【韓流コラム】韓方医学を発展させたホ・ジュン(許浚)と『東医宝鑑』紹介!

[08月27日13時16分]  【ドラマ】

【韓流コラム】韓方医学を発展させたホ・ジュン(許浚)と『東医宝鑑』紹介!

「ホジュン~伝説の心医~」より
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朝鮮半島では、朝鮮時代中期に明(中国)の医学が導入されて医学発展の契機となったが、当時実在した名医たちにより朝鮮の医術である“韓方医学”が飛躍的に発展した。その中でも多くのドラマにも登場する実在の名医、“許浚(ホ・ジュン)”の功績は大きい。今回は許浚と彼が編纂した医学書『東医宝鑑』、そしてドラマに登場する“ホ・ジュン”についてご紹介しよう。
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医心伝心「医心伝心~脈あり!恋あり?~」より
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■許浚(허준、ホ・ジュン)(1539年/1546年説もあり~1615年)
朝鮮第12代王・仁宗15代王・光海君の時代に実在した人物。父は武官だったが庶子のために身分は低い。それでも、勉学のできる環境下に育ち幼少期から優秀だったと伝わっている。医術を目指したのは30歳を過ぎて王や王室の医療を担当する官庁“内医院”に推薦され、勤務することになってから。当時、庶子の身分で科挙にも通っていない者がこのような職に就くことはありえない。このことをとっても彼の優秀さが分かる(医科を受験したという説もある)。その後は、王の主治医“御医”の補佐をし、第14代王・宣祖の脈診をしたことをきっかけに医学者として認められ、王子(後の15代王・光海君)の痘瘡を治したことで、両班の身分“東班”になり、御医を任され出世の道を極めた。とはいえ、身分制度の厳しかった当時、彼の前に数々の苦難が立ちはだかったのは想像に難くない。壬辰倭乱(文禄・慶長の役)では王の逃避行に追随し、宣祖の死の責任を取り、流刑に処されたが、翌年には光海君に呼び戻され御医として復活。後年は、朝鮮の医術・韓方医学の発展に貢献し、「韓医学3大医学者」と呼ばれる。ちなみに、他の2人はドラマ「馬医」に登場する舎岩道人(サアムドイム)と、「太陽人 イ・ジェマ」主人公のイ・ジェマ。



■朝鮮時代の医学
漢字文化の中心であり儒教の宗主国である中国は、朝鮮にとって文化の輸入国だった。明(中国)の時代に医学が導入されて朝鮮の医学発展のきっかけとなったが、中国の医学書は体系化されておらず、朝鮮の人びとの体質を考えたものではなかった。そのために朝鮮の医学が混乱した時期でもあった。加えて、建国以来200年間大きな戦争がなかった半島に、1592年~1598年までに2度にわたって豊臣秀吉による朝鮮出兵“壬辰倭乱(イムジンウェラン、文禄・慶長の役)や異常気象により感染症や疾病が蔓延していた。

ホジュン「ホジュン 宮廷医官への道」より (C)MBC■『東医宝鑑』がもたらした韓方医学の発展
そんな中、14代王・宣祖が朝鮮の民にあう処方を集めて使いやすく分類し、一冊の本にするよう命じた。この命を受けたのが許浚だった。1596年、許浚が中心になって編纂作業をはじめ、15代王・光海君の治世1610年(光海君2年)に14年の歳月をかけて完成したのが『東医宝鑑』である。その出来栄えは素晴らしく、中国では「今まで出た医学書の欠点を補完した天下の宝とまで評した。また『東医宝鑑』は、中国だけでなく日本でも漢方医学の基礎教材として使われた。400年以上たった今も漢方医学の基本教材として広く使われている。『東医宝鑑』は以降の朝鮮医学の流れを変え、さらに同時代に実在した許任の鍼灸法などが創始され、韓方医学は大いに発展した。
現代の韓国では、大学病院などでも韓方療法が行われたり、韓医学に基づき人には相談しづらい不妊や生理などの女性疾患、美肌やダイエットなどの悩みを、女性の視点で優しく診断する町の韓方医院も多くある。

魔女宝鑑~ホジュン、若き日の恋~「魔女宝鑑~ホジュン、若き日の恋~」より
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■ドラマに登場するホ・ジュンは?
14年もの歳月をかけて『東医宝鑑』を完成させた朝鮮最高の名医といわれるだけに、多くのドラマに登場する。壬辰倭乱の混乱の中で編纂作業は一旦中止に追い込まれるが、カリスマ俳優チョン・グァンリョルが演じた大ヒット作「ホジュン 宮廷医官への道」や、2017年10月30日、45歳でこの世を去った名優キム・ジュヒョク主演の「ホジュン~伝説の心医~」では、燃え盛る炎の中から膨大な医学書を運び出すホ・ジュンを感動的に描いている。こちらは、歴史的な事実を絡めた正統派史劇だが、ここ数年はフュージョン時代劇にも許浚が登場する。
ともに朝鮮医学を支えた許任(ホ・イム)が過去と現在の時空を超えるファンタジー・メディカルドラマ「医心伝心~脈あり!恋あり?~」では、オム・ヒョソプが渋い演技で物語のカギを握る人物としてホ・ジュン役で登場する。また、若き日のホジュンの恋と成長を描いたファンタジーロマンス「魔女宝鑑~ホジュン、若き日の恋~」は、『東医宝鑑』の完成でドラマが終わるが、若きホ・ジュン役を「製パン王キム・タック」で大ブレイクしたユン・シユンが演じている。ユン・シユンといえば、2019年8圧現在NHK総合で放送中の「不滅の恋人」で日本でも再ブレイクしているが、彼が初めて時代劇に挑戦したのが「魔女宝鑑」である。



テレビ東京では、2019年8月30日の最終回に向けて「ホジュン~伝説の心医~」がクライマックスへと突入している。また、9月30日からはBSテレ東での再放送も決定している。実在の人物を知ったうえで、ドラマを見るとこれまでとはまた違った視点でドラマを楽しむことができるはず。【韓流コーナー:豆知識】では、ほかにも歴代の王や実在した偉人の紹介などしているので参考にどうぞ。

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