前澤友作「地球を大事にしようと思った」「次の夢は月に行くこと!」帰還報告記者会見レポート

2021年12月23日10時00分社会
©Yusaku Maezawa

前澤友作(株式会社スタートトゥデイ代表取締役)、平野陽三(前澤関連会社役員)、アレクサンダー・ミシュルキン(ロシア人宇宙飛行士)の3人は、約12日間のISS(国際宇宙ステーション)滞在を経て、2021年12月22日(水)20時30分頃(日本時間)から、ロシア・モスクワ州のスターシティ内にて、帰還報告記者会見をオンラインで行った!アーカイブ配信も開始した。オフィシャルレポートが到着したのでご紹介しよう。



ISS滞在から帰還後、初の公の場となる本会見。フライトスーツを着用した3人は、横一列で椅子に座り、事前に世界中のメディアから寄せられた質問にオンラインで答えた。まず、「ISSの滞在は短かったか、長かったか?」と聞かれた前澤は、「短かったです」と即答し、「慣れるまでに3~4日かかりましたし、慣れてからもあまり時間がなかったので、理想でいうと20日くらい滞在したかったです。30日だと少し長いかな」と、率直な思いを述べた。そして、「宇宙でやってほしい100のこと」ついて聞かれると、「100個中70個~80個はできたかと思います。20~30個はできませんでした。内容はYouTubeをご覧ください(笑)」と、宇宙で実践した「100のこと」を振り返った。

今回の宇宙滞在で、日常生活に対する見方や考え方がどのように変わったかと聞かれた前澤は、「地球を大事にしようと思いました。あと、缶詰めを食べた後は地上でも小さく折りたたもうと思いました。ゴミをしっかり分別します」と回答。さらに、宇宙空間で心地の悪かったことに関して、前澤は「睡眠が難しかったです。それを改善するために、ある工夫をしました。続きはYouTubeをご覧ください(笑)」と、宇宙でのつらかった体験についても明かした。

最後に、次の夢を聞かれた前澤は、「次の夢は月に行くことです」と力強く回答。2023年に予定している月周回旅行に向けて意欲を見せた。

記者会見のアーカイブ映像 (©TASS/Roscosmos)

■質疑応答(前澤および平野の回答)
Q. (宇宙滞在期間の)12日間は長かったですか?それとも短かったですか?
A. 短かったです!慣れるまでに3~4日ほどかかりましたし、慣れてからあまり時間がなかったので、理想を言えば20日間くらい滞在したかったです。30日間は少し長いと思いました。(前澤)

Q. 事前に募集した「前澤友作に宇宙でやってほしい100のこと」のうち、実現できたのは何個ですか?
また、実現したものの中で一番つらかったことは何ですか?
A. 70~80個はできたと思いますが、20~30個は出来ませんでした。
詳細はYouTubeをご覧ください!笑(前澤)

Q. 宇宙飛行を経験して、日常生活に対する見方や認識、考え方はどのように変わりましたか?
A. 地球を大事にしようと思いました。また、缶詰を食べた際には小さく折りたたんで捨てようと思いました。
ごみはしっかり分別します。(前澤)

Q. 前澤さんは「世界平和」という表現をよく使っていると思いますが、宇宙でそれを実現するためにはどのようにすればよいと考えますか?
A. 偉い方々にも宇宙に行っていただいて、実際に宇宙から地球を見ると恐らくお考えが変わられると思うので、たくさんの方々に行ってほしいと思います。特に国を動かすような方々には行っていただきたいです。(前澤)

Q. 宇宙旅行士に対して、ISSから出て船外活動(EVA)をする提案があったと聞きましたが、いかがでしたか?
A. EVAは今回は実現できませんでしたが、次回はやりたいです。(前澤)
機会があれば是非やりたいです。(平野)

Q. 今後、前澤さんは宇宙周回計画をされているかと思いますが、平野さんも一緒に行かれますか?
A. まだ決まっていません。機会があれば…(平野)

Q. 宇宙空間で一番辛かったことはなんですか?また、それを少しでも改善するためにどうされましたか?
A. 睡眠が一番難しかったです。少しでも良くするためにある工夫をしましたが、
その続きはYouTubeをご覧ください!笑(前澤)
基本的に快適に過ごしましたが、最初の2日間は宇宙酔いにひどく悩まされて大変でした。(平野)

Q. 多くの人にとっては宇宙旅行はまだ「夢」のままだと思いますが、その夢を実現された今、新たな夢は何ですか?
A. 次の夢は月に行くことです!(前澤)
僕はまず、この宇宙体験を皆さんに広げたり伝えたりすることが直近の目標です。(平野)