父との再会、逃走の条件は自動回転渾象!世子交代…「チャン・ヨンシル」第3話あらすじと予告動画

2017年06月02日17時50分 
(2017年06月11日11時57分 更新)
ドラマ
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ヨンシルの将来を憂いて放浪の旅に出た父ソンフィが帰って来る!明へ逃走して人として生きたいヨンシルは、自動回転する渾象を作ろうとするが…一方、太宗は世子、譲寧大君を廃位し、三男の忠寧君を新たな世子、世宗とした!実在の科学者、蒋英実の波乱の生涯を描いた「チャン・ヨンシル~朝鮮伝説の科学者~」(BS-TBS)来週6月5日(月)放送の第3話のあらすじと見どころ、豆知識などを紹介!予告動画は番組公式サイトで公開している。本作はDVDも好評発売中で公式サイトでも予告動画が公開中だ。

【「チャン・ヨンシル」を2倍楽しむ】には、ドラマの時代背景や豆知識や、放送にあわせて各話のあらすじと見どころを紹介するので、視聴の参考にどうぞ。

■キャスト相関図BS-TBS
チャン・ヨンシル役:ソン・イルグク
世宗役:キム・サンギョン
太宗役:キム・ヨンチョル
ソヒョン王女役:パク・ソニョン
チャン・ヒジェ役:イ・ジフン

■第3話「逃走の条件」
商人のギルスの仲介で船主に会ったヨンシルは、自動で回る渾象を作れば、「明国に連れていく」といわれ、奴婢の生活から逃げ出すことを決意。秘密の小屋に戻ったヨンシルは、そこでたった一通の手紙を残して母と自分を残して出て行った父ソンフィと数年ぶりに再会する。父に恨み言というヨンシルだったが、渾象(ホンサン)の製作をきっかけにソンフィへの怒りを解く。
優秀だが官奴の身分の息子をどうしてやることもできないと、放浪の旅に出たソンフィだったが、ヨンシルは自らの力(逃走)で未来を切り開こうとしている。ソンフィにとっては目からウロコだ。高麗の書雲観で水時計を作った経験のあるソンフィは、ヨンシルにとっては強力な助っ人。打てば響く二人の会話が楽しい。ソンフィから聞く“水運儀象台”の形をしっかり覚えておこう。

そんな中、ヨンシルは母を死に追いやった犯人がヒジェの友人で軍官のキム・ハクチュだという衝撃の事実を知る。憤怒のヨンシルはハクチュを殺そうとするが、ソンフィに止められる。
当時の身分制度は【朝鮮王朝豆知識】の◆身分制度で詳しく紹介。

漢陽。太宗はソヒョン王女の館でくつろいでいた。そこに流刑地にいるはずの廃位された譲寧大君が現れ、これまでの行動を謝罪する。しかし、長男・譲寧大君への期待が大きかっただけに失望感も大きく、太宗は許すことができない。
譲寧大君は世子に冊封されていたが、自由奔放な性格のために宮中の生活に適応できずに、音楽や女遊びに興じて廃位されてしまった。これは歴史書にある実在の譲寧大君と同じだが、一説には、自分より弟の世宗((セジョン、忠寧君のこと)の方が世子に向いていると考え、わざと奇異な行動をとったとも言われている。こうした顛末は「大王世宗」の第16話~28話あたりで詳しく描かれる。

そんな中、「何年も続く干ばつは、朝鮮の悪政のため天が下したもので、やがてイ氏が滅んでワン氏が返り咲く」という怪文書が市中に貼り出される。
2017年6月現在NHKBSプレミアムにて再放送中の「イニョプの道」はちょうど「チャン・ヨンシル」と同じ時代を背景にしており、第11話■豆知識で高麗王族の悲しい最期について解説している。

重臣たちでこの貼り紙について話し合うものの、それ以上に心配なのは譲寧大君の存在。太宗の気が代わって譲寧大君が復位することになれば自分たちの立場が危ういと戦々恐々。そんな中、性理学者のハ・ヨンだけは保身より朝鮮のことを考えるべきといい、性理学に背く言動を続ける世子、世宗を危惧する。
“性理学”とは人間の本性を解明しようとする儒学の一学説で、朝鮮では儒教といえばこの“性理学”が主流。万物を支配している原理が“理”で、それにしたがってものを形成しているのが“気”。人間の性は“理”だが、現実世界においては世俗的な“気”と交わって濁ってしまっている。人欲を取っ払って本来の姿に近づかなくてはならないというのが性理学。要は世の中のすべてを道徳性で支配すべきという思想。さあ、ハ・ヨンは世宗の何を心配しているのだろうか。

そんな中、世宗は、正午を知らせる太鼓が30分遅れたことについて論議をしようとヒジェを呼び寄せる。世宗はヒジェを伴って書雲観へ。そこには、市中に貼り出された怪文書について書雲観の見解を聞こうと重臣たちが集まっていた。観員は、運命学に基づき「昨今の天候異変は王朝交代を示す危機の前触れ」との見解を口にする。そしてその対策として、太陽に向かって王と家臣が喪服をまとって懺悔の儀式を行うことという。さっそくこの準備にかかろうとする重臣たちと引き留めた世宗は、「水時計と日時計に差が出るのはなぜか」と問う。水時計は間違いないという意見に、「では日時計に問題がある。それなら太陽に問題がないか考えるべきでは?」と言い出し、重臣たちを戸惑わせる。
太陽は王を意味する存在。その太陽を否定することは不敬罪に当たる。これこそがハ・ヨンの危惧すること。

ハ・ヨンは太宗に、世子・世宗が王を表す太陽について言及したことを報告し、世宗が世子に相応しいかどうかを再考してほしいと進言する。太宗は世宗が王を非難したと誤解し、父子の溝は深まっていく。

一方、ヨンシルは作業中も自動回転する渾象づくりを考えていた。ヨンシルが何か隠していると睨むハクチュは、ソックを騙して秘密の小屋を発見し小屋ごと燃やしてしまう。

BS-TBS「チャン・ヨンシル」番組公式サイト
 2017.06.01スタート 月~金17:00-17:54
DVD 公式サイト
 「チャン・ヨンシル ~朝鮮伝説の科学者~」
 DVD-SET1&レンタルDVD Vol.1~8リリース中
 DVD-SET2&レンタルDVD Vol.9~16リリース中
 各22,800(税別)
 発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

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