宮崎駿の空へのロマンが詰まった『紅の豚』14日金曜ロードショーで放送!予告動画

2022年01月13日08時00分映画
©1922 StudioGhibli・NN

2022年の秋の金曜ロードSHOW!のスタートは2週連続スタジオジブリ!第2週となる1月14日は、宮崎駿監督が「大人のカッコイイ男」の姿を詰め込んだ冒険ファンタジー『紅の豚』を午後9時~10時54分まで放送!番組公式サイトで予告動画が視聴できる。

『紅の豚』は、1992年夏公開の長編アニメーション映画。キャッチコピーは“カッコイイとは、こういうことさ。”。スラリとした他のキャラクターの中で、豚のルックスの主人公のどこがカッコいいのか?と未視聴の方ならそう思うかもしれないが、視聴後はきっとこのキャッチコピーが偽りでなかったと納得するはず。



物語の舞台は、世界大恐慌時のイタリア・アドリア海。賞金稼ぎで生きる豚・ポルコと、美しい女性・ジーナ、アメリカからやってきた飛行艇乗りのカーチス、ポルコの飛行艇を修理する少女・フィオの、4人の愛と友情の日々を描く。どんなときでもユーモアを忘れないポルコのダンディズムと、彼を巡るジーナとフィオの2人のヒロインとの淡いロマンスにうっとり。そして、ポルコとカーチスが縦横無尽に繰り広げる空中戦は、宮崎駿監督の真骨頂が炸裂。カッコいいとは何か、宮崎監督が突き詰めた大人のための名作だ!

本作は、元々は機内上映用の短編として製作が開始された。前年の『おもひでぽろぽろ』で疲れたスタッフのために、宮崎監督自身を投影したとも言われているキャラクターを主人公に、大好きな大空&飛行艇を描く、あくまでもスタッフへの慰労も込めた“趣味の映画”となるはずだった。そのため、『となりのトトロ』『魔女の宅急便』と違ってターゲットは飛行機に乗るビジネスマン。ところが企画が進むうちに構想がどんどん膨らみ、劇場用作品として93分の大人のための長編アニメーション作品となった。主役陣の声優も森山周一郎、加藤登紀子、上條恒彦、そして現在六代桂文枝を名乗る桂三枝という、完全に大人の男性諸氏向けのキャスティング。加藤登紀子は主題歌とエンディング曲も歌っている。

いつもは子供のためにアニメ映画に付き合う親御さんたちも、明日の金曜ロードショーは、空と海を縦横無尽に駆け巡る飛行艇の躍動感と、深い人間模様にご自身が酔いしれては?大人のための長編アニメーション『紅の豚』は、日本テレビにて1月14日(金)よる9時~10時54分まで放送する。

■あらすじ
イタリアのアドリア海に、飛行艇に熱中する4人の少年とひとりの少女がいた。彼らはともに大空をめざした。やがて少年たちは戦火の中へ、ひとりは青い海に、もうひとりは荒野の果てに、それぞれはるか彼方へと消えていった。残されたのは少女と、ひとりの少年だけ。少年は自らに魔法をかけて、人間であることをやめた…。少年の名はポルコ。
世界恐慌後のイタリア・アドリアーノでは、空賊狩りの賞金稼ぎで生業とするポルコがいた。敵対する空賊連合のマンマユート団は積年の恨みを晴らすためアメリカ人カーチスを助っ人として雇う。数日後、飛行艇の整備のためにミラノに向かって飛んだポルコは、カーチスの攻撃を受け愛機は大破!
彼は愛機を馴染みのピッコロ社に修理依頼するも、人手不足のため担当したのは、17歳の孫娘フィオ。フィオの才能と献身的な努力により見事復活した愛機と共に、ポルコは、アドリア海の飛行艇乗りの名誉を賭けて、カーチスとの再戦に挑む。だがその時、国家に対して非協力的なポルコを空賊たちもろとも葬ろうと、イタリア空軍の大部隊が迫りつつあった。

■キャストと声優
<ポルコ・ロッソ>森山周一郎
<マダム・ジーナ>加藤登紀子
<ピッコロおやじ>桂三枝
<マンマユート・ボス>上條恒彦
<フィオ・ピッコロ>岡村明美
<ミスター・カーチス>大塚明夫
<バアちゃん>関弘子

■スタッフ
<監督>宮崎駿
<原作・脚本>宮崎駿(月刊「モデルグラフィックス」連載)
<音楽監督>久石譲
<主題歌>「さくらんぼの実る頃」J.B.Clément-A.Renard 唄 加藤登紀子
<エンディング・テーマ>「時には昔の話を」作詞・作曲・唄 加藤登紀子
(シングル/ソニーレコード サントラ/徳間ジャパンコミュニケーションズ)
<挿入歌>「LE TEMPS DES CERISES」
J.B.Clément-A.Renard
Arr. M. Villard
Jack Lantier
<挿入曲>狂気(MADNESS) 久石譲 (東芝EMI)
<プロデューサー>鈴木敏夫

日本テレビ「金曜ロードSHOW!」番組公式サイト