最終回15分拡大!「麒麟がくる」第44話光秀、ついに本能寺の変へ!第43話ネタバレあらすじと予告動画

2021年02月06日08時00分ドラマ
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長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)わが敵は織田信長(染谷将太)!明智光秀(長谷川博己)による日本史上最大の反逆、本能寺の変へ怒涛の展開を見せる2月7日(日)放送の第44話「本能寺の変」あらすじと第43話「闇に光る樹」ネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。

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1月31日放送の第43話ラストでは、光秀を演じる長谷川博己が渾身の演技を見せ話題を呼んだ。家康(風間俊介)を招いた戦勝祝いの席で、「膳が違う」と叱責を受けた光秀は信長から足蹴にされてしまう。すると光秀の脳裏には月にまで届く大木を切る夢がフラッシュバックし、思わず手刀を繰り出し鬼の形相で信長と対峙した。夢と現実が交錯する場面で印象的な「光秀の手刀」は、長谷川本人のアイデアによるもの。鬼気迫るシーンに「逆切れする明智光秀が斬新だった!」「一気にダークサイドへ堕ちていく様を目の当たりにした」など視聴者を釘付けにした。

そして2月7日放送の第44話では、饗応役の任を解かれた光秀に、たたみかけるように信長からの理不尽な扱いが待ち受ける。かつて「大きな国」を共に目指した光秀と信長。しかし目指した未来の小さなずれが、いつしか大きなひびとなり、光秀による日本史上最大の謀反、「本能寺の変」という展開へ!そして遠く備中で毛利と対峙する秀吉に「本能寺の変」は悲報となるのか、それともチャンスとなるか?秀吉の家臣、黒田官兵衛役で濱田岳が登場しラストを盛り上げる。ついに最終回となる第44話は15分拡大で放送!穏やかな世に現れるという生き物、麒麟が誰にくるのか見届けよう!

■光秀、「本能寺の変」へ向かった理由
戦国時代、天下統一を目前にした織田信長を、重臣である明智光秀が襲撃し自害に追い込んだ大事件「本能寺の変」。なぜ本能寺の変が起きたのか、その真相は謎に満ちており、日本史上最大のミステリーとも呼ばれている。光秀が謀反を起こした理由は諸説あり、今回はその一部を紹介したい。

まずは光秀の私怨説だが、これは第43話でも描かれた、徳川家康を招いた宴で接待役を命じられた際にミスを指摘され解任されたことや、苦労して手に入れた丹波を召し上げられ、出雲・石見へ左遷されたことなど、主君である信長のパワハラが原因と見られるもの。次に、よく言われるのが野望説。根拠としてあげられるのが光秀が詠んだ「ときは今、雨が下しる五月かな」句である。明智氏の本姓である「土岐」、「雨が下しる」は「天が下しる=天下を取る」と読み解けば「土岐が天下を取るときが来た」と解釈することもできる。

そして徳川家康暗殺説。妻と子を信長に殺された恨みを持つ家康を警戒した信長が、光秀に暗殺を命じたという説は、光秀の子孫である明智憲三郎氏の著書『本能寺の変 431年目の真実』で披露され多くの人に衝撃を与えた。さらに、黒幕説。中国攻めを命じられていた秀吉が光秀をそそのかしたという話や、信長を脅威に感じた朝廷が光秀に信長を討たせたなどがあげられる。ドラマでは、様々な要因が重なって我慢が限界を達した光秀だが、最後に彼の背中を押すものは何なのか?制作統括の落合氏曰く、「あっと驚く結末」となる最終回を楽しみに待ちたい。

■前回(第43話)ネタバレあらすじ
天正7年(1579年)の夏、丹波の八上城と黒井城が落城し、光秀は苦労の末丹波平定を成功させた。これに喜んだ信長は、尽力した光秀と細川藤孝(眞島秀和)を褒めたたえた。一方で本願寺との争いに手間取る佐久間信盛(金子ノブアキ)や毛利討伐を任されている羽柴秀吉(佐々木蔵之介)を叱責し括を入れた。光秀は褒められたものの、命は取らないと約束し信長の元に送った丹波の波多野兄弟が斬首され塩漬けにされている様子を目の当たりにし、信長への不信感を募らせるのだった。

信長は、丹波平定の功績を讃えて光秀に従五位上の冠位を与えるよう朝廷に申し出ると言い出した。そして春宮・誠仁親王(加藤清史郎)の譲位を強引に進めようとする信長は、春宮を二条に新たに作る館へ移らせ、そこを朝廷としたいと考えていた。そして御所替えの準備を光秀と藤孝に任せると告げた。

さっそく光秀は藤孝と共に若宮御殿へ行き、春宮にすぐ二条へ移るよう頭を下げた。しかし、実のところ光秀は武家が帝の譲位に口出しするのは筋が通らないと考えていた。春宮のお渡りを中止しようとする光秀に、藤孝はまずは帝である正親町親王の出方を冷静に見守るべきだとなだめた。そして、その年の11月、春宮は二条の新しい御所へ移ったのであった。

ある日、亡くなった三条西実澄の館では伊呂波太夫(尾野真千子)、近衛前久(本郷奏多)、藤孝が最近の信長の行動について話し合っていた。この先、帝は誰を頼りにしたらいいのかと憤る伊呂波太夫に、前久は頼りになるのは信長も一目置く光秀だと答えた。しかし藤孝は、将軍・義昭に会いに行った光秀に対する不満を口にする秀吉の存在も気にかけていた。百姓出で将軍を頼みとしない人生を送ってきた秀吉と、未だ武家の棟梁は将軍であると考える光秀に違和感を感じていたのだった。

情勢が安定しない中、天正8年(1580年)4月、本願寺宗主、顕如は5年に渡る籠城に力尽き、大坂の地を信長に明け渡した。その直後、信長は本願寺攻めの総大将であった佐久間信盛を追放した。

思い悩む光秀は、望月東庵(堺正章)のもとを訪ね、帰蝶(川口春奈)が目の治療で京に来ていることを知った。疲れている光秀を心配する駒(門脇麦)に、光秀は最近見る夢について語った。それは月に届くほどの大きな樹を切る夢で、それを切ってしまうと、月に登ろうとしている信長の命を奪うことになるのだが、光秀はそれをわかっていて樹を切り続けるというものだった。光秀は一点を凝視し「このまま同じ夢を見続ければ・・・わしは信長様を・・・嫌な夢じゃ。」と思い詰めるのだった。

その後、光秀は帰蝶を訪ねた。重臣を遠ざけ帝の譲位に口出しするなど、暴走する信長を斎藤道三ならどのように対応するか。娘である帰蝶の意見が聞きたいと言う光秀に、帰蝶も「父、道三になり替わり質問に答えうよう」と応じてくれた。光秀の話を聞き終えた帰蝶は道三ならば「毒を盛る。信長様に・・・。」と答えた。光秀は、道三から信長と共に新しい世を作れと言われたので、信長に毒を盛ることは自分に毒を盛るのも同じだと考えたが、帰蝶は、今の信長を作ったのは道三と光秀であり、その後始末は作った者がするべきだと告げた。その道三の答えを帰蝶はどう思うのか、光秀が尋ねると「そう答える父上が大っ嫌いじゃ」と笑顔を見せるのだった。

天正10年(1582年)3月、織田信長と徳川家康の軍は甲斐を攻撃し、武田信玄の子、武田勝頼を倒した。諏訪で光秀は家康と再会。家康は、嫡男信康と妻の築山が武田に通じていたことを知り、築山を自害に追い込み、信康にも切腹させていた。そして武田家が滅び、駿河の国を治める立場になった家康は、丹波の国を治める光秀に統治の教えを請うた。光秀は、正しい検地を行い、適材適所に人を配置し、無理のない年貢を取るところから始めてみてはどうかと助言した。

光秀と家康が親し気に話している一方で、信長は戦勝祝いのため家康を安土城に招待しようと考えていた。さっそく徳川方にその話を持ち込むと、招待された家康は宴の饗応役に光秀を指定してきた。丹羽長秀(松田賢二)は家康は毒を盛られることを恐れているのだと言ったが、信長は家康が妻と子供を死に追いやったことを根に持っているのではないかと疑念を抱えるのだった。

その年の5月、安土城に家康を迎える日がやってきた。饗応役を命じられた光秀は準備万端でこの日に臨んでいた。しかし、当日になって信長から饗応役を丹羽長秀に代るように言われ、逆に秀吉と共に毛利攻めに加勢するよう命じられてしまった。突然の配置換えに合点がいかない光秀は、饗応役はなんとか最後まで自分に任せて欲しいと食い下がった。そしていよいよ宴が始まった。すると信長は運ばれた膳を見て、品数が少ないと言って突然怒り出し、全ての膳を取り換えよと言い出した。すぐに取り換えようとする光秀を足蹴にし、皆の前で怒りをぶつける信長。ついに怒りが頂点に達した光秀は、闇に光る樹を切る夢と現実が重なり、思わず手刀を繰り出した。そして鬼の形相で信長を睨みつけるのだった。

■第44話「本能寺の変」あらすじ
宿敵・武田家を打ち滅ぼした戦勝祝いの席で光秀は信長から理不尽な叱責う受け饗応役を解任される。さらに信長は光秀が懇意にしている四国の長宗我部征伐に乗り出すと告げる。光秀は「殿は戦の度に変わってしまった」と、信長の行き過ぎた行動を諫めるも、「己を変えたのは戦ではなく光秀自身だ」と信長に冷たくあしらわれてしまう。

そして、信長はある究極の命令を光秀に突きつける。信長の畳みかけるような耐え難い仕打ちを受け、光秀の脳裏には帝の言葉、帰蝶、義昭の言葉が駆け巡る。苦悩する光秀は信長に反旗を翻す決意をするのだが・・・。正義か、裏切りか、ついに物語は「本能寺の変」へ!!

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第44話は2月7日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/門脇麦/川口春奈/眞島秀和/風間俊介/尾野真千子/佐々木蔵之介ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第44話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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