【韓国文化】史劇ファン必見!歴史ドラマに見る女性の髪型を動画で紹介。
近頃、日本でブームになっている韓国歴史ドラマには、大きく分けて、「朱蒙」「太王四神記 」などに代表される戦闘モノと、「女人天下」「張禧嬪(チャン・ヒビン)」など韓国版大奥モノとがある。
中でも、韓国版大奥モノで重要な役目を担っているのが、舞台となる宮廷の女人たちの髪型だ。当時の宮廷の女人たちは、王妃から下働きの女性に至るまで細かくその身分が決められており、着用する衣装と髪型も厳しく規制されていた。特に髪形については一目でその違いがわかりやすく、ドラマを観るうえで大きく役立つ。この歴史上の女人たちの髪形について、KBSが動画ニュースで紹介している。(動画ニュースに収録されている映像は、キーセンが主人公のドラマ版「ファン・ジニ」)
※ナビコン『韓ドラ』ここが知りたい!でも、韓国歴史ドラマに関係する“ドラマ年表”や“楽しい記事”がたくさんあるので、あわせてご覧いただきたい。
*** 以下、記事翻訳 ***
女性たちがヘアースタイルに敏感なのは、昔も今も同じ。三国時代から朝鮮時代まで、昔の女人たちにはどんな頭が流行したのだろうか?
<リポート>
美の完成はヘアースタイルから とは、昔も今も変わらないようだ。
高句麗古墳壁画に見られる三国時代のヘアースタイルは、高く結った髪の束を垂らして空に飛ぶような自由奔放さが自慢だ。
統一新羅時代には宝石と花で髪を飾るのが流行した。
朝鮮英・正祖時代には髪を上げるカチェが贅沢だと朝廷から禁止令が下ると、木で作ったカチェまで登場するなど、女人たちの美への欲求までは防げなかった。
キーセン(芸者)たちは、国法にそむいてまで長く結った頭のカチェを(頭の)上や横に盛り上げておしゃれをした点が異彩を放っている。
昔の女人たちのヘアースタイルを蘇らせたノンゲ(というキーセン)は、横にひっ詰めた髪型でキーセンたちの髪形を変化させ、申師任堂(シン サイムダンという女流書画家)も開花期に女性たちの髪形を当時にぴったりあうカチェに変えた。
<インタビュー>ソン・ミギョン(古典髪型研究所長):実は女性たちの歴史は研究されなかったんです。女性たちの髪形を研究することは、忘れられた女性たちを蘇らせる意味があると思います。
昔の女人たちの髪形の研究は、これまで男性中心の歴史研究では除外された当時の女性たちの“生”と“恨”とを理解する重要な鍵になっている。
◆ KBS「昔の女人たちの“髪型流行史”」
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