最終回視聴率18.4%で終幕!「麒麟がくる」最後まで信念を貫いた光秀、第44話ネタバレあらすじ

2021年02月08日10時30分ドラマ
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予想を超えたラストに大反響!麒麟を呼ぶために、信長を暴走を止めるためには成敗の道しかない・・・光秀の苦渋の決断の先に待っていた清々しい最終回に感謝と感動の嵐!長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)2月7日(日)放送の第44話「本能寺の変」ネタバレあらすじを紹介、NHKオンデマンドで全話配信中。

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2020年1月19日からスタートした「麒麟がくる」が7日放送の第44話で最終回を迎えた。初回視聴率が19.1%と、2016年放送の「真田丸」が記録した19.9%から4年振りに19%台をマークし好発進を見せ、その後は11%~13%を推移する中、第40話以降は13%以上をキープ。全話平均は14.4%、最終回は18.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)となり有終の美を飾った!また7日に最終回が放送されると、Twitterで「麒麟がくる」がトレンド1位になる他、「本能寺の変」「明智光秀」「織田信長」「伊賀越え」など複数のワードがトレンド入りし、注目の高さが際立った。

そんな最終回では、主演の長谷川博己が名演技を披露。光秀が苦悩の末に暴走する信長の救済策として「本能寺の変」に至った経緯が描かれ、彼が最後まで安寧の世を願い、麒麟が来ることを信じ続けたヒーローとして新たな”明智光秀像”を打ち出した。本能寺の変で敗れた光秀だったが、ドラマでは「光秀生存説」を採用し、希望を感じさせるラストにファンも満足した様子。

また、染谷将太が演じきった信長の最期も大きな感動を呼んだ。権力を手にする度に自分を抑えきれなくなった信長が、光秀が自分を討ちに来たことを知って「是非もなし」と笑う姿が切なさを誘った。信頼する光秀の謀反ではあったが、「織田信長」から解き放たれることに安堵した染谷信長の表情が物悲しく、今までとは違う「本能寺の変」の解釈に視聴者も納得のラストとなった。

大河ドラマ第59作目となる「麒麟がくる」は池端俊策のオリジナル脚本で、大河初となる明智光秀を主役に据えたことで注目度が高かった。しかしキャストの変更による撮り直しや、新型コロナ禍での3か月に渡る撮影休止など度重なる災難にみまわれ、ドラマの光秀同様、波乱万丈の1年2か月の放送となった。そんな苦難を乗り越え最後までドラマを描き切ったスタッフ、キャストへ向けて「多難な中、最後まで描き切ってくれて感謝しかないです」「記憶に残る1年でした。お疲れ様でした!」と視聴者からは多くの感謝と労いの言葉が寄せられた。

そして、「麒麟がくる」からバトンを受け継ぐのは、近代日本の礎を築いた実業家、渋沢栄一が主人公の「青天を衝け」だ。記念すべき第60作目の主演をつとめるのは吉沢亮、他に高良健吾、玉木宏、堤真一、草彅剛、小林薫など豪華キャストが集結した。戦国時代の次は江戸、明治の時代が舞台となり、新たな時代の幕開けに期待が膨らむ。激動の時代を生きた熱い男、渋沢栄一の半生を描く大河ドラマ「青天を衝け」をお楽しみに!

■最終回ネタバレあらすじ
天正10年(1582年)5月、信長を怒らせた光秀は家康(風間俊介)を招いた宴の席で饗応役を解かれた。そして信長は、光秀が懇意にしている長宗我部元親を成敗すると言い出し、光秀を驚かせる。さらに光秀に追い打ちをかけるように、将軍・足利義昭(滝藤賢一)を殺すよう命じるのだった。

将軍を討つことはできないと信長の命令を拒否した光秀は、京に来ていた細川藤孝(眞島秀和)と会い、信長を止める時は一緒に協力してくれるかと尋ねた。危うい光秀の問いに明言を避けた藤孝は、急ぎ備中にいる豊臣秀吉(佐々木蔵之介)に光秀が信長に反旗を翻す恐れありと使いを出した。一方、近衛前久(本郷奏多)から信長と光秀の仲が悪くなっていることを聞いた正親町天皇(坂東玉三郎)は、どちらの味方になることもなく、双方を見守る姿勢を見せていた。

5月29日、毛利攻めの為に上洛した信長は、わずかなお供を引き連れて宿所である本能寺に到着した。その頃丹波の亀山城では、信長討伐を決意した光秀が藤田伝吾(徳重聡)、明智左馬之助(間宮祥太朗)、斎藤利三(須賀貴匡)を前に「我が敵は本能寺にある。その名は織田信長と申す。」と宣言し、信長を討ち、平らかな世を作ることが自分の役目だと告げた。そして、もしこの決断が間違っていると思うならば自分の首をはねるよう刀を差し出したが、3人の家臣は既に光秀の意向をくみ取り、信長討伐に同意した。

光秀の陣では本能寺へ出陣する準備が進められていた。そんな中、家康から光秀を守るよう命じられた菊丸(岡村隆史)が姿をあらわした。光秀は、この戦は己一人の戦と思っていると前置きをした後、この戦に勝った後は安寧の世を作るために家康の力を借りたい。もし負けたらその思いを家康に託したいと告げた。そして堺にいる家康の身を案じ、海路で三河へ戻るように伝えて欲しいと家康に向けて書いた手紙と共に菊丸を旅立たせた。

6月1日夜、光秀の軍勢は亀山城を出発し、信長のいる本能寺へと向かった。その頃、備中にいる秀吉が藤孝からの伝言を受け取った。光秀が信長に謀反を起こそうとしていることを知った秀吉は、これを好機と捉え「こりゃ毛利を相手にしている場合ではないぞ。さっさと高松城を片付けて帰り支度じゃ。」と家臣の黒田官兵衛(濱田岳)に告げた。

6月2日の早朝、鉄砲隊を含む光秀の軍勢は本能寺を攻撃した。信長が異変に気付いた時には既に本能寺は包囲されていた。外に出て光秀の家紋である桔梗の旗印を確認した信長は、飛んでくる矢の嵐を潜り抜け本殿に逃げ込んだ。そして「(光秀が来たの)であれば、是非もなし(仕方がない)」と言葉を残し、森蘭丸(板垣瑞稀)を連れて再び戦場へ戻って行った。槍を持ち、刀や矢で応戦する信長だったが、いよいよ命運尽き果てたとなると奥書院へ向かい、蘭丸に火をつけるよう命じた。「わしの首は誰にも渡さぬ。わしを焼き尽くせ。」と言い残し信長は自害した。

本能寺の外で火の手が上がるのを見た光秀は、信長との出会いから共に大きな国を作ろうと笑い合った日々を思い返していた。焼け跡からは信長の遺体は見つからず、伝吾はもう少し検分させようとしたが、光秀は「いや、もうよかろう」と言って涙を滲ませた後、軍を引き揚げさせた。本能寺を出た光秀は様子を見に来ていた伊呂波太夫(尾野真千子)を見つけると、駒に麒麟は自分が連れて来ると伝えて欲しいと言ってその場を後にした。

本能寺の変で世の中を一変させた光秀だったが、有力と思われた武将たちは沈黙し、味方する者はいなかった。そして6月13日、光秀は脅威の速さで戻った秀吉との戦いに敗れ、世の中は一気に動いたのだった。本能の変から3年後の天正13年(1585年)、天下を取った秀吉が関白になっていた。一方、巷ではまことしやかに光秀が生きていて丹波の山奥に潜み、立ち上がる日に備えているという噂が流れていた。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第44話は2月7日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送された。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/門脇麦/川口春奈/風間俊介/佐々木蔵之介/坂東玉三郎ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。NHKオンデマンドにて全話見逃し配信中。

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