Netflix「恋慕」第19話あらすじと見どころ:ソウンの切ない決断、フィとジウンを追い詰める2つの奸計

2021年12月14日08時00分ドラマ
Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中!

日本、韓国はもちろん世各各国で連日Netflixランキングのトップ10入りを果たしているパク・ウンビンとロウン(SF9)主演「恋慕」もいよいよ残り2話!12月13日(月)韓国KBSで放送、Netflixを通じて独占配信開始された第19話のあらすじと見どころを紹介しよう。毎週月・火曜1話ずつ更新される。

「恋慕」は、王位継承者だった双子の兄の死により、男装して王となる運命を背負った女性が、自分の正体、そして秘めた恋心を誰にも明かせないまま、波乱の人生を歩んでいくフュージョン時代劇。
【「恋慕」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころや各話の詳しいあらすじ、豆知識など紹介している。



■第19話
王が初恋の人タミだったと知ったジウン。2人は緑雲閣で互いの長くつらかった日々を労わりあう。ジウンは、長い間、孤独な少女タミを探したこと、けなげに笑う彼女が生きていることを願ったことを話し、涙を流す。フィは、また会えただけでも十分だと、ジウンの涙をぬぐい、そっと唇を重ねて抱きしめる。

一方、ジウンの本心を知ったソウンは、深刻な表情で訪ねてきたジウンに、「心のない婚礼はお互いが不幸になる」と、自分から破談を申し出る。ジウンが責任を感じないよう先に破談を言い出してくれたソウンに、ただ謝るしかできないジウン。「謝る必要はありません。私から破談にしたのですから…」と涙をこらえて最後の挨拶をし、屋敷の門を閉めて号泣する。

ソクチョは、「破談になったことで王の身が危険にさらされてもいいのか」とジウンにいい、「父上の方こそ王様をお守りする気がありましたか」と問い返す。そして、なぜ王がタミだと黙っていたのか?罪なき宮女を殺し、タミまで殺すつもりだったのか?他にも私の知らない罪がまだあるの?と父を責め立てる。許せないが、少なくとも理解しようとしたというジウンに、「理解しなくてもいい。自分のやるべきことをやる」と、立ち上がる父に、「秘密を闇に葬るため王様を殺めるのなら、まず私をお斬りに」と覚悟を決めた目で父を見上げる。

ソクチョは家族を、そしてジウンを守るためにサンホン君の暗殺を決行しようとするが、気づかれてしまい、サンホン君の部下を殺害する。そのことでソクチョの裏切りを確信したサンホン君はウォンサン君と手を組むことに。

「チョ内官を殺したのはサンホン君の命令だ」と、捕らえたソ医官から言質を取ったフィは、鮮朗草は入手困難で、サンホン君が持っているものが全てだとも聞き出す。そこでジウンがサンホン君の屋敷に忍び込んで鮮朗草を持ち出すことにし、フィはサンホン君を王宮に引き留めることに。

康寧殿、フィと大王大妃とサンホン君。「王が双子で、女と一緒に生まれたという噂が広まっている」と口火を切って、産室庁での皆殺しの一件を大王大妃も納得していたことを確認したフィは、“四知”という言葉を使って、2人が犯した罪の大きさを思い知らせ、「死んだ妹が生き返らぬ限り、秘密は永遠に明かされぬはず」という。ふてぶてしい笑い声をあげるサンホン君は「もし妹が生きていればもう一度、私の手で殺します」いう。2人の険悪なムードに戸惑う大王大妃。
※四知(サジ):2人だけの秘密といっても、すでに天が知り、地が知り、自分が知り、相手が知っているの意。 どんなに秘密にしていてもいつかは他に漏れるということ。

王と対面しながらも、サンホン君はフィとジウンを周りから追い詰める2つの作戦を実行させていた。一つは、ジウンの父で自分を裏切ったソクチョの屋敷に兵を送って使用人たちを皆殺しにし、妻を人質にソクチョを殺害すること。ところがジウンが運よく帰宅し、ソクチョと目配せして兵たちを片付け母を助ける。
もう一つは、ウォンサン君を使ってヒョンを殺害させ、キム尚宮とホン内官を連れてくること。ウォンサン君はヒョンを斬るが、さすがに弟を殺すことは出来ず、二度と戻ってくるなと、キム尚宮たちを連れてサンホン君の屋敷に向かう。

その頃、ソクチョから鮮朗草の隠し場所を聞いたジウンは、サンホン君の屋敷に忍び込み、毒薬を見つける。一方ソクチョはサンホン君の前に跪き、もう一度機会が欲しいと懇願し、王がチェヒョン大君に譲位するつもりだと教える。ジウンが見つかり、兵士たちに取り囲まれ騒ぎになると、ソクチョは傍に控えていた部下の刀を取り上げ、サンホン君を人質にジウンを助ける。ところが兵を引き連れ戻ってきたウォンサン君らの反撃で、ジウンたちは捕らわれ、鮮朗草も取りあげられてしまう。サンホン君が、ソクチョの目の前でジウンを殺害しようとしたとき、王が官軍と共にあらわれる。サンホン君に刀を突き付けて毒を取り上げ、投獄する。だが、傷を負ったウォンサン君の姿はなかった。

実はソクチョは、三開房のチルグムに「一時経ってもジウンが戻らなかった場合は王に伝えるよう」指示していたのだ。ヒョンもまた瀕死の状態で王の元へ向かい、キム尚宮たちを守れなかったと報告していたのだった。

獄中のサンホン君はフィに「王の秘密をばらしたらどうする」と脅すが、「先王を殺害した逆賊の言葉を誰が信じるか」と余裕の構えのフィ。そして、鮮朗草で亡き父王の死の真相を公にし、御医の証言、私兵に関する帳簿も手元にあり、官軍が閭延に向かっていると教える。万全の手を打っているフィに、「さすがは私の孫。ご立派です」と完敗を認めたようなサンホン君だったが、一人逃げ延びたウォンサン君はあきらめていなかった。

フィは、重臣たちの前で、「先王の毒殺、隠ぺい、無実の者の命を奪った逆賊ハン・ギジェ(サンホン君)を斬刑に処し、また流刑に処されたチェヒョン大君と逆賊に仕立てられ無念の死を遂げた翊善(イクソン)カン・ファギルの身分を回復しその無念を晴らす」と発表し、カオンに迎えに行かせたチェヒョン大君を招き入れる。

チェヒョン大君への譲位を事前に大王大妃に報告していたフィは、「双子の妹が死んでおらず、12年後、それに気づいたサンホン君が再び妹の殺害を試み、女の姿をした兄を間変わって殺害した。私がその妹です」と明かし、「サンホン君の処分が終わった後、欺いて王位に就いていたことの罪は、大王大妃が下した罰で償う」と話していたのだ。

ジウンは、意識の戻った父に、サンホン君と彼に従った者は全員、斬刑になると伝え、ソクチョは「自らの罪を王に伝え、罰を受けるので、母上を頼む」と、ジウンに言い残す。

チェヒョン大君は、フィの前で譲位を取り消してほしいと願い出るが、フィは「外祖父の罪が明らかになり、自分にはその資格がない」と、異母弟の手を取り、「これは命令ではなく頼みだ。そなたならできる。亡き父上の遺志を継いでくれ」と励ます。そしてソクチョには、「今すぐに斬刑に処しても、そなたの罪は許されない。だが、ウォンサン君がサンホン君と手を組んだ。閭延に兵を送ったゆえ、誰よりも閭延をよく知る内禁衛将が調査しろ。その任務を終えた後、そなたの処罰を決める」と告げる。

フィにはもう一つやるべきことがあった。王妃と二人きりになったフィは、彼女の父ノ・ハクスがサンホン君と共に私兵を増強していたことを教える。その娘である王妃は、多くの上疏が求める通りに、庶民に降格するのが当然の処遇で、王妃も承知しているという。だがフィは「ノ・ハクスが斬刑にならないよう尽力する」といい、「王妃は病で亡くなったことにするので、王宮を去って己の人生を歩むのだ」と温情をかける。その理由を問う王妃に、「前の床入れの日にした約束を果たす」と、そっと自身の衣の紐を解き、「私は男ではない。女人だから優しく抱擁することができなかった」と、欺いてきたことを謝る。驚く王妃は「秘密を明かすことで、これを私が利用したらどうするつもりなのですか?」と尋ね、フィは「受け入れるしかない。王妃に対して犯した罪はそれより大きい。王妃は私にはもったいない。どうか私を恨んでほしい」と謝り、王妃はただただ涙する。

手当てを受けて元気になったヒョンは、亡き父・桃炫(トヒョン)世子の位牌に挨拶し、兄ウォンサン君からの手紙を受け取るが、行方は分からない。ところが「長き釣り糸を垂らすと、波がようやく起こり…月明り…我が夢…」他愛ない文面から兄がやろうとしていることに気づき…。

待ちわびた譲位の前日だが、フィはチェヒョン大君に重荷を負わせてしまったのではないかと心配する。大君なら大丈夫と安心させるジウンは、「まだソクチョのことが許せない」というフィに、「許さなくていい。自分に気遣いせず、罰を下して欲しい」という。そこに、サンホン君が脱獄したという知らせが入り…。

■見どころ
恋慕冒頭、パク・ウンビンに涙をぬぐってもらうロウン。さすが、「先輩、その口紅塗らないで」で年下男子として大ブレイクを果たしただけに、甘え涙が絶品だ。一方、2度もジウンに失恋してしまったソウン。「良縁にしたかったのに悪縁になってしまった」と、こらえる涙が切ない。

少年の頃、尊敬していた父の蛮行を目の当たりにし、理解しようとしてもできなかったジウン。溝が広がる父と息子。だが、今話、母を助けるために見せた親子の目配せ、阿吽の呼吸が親子の絆を感じさせてくれる。そして、ジウンは恨んで父の愛に助けられた。
一方、外祖父サンホン君の操り人形を装い、水面下でその罪を暴いて政事を正しくしようとしてきたフィは、ついに外祖父に斬刑を下す。その姿は王として威厳に満ちている。捕らえた後は、外祖父を「ハン・ギジェ」と本名で呼び、すぐに斬刑にしても足りないほど憎いチョン・ソクチョに対して閭延行の命を下すときには「内禁衛将」と冷静に役職で呼んでいる。

一方、父の身分が回復されたことで、カン・ウンソンとして武官姿で王のそばに立つカオンが素敵だ。いよいよ次回で最終回。フィはサンホン君とウォンサン君の謀反を防ぎ、無事異母弟に譲位できるのか?そしてジウンとタミの初恋の結末は?

※Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中

■キャスト
王イ・フィ役:パク・ウンビン/チェ・ミョンビン
チョン・ジウン役:キム・ロウン(SF9)/コ・ウリム
イ・ヒョン役:ナム・ユンス
ユン・ヒョンソル役:キム・ジェチョル
キム・ガオン[カオン]役:チェ・ビョンチャン
サンホン君ハン・ギジェ役:ユン・ジェムン
チョン・ソクチョ役:ぺ・スビン
 ほか

■スタッフ
演出:ソン・ヒョンウク「僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~」「また!? オ・ヘヨン ~僕が愛した未来(ジカン)~」
脚本:ハン・ヒジョン「とにかくアツく掃除しろ! ~恋した彼は潔癖王子!?~」

Netflix
 2021年10月11日スタート 月・火
Youtube予告動画

kandoratop【作品詳細】【「恋慕」を2倍楽しむ】