韓国ドラマ「不滅の恋人」第9話あらすじと見どころ:イ・フィ、ガテン系になって帰還!豆知識:内禁衛と翊衛司
ついにイ・フィ(ユン・シユン)が都に帰って来るが、イ・ガン(チュ・サンウク)に仕組まれてチャヒョン(チン・セヨン)の縁談が…韓国ロマンス時代劇「不滅の恋人(大君~愛を描く~」(全20話)第9話の詳しいあらすじと見どころ、豆知識をご紹介、番組サイトで予告動画が公開されている。
(※NHKBSプレミアムにて2019.03.03-07.14放送時に紹介したものです。)
以下、詳しいあらすじを知りたくない方は見どころをご覧になり、あらすじは視聴後の確認用にどうぞ。また【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】には、時代背景や実在の人物紹介、取材会や直前番組の再現レポートなどまとめている。
■第9話
イ・フィが北方で戦死したとされて3年が経過。王宮では、国王が倒れ危篤だが、王の息子はまだ幼い。大妃はかん口令を敷いて王が重篤なことを隠そうとする。その頃、やっとの思いで帰還したイ・フィ。ギトゥク、ルシゲと宮殿に向かうが、ボロボロの姿の男が、戦死したはずのイ・フィだと護衛が信じるわけもなく中へ入れない。宮女が宮殿から出ていくのを見たイ・フィは、母・大妃に生存を伝える策を練る。
9話は第1話冒頭につながる大切な回。ボロ服を着て汚れてはいるが、髭を蓄え雪焼けしてたくましくなったイ・フィ。過酷な3年間を物語るような勇ましい立ち回りが見られる。風流を愛して画を嗜んでいたかつての文系大君とは全く違う、ガテン系大君も素敵だ。
そのころ、チャヒョンは別の王族との祝言を迫られていた。彼女が3年間イ・ガンの側室になることを拒み続けたことで、イ・ガンは自分の腹心の王族との縁談を勧めたのだ。チャヒョンはイ・ガン宅を訪れ、断ってほしいと頼むが、聞き入れてもらえないばかりか、今からでも自分に嫁げと言い退けるイ・ガン。怒って帰ろうとするチャヒョンを、嫉妬したナギョムが平手打ち。自害も逃亡もできないように監視までつけさせる。
激しく嫉妬したナギョムがチャヒョンにどんな暴言を吐くのか。
イ・フィはイ・ガン宅から出て来た宮女を捕え、現状を察する。ルシゲを宮女に変装させて宮中に送りこみ、大妃との再会を果たしたイ・フィは、すでにイ・ガンが王の病状を知っていると大妃に教え、急いで病床の王の元へ。王はイ・フィの手を握り、お前がイ・ガンから王子を守ってくれと頼み、息を引き取る。その頃、大殿の前には王に会おうとイ・ガンが護衛の兵とひと悶着。大妃が現れ、王が逝去したことを報告。続いて姿を見せたイ・フィが「世子が成年になるまで大妃が摂政を務めること、大君らは世子に忠誠を尽くせ」という王の遺言を発表。苦々し気に見つめるイ・ガンを抱きしめ、生きて帰って来たと報告するイ・フィ。イ・ガンは弟の背に手を回すことができない。
戦死したはずのイ・フィが生きていたことより、王の臨終を看取り、遺言を聞いたのが、イ・フィだったことが悔しくてならないイ・ガン。“顧命”とは王の臨終の際に発する命令、遺言のこと。
イ・フィの生還を知らないチャヒョンは、見張られていて逃げ出すこともできず、尼になることを決心する。翌朝、葬儀の準備をする途中でチャヒョンが嫁ぐと聞き馬を走らせる。喪服姿のイ・フィが飛び込んできたことに驚くソン・オクは、王の逝去に知り嘆く。ソン・オクの制止を振り払ってチャヒョンを強く抱きしめるイ・フィ。
涙の再会の後、愛を貫こうと断髪したチャヒョンと痩せこけてみすぼらしくなったイ・フィは、お互いの姿を子供のような可愛い言い争い…そして口づけ。帰るイ・フィに駆け寄り、夢ではないことを確かめるいじらしいチャヒョン。感動と笑いと胸キュンの再会シーンをお見逃しなく。
一方、イ・ガンは世子がイ・フィに守られて王位に就く3日以内に決着をつけようと、大妃の元へ。そして大妃自身が女帝を目指していたとは知らなかったと憎まれ口をたたき、遺言を覆すよう迫るが、大妃は一喝してイ・ガンを帰らせる。大妃に遺言を覆す意思がないなら、いよいよイ・ガンが動くべきというヤンアン大君の言葉に、イ・ガンは…。
いったいイ・ガンはどんな奸計を思いついたのか?深刻な展開の中、ルシゲとチャン尚宮の動物対決もお見逃しなく。
内禁衛の長であるイ・ガンの義兄ユン・ジャジュンが世子の護衛をすると聞いたイ・フィは、イ・ガンの奸計を見抜き…。
イ・ガンの前とイ・フィの前とで、まるで別人のようなナギョムが空恐ろしい。さあ、イ・ガンの企みをイ・フィはどう阻止するのか?兄弟でどんな会話を交わすのか?
■豆知識:内禁衛と翊衛司
内禁衛(ネグミ):“禁軍庁”の所属で王の親衛隊の一つ。文武両道、容姿端麗な者が選出。軍部の中で最も良い待遇を受けた。「イ・サン」ではカン・ソッキ(チャン・ヒウン扮)が、「トンイ」ではソ・ヨンギ(チョン・ジニョン扮)が、「オクニョ 運命の女(ひと)」ではキ・チュンス(クァク・ミンホ扮)が長である内禁衛将として登場。
翊衛司(イグィサ):世子翊衛司のことで、“兵曹”の所属。世子の護衛(世孫の場合は世孫翊衛司)を主に担当。「イ・サン」ではパク・テス(イ・ジョンス扮)がこの最下位の武官(右洗馬)からスタート。「雲が描いた月明り」では兵法に詳しいチョン・ドクホ(アン・セハ扮)が任命。「三銃士」ではホ・スンポ(ヤン・ドングン扮)とアン・ミンソ(チョン・ヘイン扮)。パク・ダルヒャン(ジョン・ヨンファ/CNBLUE)は訳あって翊衛司になれなかった。(その理由は第7話詳細で)
※所属官庁については【朝鮮王朝豆知識】の「◆政治機構と官職の品階制度」参照。
■キャスト/少年時代⇒相関図(NHK番組サイト)
イ・フィ/ウンソン太君役:ユン・シユン/チョン・ジンソ
イ・ガン/チニャン大君役:チュ・サンウク/チェ・グォンス
チャヒョン(ジャヒョン)役:チン・セヨン
大王大妃シム氏役:ヤン・ミギョン
ヤンアン大君役:ソン・ビョンホ
パク・ギトゥク役:ジェホ/チョン・ジェヒョン
ルシゲ役:ソン・ジヒョン
ソン・オク役:イ・ギヨン
アン氏役:キム・ミギョン
クッタン役:ムン・ジイン
ユン・ナギョム役:リュ・ヒョヨン
◇NHKBS「不滅の恋人」番組サイト
2019.08.04-12.29 毎・日23:00~ 地上波初放送
2019.03.03-07.14 毎・日21:00-22:00
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【作品詳細】【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】