戦後の日本を歌で元気に!「紅白歌合戦」誕生秘話!NHK総合 松山ケンイチ主演「紅白が生まれた日」あらすじと予告動画
終戦から4カ月後の大晦日、「紅白歌合戦」の前身となった「紅白音楽試合」が放送された!GHQの占領下で苦しむ人々に歌声を届けようと奮闘する歌手やスタッフたちの実話を元にした物語!出演は松山ケンイチ、本田翼、星野源、高橋克実ほか。NHK総合21日(土)夜9時「紅白が生まれた日」予告動画は番組公式サイトで公開。
年末の風物詩といえばNHK紅白歌合戦。ここ数年は視聴率が下がったなどと言われているが、それでも「今年はどんな歌手が出場するのか」と、毎年話題になっている。歌で人々を元気にさせる番組、嬉しい気持ち、楽しい気持ち、幸せな気持ちで新しい年を迎えられる…それが「紅白歌合戦」である。テレビ放送が始まる前までは、当然のごとくラジオ放送、番組名は「紅白音楽試合」。これが後の「紅白歌合戦」になる。
21日(土)NHK総合夜9時から放送される「紅白が生まれた日」は、まさにNHKの歴史をドラマ化したもの。番組に出場した歌手も実名で登場する。白組の司会は喜劇王・古川ロッパ(六角精児)、紅組の司会は男装の麗人、ターキーこと水の江瀧子(大空祐飛)、戦後の大ヒットソング「リンゴの唄」を歌った並木路子(miwa)、ジャズ・ブルースの大物歌手・ディック・ミネ(遠藤要)、戦中、戦後大人気だった歌手で芸者の市丸(原史奈)、戦前戦後の流行歌手・霧島昇(竹森千人)などなど…。当時を知る世代はもちろんのこと、知らない世代にも「紅白歌合戦」が誕生するまでの秘話をぜひご覧いただきたい。
■あらすじ
昭和20年、戦争が終わって出征していたNHKのディレクター・新藤(松山ケンイチ)が職場に戻ってきた。しかし放送局はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の管轄に置かれ、細部にわたって厳しい指示が下されていた。その中に、日系アメリカ人で通訳のジョージ馬淵(星野源)は、見かけは日本人なのに、常に居丈高な物言いをして、NHK職員たちから煙たがられていた。
そんなある日、GHQから新しい歌番組を制作するよう指示が出る。そこで新藤は元女子アナ・光江(本田翼)らの意見を取り入れ「紅白歌合戦」を提案。企画書を提示するのだがジョージ馬淵から「合戦」という言葉が、戦いを奨励するからよろしくないとクレームが入り、仕方なく「紅白音楽試合」と名称を変えた。さらに馬淵からは「1分1秒、全て台本通りに進めろ」と命令されるのだが…。一方、歌手同士を対決させることにレコード会社は猛反対。さらに番組の目玉としていた並木路子(miwa)は戦争の傷跡が残る中、「リンゴの唄」は歌えないと言いだし…次から次へとトラブルが発生。はたして番組は無事放送されるのだろうか…。
NHK総合3月21日(土)夜9時より放送「紅白が生まれた日」。出演は松山ケンイチ、本田翼、miwa、小林隆、六角精児、大空祐飛、星野源、高橋克実ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
◇NHK総合 放送90年ドラマ「紅白が生まれた日」番組公式サイト