「馬医」第50話(最終回)あらすじと見どころ:顕宗の英断と重臣たちの反感!そして新しき道へ…

2015年09月11日09時20分ドラマ
(C)2012-13 MBC

重篤の顕宗を開腹手術でみごと命を救ったクァンヒョン!王は、そんなクァンヒョンに感謝し、前代未聞の異例の任命!重臣たちは反感を抱き、大妃に直談判するが…第50話(最終回)の詳しいあらすじと見どころを紹介、予告動画はYoutubeにて視聴できる。
(以下、NHKBSプレミアムにて2013.07.07~2014.6.29放送時に紹介したものです)



【「馬医」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)や見どころ、時代背景、実在人物とキャスト紹介、豆知識などドラマをもっと楽しむための情報を紹介している。

■第50話(最終回)「そして新しき道へ」
王、顕宗(ヒョンジョン)は自分の命を救ったクァンヒョンを御医(王の主治医)に任命。試験を受けずに医官になったクァンヒョンにはその資格がなかったが、王は実力を認めて英断したのだ。重臣たちは、クァンヒョンが正三品堂上官となることに反対し、顕宗に任命を取り下げるよう要求する。一方、クァンヒョンも戸惑っていた。実は、地位や名誉でなく、亡父カン・ドジュンの遺志を継ぎ、医官を辞めて貧しい民の治療に専念しようと考えていたのだ。悩むクァンヒョンにサアム道人は、御医になっても民の治療はできること、そして権力のあるものを抑え込むには自らが高い地位になることが必要だと諭し、クァンヒョンは王の命を受けることを決意する。

御医となったクァンヒョンは、これまでの賄賂や両班優先の治療などの悪しき慣習をすべて排除し、医療改革を果敢に断行。名門カン家の屋敷も薬草院に改築し、民のために献身的に動く。そんなクァンヒョンのやり方に、医官や医女たちもやりがいを感じ始める。

クァンヒョンたちは、実費診療の治腫院に加え、無料の私設薬房の開設も計画する。これは50年以上続いた「存愛院(チョネウォン)」をモデルにしたもの。壬辰倭乱後に尚州の両班と民が共同で出資形式で設立した。余裕のある民が賛助会員になって費用を分担し、余裕のない民は薬草を採って診療所に納める。診療所をそれを売って資金を得ることで、患者から治療代を取らずに済む。ここで問題は販路だが、薬契が再登場する。医女姿のチニョンが現れ、元締めのヨンダルは自分だと仲間たちに明かす。カヨンは得意の清国語で薬材輸入を担当する。そんなカヨンにテジュが片思い?

そんな中、左議政に賄賂を渡して便宜をはかってもらっていた町医の薬房たちが猛烈抗議するが、金がある人は町医に行くんだから!とクァンヒョンがピシャリと黙らせる。

馬医チニョン(イ・ヨウォン扮)一方、学問を磨くために清国へ行く決心をしたソンハは、長く暮らしたカン家の屋敷を訪ねチニョンに会う。翌日、クァンヒョンからソンハからの贈り物と手紙を受け取ったチニョンは、ソンハが清国へ立つことを知る。手紙には、「チニョンへの贈物を婚礼用の簪(かんざし)にしようか、絹の靴にしようか考えたが、チニョンに一番似合うものにした。これは、少しでもお前の傍を守りたい私の最後の欲かもしれない」と、認めてあった。港に駆けつけチニョンは、ソンハの乗る船を涙ながらに見送る。

いよいよ、クァンヒョンとチニョンの婚礼の日。新郎新婦はこの佳き日にもギリギリまで患者の世話。しかし、落ち着かないクァンヒョンは失敗ばかり。とうとう追い出されてしまう。同じく追い出されたチニョンを見つけ、「これ以上高いものは買ってあげられないと思うけれど、一生この手を離さない」と、チニョンの指に優しく指輪をはめる。
式では、美しいチニョンの姿にデレデレのクァンヒョン。大勢の人々に見守られ二人は初恋を実らせる。

数年後、オ・ジャンバクはイノクと夫婦に。キベはお見合い。サアム道人とカヨンは清国で医術を学んで帰って来る。医女になったカヨンの帰国を心待ちにしていたのは、インジュやテマンと一緒に出迎えに来たテジュ。一方、クァンヒョンは地方の県監となったが、直接民の生活や苦情を聞き回り、伝染病などの予防や医術を広めていた。一児の母となった妻チニョンも相変わらず患者の世話に明け暮れていた。

馬医少年クァンヒョン(アン・ドギュ扮)そんな折、堤防が崩れ人馬にも被害が。県監クァンヒョンは、ケガを負った民はもちろん馬まで治療し、獣の命の大切さをも知らしめる。そんなクァンヒョンの行動をやめさせてほしいと、官吏たちはチニョンに頼むが、チニョンは止めるどころか、これこそが「クァンヒョンが最もよく似合う、嬉しいこと」と、官吏たちをあきれさせる。身分は高くなったクァンヒョンだが、その笑顔は初めて鍼を打った頃の少年クァンヒョンと何も変わっていなかった。

これまで何かにつけてクァンヒョンにケチをつけてきた大妃が、重臣たちを黙らせる。正三品堂上官は、今でいう官庁の長官クラス。正式に医官になったクァンヒョンは青い朝服を着用しているが、正三品堂上官になれば赤い色を着用することになる。詳しくは[ 朝鮮王朝豆知識 ]◆官職の品階で紹介している。果たして、クァンヒョンは赤い朝服を着続けるのか?それとも脱ぐのか?最終回は、チニョンのかわいい花嫁姿も見られるのでお楽しみに。婚礼服や新婦のほっぺの赤い丸、朝鮮時代の婚礼についてはこちらで詳しく説明している。少年期だけでなく、折に触れて回想シーンに出てきた少年クァンヒョンと少女チニョン。演じたのは「奇皇后」でワン・ユの少年時代を演じたアン・ドギュと「がんばれ、ミスターキム!」のノ・ジョンウィ。そして彫刻美男子ソンハの少年時代を演じたのはやはりイケメン子役のナム・ダルム。「トンイ」で王族ウンピョン君を演じた。

■キャスト
ペク・クァンヒョン役:チョ・スンウ
チニョン役:イ・ヨウォン
ソンハ役:イ・サンウ
イ・ミョンファン役:ソン・チャンミン
チャン・インジュ役:ユソン
コ・ジュマン役:イ・スンジェ
ヒョンジョン王役:ハン・サジン
スッキ王女役:キム・ソウン
ウンソ役:チョ・ボア
 ほか

kandoratop 【作品詳細】 【「馬医」を2倍楽しむ】

NHK「馬医」番組公式サイト
YouTubeポニーキャニオン「馬医」予告動画
 2014.09.27~2015.09.12  08:30-09:30 再放送(BSP)
 2013.07.07~2014.6.29 21:00-22:00(BSP)