「華政(ファジョン)」BSテレ東で終映…気になるドラマのその後は?

2021年07月01日11時55分ドラマ
©2015 MBC

今年4月からBSテレ東で放送した「華政」が本日7月1日最終回を放送した!実在の人物をモチーフに描かれた韓国時代劇は、ドラマのその後がどうにも気になる…今回はそんな最終回の後をサクッとご紹介、作品公式サイトに予告動画を公開している。

「華政[ファジョン]」は、17世紀初頭、光海君~仁祖の時代を背景に、激しい権力闘争に翻弄され、身分を奪われた王女の波乱に満ちた生涯を描いた韓国時代劇。



ドラマの最終回は、1649年5月、仁祖の死後、朝鮮17代王・孝宗(鳳林大君)が、貞明公主たちの協力を得て宿敵キム・ジャジョムらを一掃し、今後も王のそばで忠言してくれるよう頼むが、貞明はこれを辞退。孝宗はこれを聞き入れ、残る親清勢力を除去して、清を討伐する「北伐計画」を胸に、輝く政治(華政)を目指した。
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■ドラマのその後は?
孝宗は、清と戦おうとする者たちを重用し軍備拡充をする。孝宗は国防強化と同時に経済面での安定や、文化面での発展にも努める。経済面では、光海君が京畿道に実施した大同法を忠清道と全羅道に拡大施行するなどして農民の負担を減らす。
一方、文化面では暦法の発展や『国朝宝鑑』を再編纂して政治の道を示し、『農家集成』などの勧農書を使って農業生産を伸ばそうとする。他にも、戦後の乱れた倫理秩序を正すために犯罪を防ぐ啓蒙書『警民編』などを刊行。
しかし、孝宗のこうした努力も空しく、王の宿願の「北伐計画」のために、王朝はたびたび財政的な問題にぶち当たってしまう。さらに、時期が立つほどに清の力は強まる一方。世界の大国となった清を倒すどころか、1654年・1658年と二度にわたって清の要請でロシア征伐に援軍を送る羽目に。結局北伐計画は実行できないまま、孝宗は1659年5月に世を去る。だが、孝宗の「北伐精神」は、その後の朝鮮にも根強く残った。

王朝系図:朝鮮王朝拡大して「王朝系図:朝鮮王朝」を見る悲願の北伐は果たせなかったが、孝宗が確立した軍事力は朝鮮社会の安定のための基盤を作り、長男である第18代・顕宗に引き継がれた。顕宗の治世は外国からの侵略が一切なく、内政的にも社会の安定を取り戻した。だが、北伐政策により国防費がかさみ、顕宗は無理な北伐政策を中止する。清への従属の代わりに久々の平和な時代を手に入れた。そして新しい紛争の火種となる「礼訟論争」を残すものの、逝去後は、一人息子で長男の第18代・粛宗に王位が継がれた。【朝鮮王朝系図】を見ても分かるが、朝鮮王朝で骨肉の争いなしに2代にわたって慣例通りに嫡男・長男に王位が継承されたのは珍しい。

孝宗の悲願の「北伐精神」は、チ ・ チャンウク×ユ・スンホ主演の「ペク・ドンス」8話12話で「北伐之計」という演出で描かれている。また顕宗の時代を舞台にした作品には「馬医」があり、粛宗の時代には「トンイ」「テバク~運命の瞬間(とき)~」などがある。「華政」と同じ時代、またはそれ以降の時代を舞台にしたドラマは【ドラマの年表:朝鮮王朝】で見ることができる。

※この記事は【「華政」を2倍楽しむ】の「▼17代王・孝宗(ヒョジョン)」の一部を抜粋したものです。もっと詳しく知りたい方はコチラを参照。

■キャスト
ファイ=貞明公主役:イ・ヨニ
 子役:オ・ジョンウン→チョン・チャンビ
光海君役:チャ・スンウォン
綾陽君役:キム・ジェウォン
ホン・ジュウォン役:ソ・ガンジュン
 子役:チェ・グォンス→ユン・チャニョン
カン・イヌ役:ハン・ジュワン
 子役:イ・テウ→アン・ドギュ
ほか

BSテレ東「華政(ファジョン)」番組公式サイト
 2021.04.05-07.01 月~金10:55-12:00
「華政」DVD公式サイト

kandoratop【作品紹介】【「華政」を2倍楽しむ】