もっと歴史シリーズ第6弾舞台『ジョン万次郎』開幕!ゲネプロ・囲み会見レポート
「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」の第6弾にして、仮面ライダーシリーズで活躍した溝口琢矢が主演を務める舞台『ジョン万次郎』が6月14日(木)幕を開けた!オフィシャルレポートが到着したのでステージ写真と一緒にご紹介、舞台オフィシャルサイト「動画」ではキャストからのコメント動画も公開されている。
「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」は、教科書には載らないような歴史上の出来事を興味深く面白くエンターテインメントとして表現するシリーズ企画。
【レポート】
主演の溝口は、初日の会見で「初めてアメリカに渡った日本人ジョン万次郎が、周りの人に支えられてどんな成長を遂げるのかを見てもらいたい」と話し、意欲満々。稽古中は、万次郎に扮するためにつけた“付け髪”が、自分で地毛だと勘違いするほど馴染み、「カッコよくない?」とアピールしていたことをみんなに突っ込まれるなどほほえましいエピソードを披露。万次郎を養子に迎えるホイットフィールド船長を演じる細貝圭は、英語が堪能なことを理由に、「いつのまにかセリフの翻訳を頼まれて大変だった」と裏話を笑顔で話していた。
今作は、ジョン万次郎が、仲間とともに漂流するところから始まる。その後、アメリカの捕鯨船に助けられることから物語は展開していく。好奇心旺盛な彼は、ホイットフィールド船長との出会いにより、当たり前だと思っていた日本人としての常識が崩れ、本当の自分とは何か、自分がやりたいこととは何なのかを考え、答えを出していく。悩みながらも、前を向き続ける姿からは、人間本来の生きる喜び、学ぶ大切さ、そして、“自分の国、ルーツを愛するということ”を教えてくれる。なにより、溝口の躍動感あふれる演技と、感情すべてを表情に出し、自らの想いを訴えるシーンは圧巻だ。
これまで、“ジョン万次郎”のことを、歴史上の有名人物としてしか認識がないという人も多いことだろう。しかし、今作を見れば、土佐の漁師が、なぜ200年も前から鎖国していた日本の開国に大きなきっかけを与えることとなったのか、そして、ジョン万次郎は、いったいどんな思いで、アメリカと日本、両方の土地を生き抜いたのか――。舞台が終わるころには、彼の勇気と、自由を求める強い意志に大きな力をもらえるはずだ。
勢いあふれる力強いジョン万次郎を演じる溝口をはじめ、荒木宏文が日本人への差別の目を向ける“悪役”のジョリーと、開国に反対し武力を行使する武市半平太の二役を演じる。さらに、細貝圭は、養子として迎えたジョン万次郎に家族愛を注ぐ船長を熱演。そのほか、石原壮馬、正木郁、山下聖菜など舞台を中心に活躍する実力派俳優と、今シリーズでは欠かせない存在となっている山崎樹範などが脇を固める。
舞台『ジョン万次郎』は、6月14日(木)~6月24日(日)までの期間、EXシアター六本木(東京・六本木)にて上演される。
◇舞台「ジョン万次郎」オフィシャルサイト
■舞台「ジョン万次郎」公演概要
日程:2018年6月14日(木)~6月24日(日) (全14公演)
会場:EXシアター六本木
原案: 「ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂」(集英社文庫)
マーギー・プロイス(著) 金原瑞人(訳)
脚本:鈴木哲也
脚本草案:金沢知樹
演出:大関真(劇団スーパー・エキセントリック・シアター)
企画:座間隆司
制作:株式会社テレビ朝日ミュージック
企画協力:株式会社タトル・モリ エイジェンシー/集英社
主催:「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」製作委員会
株式会社テレビ朝日ミュージック
株式会社ローソンエンタテインメント
主演:溝口琢矢(ジョン万次郎)
出演:荒木宏文、石原壮馬、正木郁、石賀和輝/山下聖菜/細貝圭、石井智也、井深克彦、寿里、輝山立/鷲尾昇、武智健二/山崎樹範
クレジット表記:
©Based on “HEART OF A SAMURAI” by Margi Preus
Japanese language theatrical live performance rights arranged with
Margi Preus c/o Jennifer De Chiara Agency and Books Crossing Borders, New York
through Tuttle-Mori Agency, Inc., Tokyo