【新作韓ドラ】シン・ヘソン×キム・ジョンヒョン「哲仁王后」製作発表会の様子、ドラマ見どころを紹介!

2020年12月11日12時20分 
(2020年12月11日12時25分 更新)
ドラマ
©tvN

「30だけど17です」「黄金の私の人生」などの人気女優シン・ヘソンと「愛の不時着」で人気爆発したキム・ジョンヒョンの破格的なフュージョン史劇ドラマ「哲仁王后」がついに明日12日(土)から韓国vNで放送スタートする。またそれに先立ち先日9日(水)にオンライン製作発表会が開かれ、演出のユン・ソンシク監督、そして主役を演じたシン・ヘソン、キム・ジョンヒョンが参加した。今回はその製作発表会での様子や、本作品の見どころなどをご紹介したい。



「哲仁王后」は、不慮の事故により大韓民国を代表する見栄っぱり男の魂が宿ってしまった王妃キム・ソヨン(シン・ヘソン)と、二つの顔を持つ哲宗(キム・ジョンヒョン)の間で広がる魂家出スキャンダルを描いたドラマだ。「王の顔」「花郎<ファラン>」などを手がけたユン・ソンシク監督、「ドクター・プリズナー」のパク・ケオク作家、映画『6年目も恋愛中』を執筆したチェ・アイル作家がタッグを組む。尚、本作品は中国の漫画を原作にしているが、原作との共通点は現代の男性の魂が王后に乗り移るということだけ。つまりそれ以外のストーリーはほぼドラマオリジナルという訳だ。

また本作品は、実存人物である朝鮮王朝第25代王・哲宗を基に製作されたドラマだ。 これに対してユン監督は「 実存人物の歴史的事実を扱うというよりは、現代の魂が実存人物に出会った時にどんなストーリーが繰り広げられる話を想像して物語にした」と「フィクションだということを念頭に置いて視聴していただければ」と説明している。
ちなみに哲宗はあの大ヒット作「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」第23話で主演のコン・ユがキム・ゴウン扮するヒロインに初恋した時代で、「Dr.JIN<完全版>」の舞台となった時代。(【ドラマの年表:朝鮮王朝時代】参照)

現代で青瓦台(大統領府)シェフであったチャン・ボンファン(チェ・ジニョク)の魂が乗り移った王后キム・ソヨンを演じるのは「30だけど17です」「黄金の私の人生」などをはじめとして多くの作品に出演したシン・ヘソン。
また哲宗役を演じるのはキム・ジョンヒョン。キム・ジョンヒョンといえば日本でも大ヒットとなったドラマ「愛の不時着」でグ・スンジュン役を演じ、日本人ファンも多いため今回主役を演じることで期待している方も多いことだろう。

このドラマの見どころといえば、まず何と言ってもシン・ヘソン演じる主人公のキャラクターだろう。ユン・ソンシク監督は「王后キム・ソヨンのキャラクターはこれまでのどんな史劇でも見たことがない。現代を生きる男性の魂が、それも'浮気者’'虚勢男(見栄っぱり男)’の魂が優雅で上品な王后の体に入った時に繰り広げられる驚くべきストーリーだ。想像だけでもおもしろいキャラクターだ」「シン・ヘソンの驚くべき演技力が加味されて想像以上のキム・ソヨンというキャラクターが誕生した」と語っている。

このように監督からそのぶっとんだキャラクター演技を絶賛されたシン・ヘソン。彼女は本作品の出演動機として次のように語っている。

「まず台本がとてもおもしろく、コメディやスリル、面白味も痛みもあり、視聴者ならば本当に楽しく見ることができると考えた。しかしその反面、'自分が演じる’と考えた際、とても難しそうに感じた。だがやらなければとても後悔しそうだ、他の人が演技する姿を見たらきっと悔しくなるだろうと思った」と語り、更には「自分自身を一度捨ててみたかった。 自分自身とドラマのキャラクターはかなり異なった部分も多いが挑戦してみたかった」と心の内を明らかにした。

一方でキム・ジョンヒョンは今回の出演契機にあたっては「楽しい作業をしてみたかった。また幼い頃に有名な史劇が多かったからか、自分が史劇に関して懐かしい感覚を持っていた。今回この作品をきっかけとして、史劇のまた新たな扉を開くことができるのではという気がした」と語った。更に「シン・ヘソンが出るというから出演した」と、シン・ヘソンの安定的な演技を賞賛しながら、一緒に演技をしてみたかったと明かしている。


人気絶好調の話題の2人が主演ということもあり、既に公開されている予告動画などを通して見ても、既に注目を浴びている2人のケミ。それに関してシン・ヘソンは「男女のロマンスというよりも、男対男の勝負のようなシーンが多かったからか、その流れで本当に親しい友達のような間柄になれた」と答えた。

このように、魂チェンジ、時代チェンジ、更には性別までチェンジまで起こる本作品は、これまでになかった何とも斬新なフュージョン史劇と言えるだろう。また主人公2人が繰り広げるロマンスでもブロマンスでもないこの新しい形態の愛情が「ノータッチロマンス」と名付られるなど、一体どんなストーリーが繰り広げられるのか!?と、興味がそそられる要素満載の作品だ。

また思わずぷっと笑ってしまう、本編を見る前から既に期待が高まる予告動画も、是非チェックしていただきたい。




本作品に関して主演の2人も「気軽に負担なく見れるドラマ」「愉快に見ることができるドラマだ。 軽い気持ちで見ることができるが多様な楽しみを感じられるように努力した」と語っている。またユン・ソンシク監督も「とにかく笑いを提供したかった」と強調しており、昨今のコロナブルーを吹き飛ばすような明るい内容が期待できそうだ。

「哲仁王后」は明日12日(土)から韓国vNで放送スタート予定だ。

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