【最終回ネタバレ】「イチケイのカラス」竹野内豊は最後の最後まで、自分流で裁判を仕切った!

2021年06月15日11時00分ドラマ
@フジテレビ

最終回の視聴率13.9%でフィニッシュ!みちお(竹野内豊)の退任なんて許さない!周りのみんなが味方になる!真実を追求し続けるみちお流裁判は熊本で花開く!続編に期待がたかまりつつ、最終回を迎えた!第1話から最終話までFODで配信中だ。



6月14日の第11話をもって、民放ドラマ初の刑事裁判官を主役で描いた「イチケイのカラス」が最終回を迎えた。型破りな裁判官・入間みちおを竹野内豊、本来はみちおのいる「イチケイ」を立て直すために赴任したエリート裁判官・坂間千鶴を黒木華が演じて人気となった。視聴率は、13.9%、10.5%、12.7%、12.4%、12.3%、13.4%、13.6%、11.7%、10.5%、12.7%と初回から好数字を記録し、最終回は13.9%でフィニッシュした(ビデオリサーチ調べ、世帯、関東地区)。

最終回、みちお(竹野内豊)は自分が後10日あまりで地裁の裁判官の任期が終わる可能性があり、自分が今まで通りの裁判をすれば、周りの坂間(黒木華)、駒沢(小日向文世)あち裁判官だけでなく、最高裁事務総局の決定が事務官にまでおよび、彼らが「好き」でやっている仕事を取り上げてしまうことになってしまうかもと悩む。今までは、常に、「真実」を探すために、職権を発動して、周りを巻き込んできたが、最終回ではそんなみちおの苦悩が見られた。

そして、事件で対決したのは、大物議員を父に持つ衆議院議員・安斎高臣(佐々木蔵之介)だ。国家の利益を第一とすべきとする政治家と、そのために犠牲を払わなければいけなかった一般人。一般の人の視線でみちおが真実を暴き出した。もっとも、その後、衆議院議員の指示ではなく、秘書の指示となったが。竹野内豊と佐々木蔵之介の法廷での戦いのシーンが少ないと感じた視聴者も多く、これは、続編につながるのでは?と期待が高まっている。みちおは再任されたものの、熊本に異動となったが、裁判官でいることに変わりはない。続編があれば、衆議院議員との対決は十分にありうると予想される。

コロナ禍での撮影は厳しかったようだが、5か月の撮影期間を終えて、無事に最終回を迎えた竹野内豊と黒木華のコメントが番組公式サイトで公開されている。一部紹介すると竹野内豊は「みんなが身を削る思いで努力し、苦労して作り上げた作品が、視聴者の皆さんの笑顔や喜びに変わるといいな」という思いで撮影に臨んでいたといい、黒木華は専門用語を立て板に水のように早口でしゃべるシーンが多かったことから「もうこの先しばらくは早口ではしゃべりたくないですね」と笑ったという。



■最終回:第11話ネタバレあらすじ
裁判官であるみちお(竹野内豊)が、元同僚の弁護士・青山(板谷由夏)と癒着し、無罪判決を出しているという告発記事が週刊誌に掲載された。週刊誌の記者たちはみちおを追い回し、ネットでも炎上している。そんな折、みちおを呼び出した日高(草刈民代)は、「地裁の裁判官の任期は10年。任期満了後にはほとんどが再任される。問題のある裁判官以外は――」と告げる。週刊誌に乗った記事もみちおを追い落とすための布石だったのだ。

坂間(黒木華)は、日高がみちおを呼び出した理由を知ろうとした。しかしみちおは、カレー店を開くという話だけだったと嘘をつく。みちおの任期終了まであと3週間。再任は、最高裁裁判官会議の指名により内閣が任命するが、実質的にはみちおと因縁のある相手、香田健一郎(石丸謙二郎)が事務総長を務める最高裁事務総局の決定によるものだった。坂間や駒沢(小日向文世)は、ゴシップ記事の裏で何か大きな力が働いていると考え、みちおが職権発動している重過失致傷事件を検証し直すことにした。

事件の被告人は大学生の笹岡庸介(菅原健)。自転車競技部に所属する笹岡は、大会に向けて深夜に自主練習をしていた際に、かなりのスピードを出していた上、左側通行を守らず、あ旅行から自宅へ帰ろうとしていた家族連れと衝突事故を起こす。その事故で、7歳の向井愛が意識不明の重体となっていた。笹岡は、左側通行を守っていたが、角を曲がる際にライトで視界を遮られ、さらに工事用のガードフェンスがあったために右側を走るしかなかったと主張していた。だが、検察の調べによれば、深夜に工事を行っていた記録は一切ないという。

坂間は、大きな力で真実を捻じ曲げるなら司法はそれを許さない、と言ってみちおへの協力を申し出る。みちおは、そんな坂間に「この案件が最後になろうとも、僕はいつも通りやるよ」と返す。現場検証を行うと、坂間は事件現場が鷹和建設による地下鉄工事のエリアだと気が付いた。自分が担当している案件を結びづく。それは地下鉄工事中の本庄昭という人物の業務上過失致死事件だった。プロジェクトリーダーは二世議員の安斎高臣(佐々木蔵之介)で、建設会社は、志摩総一郎の事件で巨額脱税していた鷹和建設だ。二つを結びつけるものがあるとして、併合審理を行うこととした。

併合審理になると、弁護士側は弁護士会理事長の江原という大物を弁護人としてきた。みちおも坂間も駒沢もそんなことには全くひるまない。実際に工事を請け負ったイバタ工業の作業員全員、20人から話を聞くことにした。証言にきたイバタ工業の20人は全員違法労働はなく、コンプライアンスも守られていたと証言する。労働基準監督官は、過重労働に対する告発メールがあったことはわかったが、本庄が出したものではなかった。

本庄の母は過重労働を訴えるが、個人の意見として消されそうになる。本当の証言をしてくれる人を探し出さないととなり、みちおは、脱税事件で雲隠れしている鷹和建設の人事部長・原口秀夫を証言に呼び出いと考えた。事務官たちはなんとしても探し出すという。そして、更に、本庄が5歳の息子・歩と交わしていた交換日記も証拠とすることとし、歩にも証言台に立たせることにした。

併合審理に、プロジェクトリーダーの安斎がやってきた。国益のために納期を守らなくてはいけないこと、犠牲を払ってもやり遂げることが大切だと話す。それが政治家だと。対するみちおは「真実を知ること、正しい裁判をすること」が使命だという。

過重労働など指示していない、あったかもしれないがとしらばっくれる安斎に、歩と本庄との交換日記に書かれていることを示した。そこには工事をしたために事故が起こったことが明記されていた。そして、それをちゃんと話したことも。労働基準監督官に出されたメールは原口が出したものだということも証言された。原口は指示されて過重労働をさせていたことを話した。真実が明らかになったものの、翌日には、秘書の指示だったことになり、安斎の罪ではなくなっていた。

そして、みちおの再任が却下されたことを知った坂間は香田事務総局長の元に出向いた。香田は職権発動などが激しすぎるからだと却下の理由を話す。そして、みちおが最後に坂間には罪はないと頼んだことも知る。なんとしてもみちおの再任に首を縦に振らない香田だったが、駒沢、城島(升毅)、井出(山崎育三郎)たちがやってきて、香田の息子が裁判官に復帰することと比べるとみちおが再任されないことはおかしいと話し、記者にそのことを話そうかと詰め寄った。結果、みちおは熊本で地方裁判官として働くことになった。坂間は異動するみちおに「イチケイのカラスになります」と話した。

フジテレビ 2021年4月スタート。毎週月曜日よる9時放送、「イチケイのカラス」。出演:竹野内豊、黒木華、新田真剣佑、小日向文世、草刈民代、中村梅雀、桜井ユキ、水谷果穂、山崎育三郎、升毅、板谷由夏ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ichikei_cx」。

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