エル即位!ユ・スンホは…?「仮面の王 イ・ソン」第5話あらすじと見どころ:褓負商って?予告動画
偽の世子をよこしたと知り怒った辺首会の首領テモクが、兵士を率いて王宮へ乗り込んできた!ユ・スンホ×キム・ソヒョン×キム・ミョンス/エルの韓国時代劇「仮面の王 イ・ソン」第5話あらすじと見どころ、豆知識をご紹介!予告動画は番組公式サイトで公開中。
(※以下、NHKBSプレミアムにて2018.04.15-08.26放送時に紹介したものです。)
【「仮面の王 イ・ソン」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレあり、なしのあらすじと見どころ、時代背景や主人公のモデル、メインキャスト3人が来日した取材会の再現レポートや、直前SPの内容を詳しくまとめているので視聴の参考にどうぞ。
■第5話
兵士を率いて王宮へ乗り込んだテモクは、国王と世子の生母、親衛隊長も殺害する。世子イ・ソンは、護衛官のチョンウンとともに王宮の外へ、追っ手をまくために別々に行動するが一人追い詰められた世子は崖から転落。テモクの孫娘ファグンはひん死の世子を見つけ、死ぬまで追い続ける祖父の手から守るために、脈がなくなった後、また脈が戻る薬“窟徐脈”を飲ませる。
テモクは偽の世子(賤民イソン)に、生き延びたければ仮面をつけて操り人形の王になれと命じる。
一方、なんとか王宮から逃げ出し家に戻ったガウンは、チョンウン(世子)が立ち去ったことを知る。
親衛隊長のひと言「必ず生きて帰り辺首会を倒し聖君になってください」…これが世子の今後の指針となる。親衛隊長の父を残して世子を連れて逃げるチョンウン。演じたのは「黄金色の私の人生」でヒロインの弟ジホ役を演じた長身イケメンのシン・ヒョンス。
なんともあっさりとした世子の転落にびっくり!テモクに怯え、世子の遺体に縋りついて慟哭するイソン役のキム・ミョンスの演技に注目。
埋葬された世子を掘り起こしたチョンウンは、死んだと思っていた世子の脈が戻っているのを確認しウ・ボの元へ連れていく。
王宮。テモクに圧力をかけられた王妃は、仮面をつけた世子が偽物と気づきながらもイソンを王に任命。テモクは、さらに揚水庁に造幣権を渡し、私鋳造を作っている者を罰するように迫るが…。
造幣権は本来戸曹の仕事。テモクは水の次に流通貨幣を思いのままにして朝鮮を牛耳るつもり。官庁ごとの仕事については「朝鮮王朝豆知識」の「◆政治機構と官職の品階制度」で解説。
便殿。賤民イソンは即位し金色の仮面をつけて玉座に。王妃(先王の妻)は大妃として垂簾聴政を行う事を宣言する。大妃の抵抗で造幣権を手に入れることのできなかったテモクは、民からお金を絞り取るように命じる。
世子は17歳の設定。大妃は、王が成人するまで王に代わって政務を執る“垂簾聴政”を行うことでテモクに立ち向かおうと考えたのだ。テモクはどんな方法で民からお金を搾取するのか?
■豆知識:便殿とは王が日常的に国政を執り行っていた建物。王はここで臣下たちと政策を議論する。
揚水庁長テホは、新王が命じたと嘘をついて民たちを立ち退かせる。これには、世子が王になれば…と期待を寄せていた村人たちも失望。ガウンは村人をたちを助けると決心し、嘆く彼らを鼓舞し七牌の村へ移住することに。人の往来の多い七牌なら商売で生活できると考えたのだ。
何もない原っぱ。畑を作るとなると収穫まで何か月、何年もかかるが、商売なら手っ取り早い。ガウンの機転に感心しきり。
意識を取り戻した世子は、父王たちが皆殺しにされ賤民イソンが仮面をつけて即位したことを聞き、刀を手に王宮に戻ろうとする。軽率な行動をウ・ボに窘められた世子は、傀儡王となった賤民イソンを救い出そうと決心する。そして、七牌の村で自分の前から姿を消したガウンを見かけたが、声をかけず立ち去る。
世子はウ・ボに「テモクを倒す方法を教えてほしい」と頼むが、「何をすべきか悟るまでは絶対に何もしてはならない」と言われる。しかし、一人の男に引き合わされ、彼の元で褓負商として力をつけて来いと言い渡される。
■豆知識:“褓負商”(ポブサン)とは組織で活動する行商人のこと。朝鮮全土につながり全組織員は30万人を超える。
ウ・ボは巨大組織の辺首会に立ち向かうためには褓負商の組織を活用して朝鮮最高の情報網を手にしろと教えたのだ。接長とは各組織の長。褓負商を主人公にしたドラマにチャン・ヒョク主演の「客主」がある。褓負商や彼らが被る帽子については「「客主」時代背景③」で詳しく解説している。
褓負商として働くことになった世子は、接長から商売を学びながらもそれが命を落とすこともあるとても危険な仕事だと知る。そこで世子は、仲間から集めた場所代の一部を相互扶助の資金にしようと提案する。文句を言いながらも接長は第1号として夫を亡くした妻に葬儀代を出してやる。
ウ・ボに続いて世子の人生を変える二人目の師として登場したのは「華政(ファジョン)」「奇皇后」「イ・サン」など韓ドラ時代劇には欠かせないイ・ジェヨン。
©2017MBC5年後…賤民イソンの妹コムルも5歳になり村も成長していた。それでもガウンはチョンス(世子)が忘れられず、賤民イソンの母もまた息子の帰りを待ちわびていた。
朝廷では、王が成人したので垂簾聴政を辞めてほしいと大臣たちが訴え、ついに王(賤民イソン)が親政を執ることに。朝廷を完全に手中にしたテモクは、民に貸していた全額を回収するよう命じる。
この日のためにテモクは揚水庁に、民にお金を貸すように命じていたのだ。これこそが揚水庁に朝鮮の貨幣を集める手口だったのだ。
さっそく揚水庁長テホがガウンたちの村にもやってきて、15日以内に貸し付けた全額を返却するよう命を下し、巨商たちも借金返済を迫ってきた。ガウンは褓負商から聞いた民を助けてくれるという頭領に合わせてほしいと頼み、旅に出るが…。
褓負商の頭領は対価さえあれば助けてくれるらしい。果たしてその対価とは?そして頭領とは誰なのか?
■キャスト⇒(相関図)NHK番組サイト
世子イ・ソン役:ユ・スンホ
ハン・カウン役:キム・ソヒョン
イソン役:エル(キム・ミョンス)
キム・ファグン役:ユン・ソヒ
テモク役:ホ・ジュノ
ウボ役:パク・チョルミン
中殿(のちに大妃)役:キム・ソンギョン
◇NHK「仮面の王 イ・ソン」番組公式サイト
2019.11.23-2020.04.10 土08:30-09:30 再放送
2018.04.15-08.26 日21:00-22:00 NHKBSプレミアム
2018.04.08直前スペシャル放送
◇Youtube予告動画
【作品詳細】【「仮面の王 イ・ソン」を2倍楽しむ】