固定観念が覆されました!「法廷プリンス―イ判サ判―」ヨン・ウジン オフィシャルインタビュー公開!
ロマンス職人”ヨン・ウジンが恋愛経験ゼロの冷静沈着なエリート判事を演じた、法廷ラブコメディ「法廷プリンス -イ判サ判-」のDVDをTSUTAYA先行で好評レンタル中&好評発売中だが、これを記念して、ヨン・ウジンのオフィシャルインタビューが到着した!オフィシャルサイトで予告動画が公開されている。
「法廷プリンス‐イ判サ判‐」は、変わり者の熱血女性判事と彼女に巻き込まれた冷血エリート判事、正反対の2人が力をあわせて事件に挑む法廷ラブコメディ。ヨン・ウジンは、冷血エリート判事のサ・ウィヒョンを演じる。
Q:まず、本作に出演を決めた理由を教えてください。
ヨン・ウジン:前作は感情の消耗が激しい作品だったので、次の作品は感情の起伏が少ない作品に出演したいと思っていました。また、そういった作品を楽しんで見ていた頃に「法廷プリンス -イ判サ判-」のオファーを頂きました。ちょうどそのタイミングで自分が感じていた演技欲とぴったり合っていたので出演を決めました。
Q:サ・ウィヒョンというキャラクターに魅力を感じたのは具体的にどんな部分ですか?
ヨン・ウジン:サ・ウィヒョンというキャラクターに魅力を感じたというよりは、僕の好む感情を抑えた演技というものをできると思いました。デビューした当時は、そういった作品ばかり選んでいましたが、色んな作品をしていく中で感情の激しい作品ばかりしてきたので、サ・ウィヒョンというキャラクターは僕のそういった悩みを解決できる人物だと思いました。感情に流されず、判事という職業柄、中立的な立場で表情を表に出さない姿を表現しなければいけなかったので、この作品をすることで僕の悩みに対する答えを探せるような気がしたんです。
Q:判事を演じられましたが、役作りにあたって何か心がけた点や努力した点はありますか?
ヨン・ウジン:韓国ドラマの中で、法律関係のドラマはたくさんありますが、法廷と判事を背景にしたドラマはなかったような気がします。なので、判事の生活とは一体どんなものなのか気になっていました。また、ドラマの撮影当時、社会では色々な事が起こっていて、ニュースでは判事に関する話題が頻繁に出てきていたので、余計に気になってしまって・・・。
だからたくさん検索しましたし、関連書籍もたく読みましたね。脚本家の先生からある本を薦められたのですが、判事だった作者が書いた回顧録でした。その本を読んで、判事の持つ考えと価値観、そして彼らの判事としての人生の中で、彼ら個人の人生はどういう風に区別されているかを感じることができて興味深かったです。僕が持っていた固定観念が覆された部分も多くて、とても参考になりました。そんな風に役作りの準備をしながら演技的なトーンや質を高めていけるように努力しました。
Q:演じられたサ・ウィヒョンとご自身との似ている点はありますか?
ヨン・ウジン:僕はサ・ウィヒョンみたいに賢くありません・・・。でも、何事にも慎重で色々思考をめぐらすタイプです。今でこそ正直に感情表現ができるようになりましたが、30代になる前は自分の感情を隠して、表にあまり出さないタイプでした。そういった僕の昔の性格が、サ・ウィヒョンに似ていると思いました。今は年をとり感情表現に正直になったので、素直に怒ったり悲しんだり笑ったりしています。でもサ・ウィヒョンに似ているところも少し残っていますよ。
Q:逆にウィヒョンとちょっと違うなという部分はありますか?
ヨン・ウジン:僕は、サ・ウィヒョンみたいに几帳面でもないし・・・逆に大きな決断の時は大胆になりますね。些細なことに悩んだりストレスを感じたりしますが、大きなことには大胆で淡々としています。それから、サ・ウィヒョンはとても頭の切れる人物で、曲がったことを許さない姿が、スマートでダンディーな印象ですが、僕は、うまくいく時はうまくいくし、ダメな時は仕方ないという自然の流れに身を任せるタイプなんです。そういった点は違うと思います。
Q:イ・ジョンジュを演じたパク・ウンビンさんと共演されていかがでしたか?
ヨン・ウジン:前作の「内省的なボス」でパク・ヘスさんと共演して、今回はパク・ウンビンさんと共演することになりました。二人とも「恋のドキドキ・シェアハウス~青春時代~」というドラマに出演していたので、僕が「恋のドキドキ・シェアハウス~青春時代~」の俳優たちと縁があるんだなと思いました。そのドラマに出ていた他の俳優たちも、僕が以前出演した映画で相手役ではなかったけど共演していたし、「恋のドキドキ・シェアハウス~青春時代~」と僕の縁を強く感じたので、いつか(「恋のドキドキ・シェアハウス~青春時代~」の)イ・テゴン監督の作品に出演したいと思っています。ウンビンさんは、僕と年の差もあるし若いけど、子役として活動をしてきたので、演技に対する価値観に優れた女優です。彼女の演技への哲学も明確だし、逆にそういったエネルギーを貰えました。ウンビンさんと共演できると聞いてとても嬉しかったですし、ドラマが終わった後もお互い演技者としてのアドバイスなどをしながら連絡し合っています。パク・ウンビンさんと共演できてとても光栄でした。
Q:友人でありライバルのト・ハンジュン役を演じたドンハさんと共演されていかがでしたか?
ヨン・ウジン:ドンハさんとも、この作品で初めて会いました。僕より年下だけど、どうして僕は彼らと同じ年代の時にこんなことを考えられなかったのかと思う部分が、パク・ウンビンさんとドンハさんに対してありましたね。若いうちから演技への悩みや、情熱を持てることがとても羨ましかったです。ドンハさんは、演技への情熱とエネルギーを持った俳優です。休み時間でも、他の話をしていいのにいつも役柄について話していましたし、作品に対する情熱が素晴らしかったです。どうして僕は彼と同じくらいの時にここまで出来なかったのだろうかと羨ましく思いました。性格も明るくて元気いっぱいなので、僕より年は下だけどドラマでのト・ハンジュンとサ・ウィヒョウンのように友達みたいに過ごすことができました。
Q:ヨン・ウジンさんが考えるイ・ジョンジュの魅力はどこだと思いますか?最初はジョンジュ対して冷たかったウィヒョンですが、ジョンジュのどこに惹かれたと思いますか?
ヨン・ウジン:イ・ジョンジュというキャラクターはドラマの中で、情熱的であるがゆえに問題を起こしてしまったりしますが、実際に僕の目の前や周りにそういう人がいたら、逆に気になると思います。仕事に対してポリシーと情熱を持っている人って、異性としてもとても魅力的ですし。そこからのミスだったら、僕は許せますね。心が健康的とでも言いましょうか・・・、そんな感じがします。ドラマでも、パク・ウンビンさんがイ・ジョンジュを魅力的に演じてくれたので、僕もそういった人に魅力を感じるんだと思います。ウィヒョンもジョンジュの仕事に対する情熱に惹かれたのかなと。すれ違っても心で歩み寄っていくし、ウィヒョンにはない部分を彼女が持っていますよね。どんな事件にも、心で解決していく姿。そんな姿を見せられたら、どんな男性でも好きになってしまうと思います。
Q:ジョンジュは少しドジな面もありましたが、正義を守るため全てに一生懸命な裁判官でした。そんなジョンジュをウィヒョンは冷静沈着な姿でずっと支えますが、一生懸命な女性は好きですか?こんな姿を見たら支えてあげたい!と思うのは?
ヨン・ウジン:僕は仕事に対してプロフェッショナルな人を尊敬しているので、そういった姿に魅力を感じるタイプです。イ・ジョンジュのようにミスをしても、一生懸命であればそのミスは全て許してあげます。仕事に対してプロフェッショナルで自信に溢れた人を見ていると、僕も元気になれるんです。明るいエネルギーをもらえる気がして。
Q:ウィヒョンは自分もジョンジュが気になり始めつつもハンジュンへの誤解を解いてあげましたが、ご自身なら恋のライバルになりそうな人に有利になりそうな言葉をかけてあげられそうですか?
ヨン・ウジン:僕は、サ・ウィヒョンの行動に共感できたし理解もできました。僕は敵を作るのが嫌なんです。自分が譲れるところは譲り、自分の手に入らないことへの諦めが早いんです。僕のせいで気まずくなるのは嫌じゃないですか。個人的な生活においてもそうだし。サ・ウィヒョンも同じだったと思います。ト・ハンジュンやイ・ジョンジュと出会って、その中での僕の存在と立ち位置を分かっていたので、サ・ウィヒョンのキャラクター上、そうするしかなかったんです。僕もそういった面では共感できました。僕がもしウィヒョンだったとしても同じ行動を取っていたと思いますよ。平和主義者だから争いたくないんです。
Q:ウィヒョンはジョンジュが転寝している時に起こさないでそっとしてあげたり、靴を履き替えようとするジョンジュに自分の足を差し出してあげたり・・・心遣いが出来る人物だという印象を受けました。ウジンさんだったら気になる女性のために何をしてあげたいですか?
ヨン・ウジン:僕が感じたことを些細なことでも全て共有したいです。僕が見て感じたこと、もしくは旅行に行ってきた場所や美味しかった食べ物、面白かった映画やそういった些細なことを僕なりに表現したいです。もともと料理に興味は無かったんですけど、最近韓国では美味しい料理やレシピを紹介する番組が増えているので、僕も料理に挑戦したくなったんです。自慢ではないのですが、なんとなく作ってみたら案外美味しくて。誰かに作ってあげたいし、家族にも作ってあげたいと思いました。特に、愛する人に作ってあげたら些細な行動かもしれないけど感動してもらえる気がします。大きなイベントは出来ないですけど(笑)。
Q:一番印象に残っているシーンは何ですか?
ヨン・ウジン:中盤の裁判シーンだったかな・・・その時の裁判はハンジュンに近い人物たちが関係している事件だったので、感情をあらわにするかしないかで演技に一番悩んだシーンでした。台本のト書きも少なかったですし、ハンジュンと無言で目線を交わしながら裁判を行うシーンでしたが、あまりにも感情を押し殺してしまったのではないかと心配しました。でも完成した映像を見てみると、逆にそうしてよかったと思えました。裁判のシーンは、サ・ウィヒョンのキャラクターが一番引き立つシーンなので、一番悩んでストレスを感じたシーンでした。セリフも難しかったですし、演技者としてもヨン・ウジン個人としても実力の底を見たような感じでした。演技としても難しくて大変だった部分が多かったですね。それでも努力の過程があったから満足できましたし、僕の中身が満たされたような、色んなことを考えさせられたドラマでした。
Q:撮影終了したら、すぐに役から抜け出せるタイプですか?ある程度は引きずってしまうタイプですか?
ヨン・ウジン:作品によって異なりますが、「法廷プリンス -イ判サ判-」の場合は、僕の演じた役柄に対してたくさん悩んで準備をしました。だから、終わってからは逆にスッキリして本来の姿にすぐ戻ることができました。作品から抜け出す頃、演技に対して悩んでいた時期だったのですが、悩んでいたからこそ役柄から自然と抜け出せたんだと思います。僕は出演した作品全てにおいて、早く抜け出そうとするタイプなんです。引きずるとしても、そんなに長くはありません。それから、今までドラマ出演後にブランクをあけずに次回作に出演していたので、作品の後遺症などはあまりなかったですね。
Q:本作の見所を教えてください。
ヨン・ウジン:感情の起伏が激しいドラマではなく、僕たちが普段見ることのできない判事の人生と悩みや挫折、そして欲望などが詰まっているドラマです。隣で判事の人生をそっとのぞいているような感じです。ドラマに出てくる全キャラクターが社会の正義について悩み、それに立ち向かって争うので、見届けていく視聴者の立場からも、自分にとっての正義とは何なのか、そういったテーマについて考えさせてくれるドラマだと思います。
Q:日本のドラマや映画は見ますか?(好きな日本のドラマや映画はありますか?)
ヨン・ウジン:よく見ますよ。僕の持っている感性と合うんだと思います。以前から、日本の恋愛映画が大好きです。僕の感性を刺激してくれるドラマなどを見ていましたが、映画のほうが好きな気がします。最近も是枝裕和監督の作品を見ていたんですが、その時は是枝監督の作品だと知らなかったんです。今回カンヌ映画祭で受賞されて、監督のフィルモグラフィーを検索したら僕が見てきた作品だったんです。素晴らしい作品がたくさんあるので、よく見ています。僕は『そして父になる』を複雑な気持ちで見ました。『万引き家族』はまだ観ていませんが、すごく良いと聞いているので見たいですね。
Q:度々日本にいらっしゃっていますが、日本に来たら必ず食べたくなる日本食はありますか?
ヨン・ウジン:以前からラーメンマニアだと話していたんですが、健康のためにも前回の日本でのファンミーティングの時は蕎麦屋さんに行ってきました。その蕎麦がとても美味しかったです。それ以降は韓国でもたまに食べたりしましたが、日本で食べた蕎麦は香りが最高でした。今回は、蕎麦屋さんを中心に計画を立ててみようと思います。日本の料理はあっさりしてて好きです。日本に行くたびに、家族や知人へのお土産を買いに行くことが多かったですが、今回は自分のためにもショッピングしてみようと思っています。東京へよく行く人たちから情報を集めているんです。
Q:今後挑戦したい役はありますか?
ヨン・ウジン:常にやりたいことが多くて、そのつど考えていることも少しずつ違うので、漠然としたイメージを持っているだけでどんな役を演じたいというのは正直ありません。韓国の映画やドラマの環境やシステムも少しずつ良い方向へ変わっているじゃないですか。その流れで、一体僕は演技者として人間として、どう残っていけるかを最近考えています
近頃は撮影時間もタイトになりましたし、遅くまで撮影するのではなく、制作費が少しオーバーしても正確な撮影を行い、その日に終わらせようとしています。また、演技も集約的にエネルギーを使ったほうが効果的に引き出すことができるので、ある一定の役を演じてみたいと思ってしまうと、逆に変な方向へ向かってしまうような気がします。常に、周りの環境と妥協しながら演技的にも成長した俳優になれるように心がけています。
Q:日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
ヨン・ウジン:日本のファンの皆さん、こんにちは。ドラマ「法廷プリンス -イ判サ判-」で今回ご挨拶することになりました。以前からずっとお話していましたが、作品を通じて、DVDの発売と共に皆さんにお会いできることは、とても有難いことだと思います。僕の好きな演技を通じて皆さんとお会いできるということに対する感謝、そして皆さんが応援してくださっているという有難い気持ちを僕の心の中でも常に大事にしています。これからも、素晴らしい演技で皆さんに恩返しできるように頑張ります。くれぐれもお体にお気をつけて、次回もがっかりさせないように僕だけの武器を持って皆さんにご挨拶したいと思います。「法廷プリンス -イ判サ判-」たくさんの応援をお願いします。
「法廷プリンス -イ判サ判-」
2019年2月2日(土)よりTSUTAYA先行でレンタル開始
DVD-BOX1 発売中
DVD-BOX2 2019年3月20日(水)発売
発売・レンタル販売元:PLAN Kエンタテインメント
セル販売元:ハピネット
※TSUTAYA TVにて配信中
(C)SBS
◇公式サイト
◇予告編
【作品詳細】【「法廷プリンス」を2倍楽しむ】