この本を書くにあたって「野球シーンを極力少なく描くこと」を心掛けたそうだ。紙面で語られる野球の描写には限りがあり、読者の想像力に任せた方がいいとの判断だろう。そして、そんな原作者が一番期待したのが、ドラマで見せる野球シーン。いよいよ第3話では、沖原が野球部への入部を決める。果たして沖原のリストラは再考され、野球部で活躍できるのか?そして、今夜は、細川はどんな逆転劇をみせてくれるのか ?

池井戸潤原作のドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」は、毎週日曜日夜9時からの「日曜劇場」で放送。第3話は11日(日)拡大スペシャルで放送される。予告動画は番組公式サイトでどうぞ。

TBS「ルーズヴェルト・ゲーム」番組公式サイト