テレビ大阪|キム・ジュヒョク「武神」第51-最終回あらすじ:疑惑の病~高麗に栄光あれ

2021年11月14日11時00分ドラマ
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キム・ジュンの腕の中で息絶えるソンイ…テレビ大阪(月~金曜、ひる11時59分~12時55分)で11月15日(月)から放送の「武神」第51話~第56話(最終回)のあらすじを紹介、Youtubeにて予告動画が視聴できる。※日本語吹替(二か国語)日本語字幕なし



「武神」は、13世紀高麗時代を背景に奴隷から最高権力者へ上り詰めた実在した高麗最高の武人、キム・ジュンの一代記を描いている。大ヒットドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」主人公のキム・ジュンの主人公とも考えられる実在の人物(「トッケビ」時代背景②

■キャスト
キム・ジュン役:キム・ジュヒョク
チェ・ソンイ役:キム・ミンソン
チェ・ウ(チェ・イ)役:チョン・ソボク
チェ・ヤンベク役:パク・サンミン
ウォラ役:ホン・アルム
 ほか

【「武神」を2倍楽しむ】で、ドラマの見どころや詳しい各話のあらすじ、時代背景や豆知識を紹介している。

■第51話:疑惑の病
食糧輸送路が絶たれ、民の状況が極度に悪化している江都(カンド)。キム・ジュンはチェ・ハン排除に動き出したことをパク・ソンビらに告白し、彼らもチェ・ハン排除に同意する。そして都房(トバン)の後継をキム・ジュンに託す。チェ・ヤンベクは昔の家臣たちは信用できないと都房の警備と警戒を強化するよう部下に命じる。その頃、忠州(チュンジュ)城ではキム・ユヌの指揮により一か月に及ぶ蒙古軍の猛攻を退け、総司令官のイェグが戦闘中に負傷する。高宗(コジョン)が江華島(カンファド)を出て昇天府で蒙古の使者を迎え、王子の安慶公(アンギョンゴン)を人質にすることで蒙古軍は撤退するが、そんな中、チェ・ハンが急な病で苦しみ出す。ただの過労で他に異常はないという御典医。何かがおかしいと感じたチェ・ヤンベクは部下に命じ、チェ・ハンの料理を準備しているものを内密に調べさせ、ほかの御典医にも診察させる。そしてチェ・ヤンベクがキム・ジュンの屋敷を訪ねる。
蒙古軍の元帥イェクがなかなか落城しない忠州(チュンジュ)城を目の前に発したセリフ。どこかで聞いた事があると思ったら、昔、キム・ギョンソンが守る亀州(キジュ)城の前でサルタクが言った言葉と一緒だ。

■第52話:風雲急を告げる
チェ・ハンの正体不明の急病の理由を問い詰めるチェ・ヤンベクに対し、盲目的な忠誠心を非難するキム・ジュン。そんなキム・ジュンに対し、チェ・ヤンベクは、いずれはどちらかが死ぬことになるだろうと吐き捨てる。手足が動かなくなり、気弱になったチェ・ハンは息子のウィに自分のように己を卑下しながら生きてはいけないと言う。そんな中、イ・ヒョン殺害をきっかけに再び蒙古軍が高麗を侵攻し、高麗が送った使臣に対し、蒙古の大元帥ジャラルダイは太子とチェ・ハンの入朝を要求するが、太子が蒙古を訪れることを条件に撤兵する。 一方、病状が極度に悪化したチェ・ハンは、息子のウィをチェ・ヤンベクに託し、最期にキム・ジュンに会い、許しを請いたいと言い残し、息を引き取ってしまう。翌朝、チェ・ヤンベクはチェ・ハンの死を伏せたまま全臣僚を召集し、チェ・ハンの死を知らせると共に、息子ウィが都房(トバン)を引き継いだことを宣言する。キム・ジュンは国を立て直すために、都房の廃止を提案し、パク・ソンビ、イ・ゴンジュら賛同の下、挙兵の準備を開始する。
どんなに悪者でも自分の死が近づくと、突然気が弱くなるのだろうか?キム・ジュンのせいで自分が死ぬと分かっていながらも最期にキム・ジュンに会いたいと言うチェ・ハンを見てチェ・ヤンベクはどう感じたのだろうか

■第53話:決戦の時
ついに挙兵したキム・ジュン。チェ・ヤンベクはチェ・ウィの私邸を厳重に警備するが、パク・ソンビやイ・ゴンジュの部下である守備軍はキム・ジュン側につき、親衛隊の大半も革命軍に加わる。都房(トバン)の廃止を約束して陛下の名のもと、王室を味方につけた革命軍により劣勢に追い込まれ、キム・ジュンとの対決の末、チェ・ヤンベクは敗れてしまう。チェ・ウィは処刑され、チェ・チュンホンから4代続いたチェ政権が倒れ、ここに王政復古が実現し、キム・ジュンは大将軍に任命される。そんな中、再度、蒙古軍が侵攻するが、太子が入朝することにより撤退する。その頃、高麗の国境付近は蒙古の統治下にあり、民をはじめ役人や兵士までもが蒙古へ寝返っていた。親蒙古派の太子が王位を継ぐ立場にあることを憂慮するキム・ジュンだが、そこへ高宗(コジョン)崩御の知らせが舞い込む。太孫(テソン)を王座につけようとするキム・ジュンに対し、パク・ソンビは臣下が皇帝を変えることは許されないと非難するが、キム・ジュンは国を守れる強い王が必要だと言い放つ。
来る時が来てしまった。武士の誇りを示したいと言ったチェ・ヤンベクのために、剣を抜いたキム・ジュン。運命のいたずらとは言え、一番戦って欲しくない二人。全56話の中で一番の見せ場とも言える。

■第54話:孤独な戦い
キム・ジュンは全国民の軍隊化と戦闘化を実現させるという刷新策の下、太孫の前で、蒙古への徹底抗戦続行を主張し、それに動揺する文臣たちを非難する。有事に備えて三別抄軍の訓練を強化するキム・ジュン。一方、蒙古の新皇帝となるクビライに対面した太子は、撤兵の約束を取り付けて高麗に帰国し、24代王・元宗(ウォンジョン)として即位する。蒙古の好意に答え、敵対せず、開京へ戻る準備をするよう命じる元宗。自ら進んで蒙古に屈しようとする元宗(ウォンジョン)の態度に憤りを覚えるキム・ジュンだが、パク・ソンビとイ・ゴンジュはキム・ジュンの過激な方針に困惑の色を隠せず、疲弊した民の現状を知るイム・ヨンもキム・ジュンの強硬案に反対する。そして王室に利用されるのを恐れたキム・ジュンはパク・ソンビを罷免し、イ・ゴンジュを閑職へと左遷する。また、イム・ヨンを内勤へと追いやる。そんな中、蒙古が再び元宗(ウォンジョン)に入朝を求めてくる。キム・ジュンは王命により官僚の頂点である門下侍中(ムナシジュン)と教定別監(キョジョンピョルガム)に任命される。
奴婢出身のキム・ジュンがとうとう最高権力を手に入れ、閣下(ハッパ)と呼ばれる日が来るとは感無量と言いたいところだが、親蒙政策をとる朝廷に反対する攻蒙政策のキム・ジュンがどんどん孤立しているようで手放しで喜べない。

■第55話:蒙古の注文
ついにキム・ジュンが最高権力者の座に就き、盛大な祝宴が開かれる。一方、キム・ジュンは、元宗(ウォンジョン)の蒙古訪問に強行に反対を主張するが、平和的解決のためとキム・ジュンに土下座までして懇願する元宗(ウォンジョン)の姿に、渋々ながらも入朝を黙認する。元宗(ウォンジョン)が留守中に政務を執り行う太子に対し、チェ・ウの血を受け継ぎ、チェ氏都房の愛国心を忘れないよう肝に命じ、高麗の将来を考えて蒙古に弱みを見せてはいけないというキム・ジュン。しかし、宋や日本の討伐のため兵力と食糧を提供するという蒙古の要求を持ち帰った元宗(ウォンジョン)に対し、キム・ジュンは、民の血が流される結果は変わらないと非難する。高麗で戦が起こるよりマシだと言い、要求を飲むしかないという文臣たちに、怒りをあらわにし、蒙古への入朝を主張したイ・ジャンヨンに対しても責任を追求するキム・ジュン。三別抄たちの朝廷に対する不満が高まる中、元宗(ウォンジョン)の廃位を考え始める。そんな中、イ・ジャンヨンは、イム・ヨンに接触し、王室への協力を呼びかける。
最高権力を得てから険しい表情の多くなったキム・ジュンがアンシムと話す時にだけ見せる和らいだ表情に注目。キム・ジュンを父と慕うイム・ヨン、父子関係は壊れてしまうのか…

■第56話(最終話):高麗に栄光あれ
蒙古の使者が訪れ、日本へ送る兵の準備や船の建造を始め、高麗に対する膨大な要求を押しつける。
弱小国の悲哀だというイム・ヨンの言葉に、深く失望し、兵を挙げるべきではないと説得するイム・ヨンに耳を貸さないキム・ジュン。キム・ジュンは要求に応じるふりをしながら軍備を強化し、蒙古の武将が来る時に合わせ、反乱を起こす決心をする。王宮では先手を打ってキム・ジュンの命を奪う計画を立て、蒙古の使者のため宴会を開くが、キム・ジュンは姿を現さない。そんな中、家臣一同がチェ・ウの命日に集まり、久々の酒宴が催される。その席上でキム・ジュンは、かつて撃毬(キョック)大会の際に高宗(コジョン)から下賜された宝剣を国のために役立てるよう使えと言いながら、イム・ヨンに授ける。蒙古の査閲にあたり養成した軍隊で革命を準備するキム・ジュンだが、そこへ元宗(ウォンジョン)が倒れたという知らせが舞い込み、キム・ジュンは王宮に呼び出される。危険なので行くべきではないという臣下を振り切り、王宮へと足を踏み入れたキム・ジュンの目の前には…。
いよいよ最終回。高宗(コジョン)から下賜された貴重な宝剣をイム・ヨンへ渡した時に、キム・ジュンの心は決まっていたのか。キム・ジュンが血のつながりがない息子イム・ヨンへ残した最期の言葉に涙。

■最終回に寄せて
奴婢から最高権力者の地位にまで上り詰めたキム・ジュンの一代記を通して、絶対権力もいつかは滅び、頂点に立った人間は孤独であるということを教えてくれるドラマではあるが、男同士の熱い友情や鮮やかな戦闘シーン、権力の冷酷さ、そして切ないラブストーリーまで見どころたっぷりだった。キム・ジュンを始めとし、出演者のキャラクター設定がとても分かりやすく、長編ながら毎回飽きることなく、固唾を飲みながら見守り続けた。

テレビ大阪「武神」番組サイト
 2021年9月1日-11月22日 月-金11:59-12:55
Youtube「武神」予告動画

kandoratop 【作品詳細】【「武神」を2倍楽しむ】