「私の国」第9-10話あらすじ:兄妹の再会と別れ、そして6年後…|BS朝日(全16話)
ヤン・セジョン×ウ・ドファン×ソリョン/AOA×チャン・ヒョクの共演で送る韓国時代劇「私の国」(全16話)が、BS朝日でで無料BS初放送中!5月20日(木)、21日(金)の第9話と第10話の詳しいあらすじと見どころ、豆知識などを紹介、予告動画は作品公式サイトに公開中だ。
※ネタバレなしはこちら⇒第9-12話あらすじ
「私の国」は、激動の朝鮮建国期を生き抜く若者たちの愛と友情の行方を描くロマンス・アクション時代劇。【「私の国」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころ、時代背景や実在の人物、韓国での評判などまとめて紹介している。
■第9話
フィの放った矢はイ・バンウォンの胸で血に染まり、フィは側近の一撃を受けて失神。その場に駆けつけたソノもフィと共に監禁される。計画の成功を知ったナム・ジョンは息も絶え絶えのバンウォンの元を訪れ、野望を語る。ナム・ジョンに自決を迫られたフィは、ヨンを守るべく自らの体に剣を突き立てる。それを確認したナム・ジョンがその場から立ち去る。すると、バンウォンとフィが立ち上がる。実は、フィは密偵だとバレたときに、すぐにバンウォンに会って、密書の原本を見せたうえで、真の標的がナム・ジョンであることを告げ、ナム・ジョンをだますために、バンウォンとフィが芝居を打ったのだった。
密書でイ・ソンゲ殺害を、フィの証言でバンウォン、ナム・ジョンが王と大君を殺害しようとした証拠が2つ揃った。それにしても本当に胸まで射貫くとは、フィの融通の利かなさにあきれるばかりだ。
そんな中、情報の集まる梨花楼を王妃カン氏が我が物にしようとするが、ヒジェはカン氏と決別し、梨花楼を守るためにソ・ソルに代わって行首となることを決意する。そしてこの後のフィの計画の援護射撃として高官たちの不正を告発する文を届けさせる。狙いがナム・ジョンだと気づかせ、保身のために誰もがナム・ジョンを見捨てるように仕向けるためだ。
バンウォンがフィ相手に生母の話をする場面がある。生母は初代朝鮮王朝の太祖の第一夫人だが、即位前に亡くなったために王妃ではない。詳しくは「六龍が飛ぶ」第19話」の豆知識「①開京の妻って?」で紹介。バンウォンはフィを誰に似ていると思ったのか?
一方、ソノは父ナム・ジョンがヨンを殺そうとしていることを知り、ヨンを連れて家を出るが、兵に取り囲まれてしまう。そこに、チドたちが助けに来て、ヨンを託す。
チドからフィが生きていると聞いた時のソノの何とも言えない表情。こんなにも深い友情を壊す時代が恨めしい。
宮殿では世子冊封式が執り行われる。そこに血に染まった着衣のままバンウォンが現れる。そして、ナム・ジョンが、かつて王(イ・ソンゲ)を殺害しようとし、そしてバンウォンも殺そうとしたと告発する。その証拠として密書と暗殺の実行犯であるフィを引き合わせる。フィは、ナム・ジョンが妹を人質にし、バンウォン暗殺を命じたと証言する。焦ったナム・ジョンはイ・ソンゲ暗殺を阻止するために仲間のふりをしたと、重臣たちに同意を求めるが、保身に走った重臣たちはナム・ジョンを擁護しない。これにより、ナム・ジョンは投獄される。バンウォンは、こうした事態が起きたときに私兵がいなくては身を守れない。だからは私兵の解体を辞めてほしいと願い出る。
ナム・ジョンの拷問で、三峰(サンボン)の名前が出るが、これは鄭道伝(チョン・ドジョン)のこと。ナム・ジョンは黒幕が誰だというのか?
フィは獄中のナム・ジョンに恨みの言葉を吐き、バンウォンに感謝の言葉を口にする。フィを見送るバンウォンは、「お前に似ているのといったのは、私の友であり、師匠であり、心の父だ」と教える。急いで家に戻ったフィは、ヒジェやチドたちが見守る中、記憶の戻ったヨンと感動の再会を果たす。ヒジェと二人になったフィ。「これからは無理をしないで、ずっと待っている」というヒジェにそっと口づけする。
命がけで守った最愛の妹ヨンとフィがどんな再会を果たすのか?離れ離れになっていた期間の兄の様子をムンボクに聞いたヨン。ムンボクはなんと教えるのか?2人しかわからない、ヒジェへのだだ漏れのフィの愛エピソードが語られるのでお聞き逃しなく。
その頃、宮殿では、バンウォン殺害指示を認めたカン氏が、バンウォンを恐れるイ・ソンゲの心を見透かし、バンウォンに対抗できるナム・ジョンを救うべきと訴える。バンウォンが私兵を集め、功臣たちの支持も得ているのを確認したイ・ソンゲは、ナム・ジョンに「官職を奪わないから、王妃と世子から離れよ。そしてバンウォンと争うな」と命じる。そしてこれからバンウォンと戦うのは、「若い頃のお前に似た息子ソノだ」と告げる。
父が釈放されたことを知ったソノは、馬を走らせフィに逃げるよう伝えに行くが、刺客たちに追いつかれチドたちが食い止める。ヒジェにヨンを託してさらに迫る刺客をフィとソノが倒す。ソノに先を急げと言われたフィがヨンの元へ駆けつけるが…。
■第10話
ナム・ジョンが差し向けた刺客によって命を絶たれたヨン。フィはすぐさまナム・ジョンの元に押しかけるが、刀に仕込まれていた毒が全身に回り、復讐を果たす前に倒れてしまう。危機一髪でイ・バンウォンがフィを救い出し、チドたちに必ず助けろと言って引き渡す。ムンボクの手当てで回復したフィは、仲間と共にヨンを荼毘に付す。
フィ役のヤン・セジョンの号泣が胸に迫る。最愛の妹ヨンを演じたのはチョ・イヒョン。「バッド・パパ」ではチャン・ヒョクの娘の友人役で出演した。バンウォンがフィに似ているという師匠で、心の父が回想シーンで明らかになる。これこそがフィを何度も助けた理由だ。チャン・ヒョクの少年時代を演じたのはチ・ウンソン。「輝くか、狂うか」では、チャン・ヒョクの腹違いの弟ワン・ウォン役を演じた。
一方、刺客を全員始末して駆け付けたソノは、ヨンを救えなかった罪悪感に苛まれて……。
冒頭のフィとは違う罪悪感の涙をウ・ドファンが胸をえぐるような嗚咽で演じる。
自らの余命を知った王妃カン氏は、功臣たちとの茶会を催すが、そこにはナム・ジョンしかいなかった。王命で王妃と世子から離れるよう命じられたために功臣たちもみんな離れ、その半分はバンウォンについたとしった王妃は、功臣たちの弱点で功臣たちを味方につけるようナム・ジョンに命じるが、「のんきに構えている時間はない。世子を王にするためにバンウォンに縋って時間稼ぎするしかない」と言われてしまう。カン氏はバンウォンに取り入るために、バンウォンを功臣に推薦し、生母の祭祀にも参席し、今後はバンウォンのいい母親になるといい、膝をついて機会を欲しいと頼むが、バンウォンは罪を認めて王妃の座から降りれば、バンソクの命は狙わないと告げる。
そんな中、梨花楼ではソ・ソルがいよいよ最期の時を迎える。ヒジェの母との友情を語り、梨花楼の行首がヒジェであることを正式に発表し、今後のことを認めた遺言状をヒジェが代読させる。
6年後、第一次王子の乱の年(1398年)。バンウォンが勢力を増す中、ナム・ジョンはイ・ソンゲを譲位させて臣下主導の国を作るという野望を抱き、根回しに奔走するが、何者かに邪魔され、収賄のための金瓶を奪われてしまう。“ナムが陰の王”という噂を耳にしたイ・ソンゲは、「今後譲位を口にした者は一族根絶やしにする。くれぐれも言動に気をつけろ」とナム・ジョンにくぎを刺す。
「臣下の国」を作るというナム・ジョンが初めて「우리 나라(ウリナラ)=私たちの国」という言葉を使う。
何者かに計画を邪魔されていると知ったナム・ジョンの前に、ソノが姿を見せ、バンウォンの仕業を疑う重臣に、「バンウォンは凶暴だが、誰かのように買収はしない。譲位を邪魔するものは誰であろうが私が始末する」と告げる。一方バンウォンは、ソノに「ナム・ジョンは仲間を斬って王の側近となったが、お前は唯一の友とその妹の命で今の地位を得た。まさに、畜生の子は畜生だ」と罵りながらも、相手にとって不足ないと告げる。
またもや計画は何者かに邪魔され、ソノと剣を交えるが、ソノが斬られて負傷してしまう。王室への忠誠を誓う会盟祭の日までに、金瓶をばらまかなければ王族が寝返ってしまう。
私兵はなくなり、ムンボクは衛生兵として、一層恰幅が増したボムは乙組長としてバンウォンに仕えていた。では、チドとフィは?歯が白くなったムンボクがヒジェの友人でファウォルに歯ブラシのプレゼント(笑)。どうやら6年間の片想いがかないそうな気配。
行首として力をつけてきたヒジェは、市場で恋しい人の顔を見かける。一方、ソノは計画を邪魔する者が助けた女の証言から人相書きを描かせる。一方、ナム・ジョンには手紙が届き、竹林に呼び出される。そしてそこで待ち受けていたのは…。
■キャスト
ソ・フィ役:ヤン・セジョン
ナム・ソノ役:ウ・ドファン
ハン・ヒジェ役:ソリョン(AOA)
イ・バンウォン役:チャン・ヒョク
イ・ソンゲ役:キム・ヨンチョル
ナム・ジョン役:アン・ネサン
パク・チド役:チ・スンヒョン
パク・ムンボク役:イン・ギョジン
チョン・ボム役:イ・ユジュン
他
◇BS朝日「私の国」番組公式サイト 2021.05.10 月~金08:30-10:00
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【作品詳細】【「私の国」を2倍楽しむ】