“愛の不時着ロス”特効薬|ヒョンビンのアクション&北朝鮮訛りにハマった方にお勧めの韓国映画
2月末にNetflixで配信して3か月以上たっても今なお“今日の総合TOP1(日本)”をキープするという異常人気の「愛の不時着」!ドラマにハマったトリガーが“北朝鮮+アクション”という方にヒョンビン主演の韓国映画『コンフィデンシャル/共助』を紹介したい。
古くからの韓ドラファンにとっては“ヒョンビン”は、その名前を聞くだけで胸がキュンキュンするほどのトップスター。ところがこれまで韓国ドラマに見向きもしなかった方やヒョンビンファンまでが、「愛の不時着」を見て“リ・ジョンヒョク”という名前の方にときめくというから、「愛不時」ブームはそう簡単には収まりそうもない。芸能人や著名人が“愛の不時着ロス”や“愛不時○何周?”(ドラマを何度繰り返し見たか)といったことをテレビのバラエティ番組やSNSで話題にするのも珍しくない。
ちなみに「愛の不時着」はパラグライディング事故で北朝鮮に不時着してしまった財閥の娘ユン・セリ(ソン・イェジン)と北朝鮮の将校リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)の絶対極秘ラブストーリー。6月現在、Netflixで独占配信中だ。ドラマの詳しいあらすじや見どころ、キャストの魅力、豆知識などは【「愛の不時着」を2倍楽しむ】でまとめているので、ここでは詳しくは紹介しないが、本作の魅力は寡黙で愛する人を命懸けで守る北朝鮮訛りの北朝鮮エリート将校リ・ジョンヒョクの存在。ロマンスだけでなく、アクションもたっぷり見られることで、女性だけでなく多くの男性ファンのハートも掴んだ。
ヒョンビンといえば、「シークレット・ガーデン」などで人気絶頂の時に、韓国で最もキツイ部隊の一つと言われる海兵隊を自ら志願し、男気溢れる人物としても有名(2011年03月18日navicon記事)。スポーツ全般得意な彼は限界を超えるほどの海軍の中でも模範とされた。そんな彼が演じただけに北朝鮮将校姿は実にリアル。また毎回全力で役に向き合う彼は北朝鮮の方言を習得するために撮影2~3ヵ月前から徹底的に練習をしたという。同じ言語を使っていても、韓国人でさえ字幕が必要な時もあるほどの癖の強い北朝鮮の方言を流暢に使いこなすのは至難の業。しかし実はヒョンビンは、「愛の不時着」の前にも映画で北朝鮮の方言を使っていた。
その映画が韓国での動員数が781万人を記録し、2017年上半期の韓国映画動員数ナンバー1を獲得したメガヒット作『コンフィデンシャル/共助』だ。韓国に逃亡した北朝鮮の犯罪組織を捕らえるため、両国の刑事がバディを組んで捜査に挑むアクション。ヒョンビンは北朝鮮のエリート刑事イム・チョルリョンを、韓国の熱血刑事をカン・ジンテを『LUCK-KEY/ラッキー』で圧倒的な存在感を放った名優ユ・ヘジンが演じている。
「愛の不時着」では、ヒョンビンが愛する人を守るために韓国にやって来るが、『コンフィデンシャル』は妻や仲間を殺害した極悪人(故キム・ジュヒョク)を捕まえるために韓国にやって来る。物語は最初から最後まで悪と闘う単純明快なストーリーで、序盤は南北の刑事がお互い警戒し騙し合うコミカルな展開もたっぷりで、後半2人の友情には思い切り泣かされる。男の友情ストーリーもいいが、何より全編にわたってのヒョンビンのキッレキレのアクションが最高にカッコいいのだ。「愛の不時着」でも見事なアクションを披露した彼だが、本格アクション映画は実はこれが初めて。
「愛の不時着」@tvN Youtubeより「愛の不時着」6話ラストのリ・ジョンヒョクのバイクアクションにやられたという声も多く聞いたが、そんな方も『コンフィデンシャル』のイム・チョルリョンのカーアクションには痺れるはず。何しろ、100キロで疾走する車から身を乗り出し、銃を発砲するという危険極まりない動きもスタントなしでやってのけたのだから。ことアクションに限って言えばイム・チョルリョンに軍配が上がる。もっともどちらもヒョンビンが演じているが(笑)。
「コンフィデンシャル/共助」
(C) 2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED「愛の不時着」ロスに困っている知人に『コンフィデンシャル』を紹介したところ、みごとロス解消となったというから、ぜひ観てほしい。もっともその知人はその後もっとひどい“ヒョンビンロス”になったようだが.…。そんな方にはまた別の特効薬をご用意するのでお楽しみに!
なお、本作は6月現在、Huluで配信中だ。視聴前にもう少し詳しく知りたいという方はコチラで鑑賞レポートを紹介しているので参考にされたい⇒『コンフィデンシャル/共助』クールで寡黙、タフなヒョンビンの魅力にゾクゾク!
◇Huluで視聴する
【作品詳細】【「愛の不時着」を2倍楽しむ】