ソン・ガンとパク・ミニョン初雪の抱擁!「気象庁の人々:社内恋愛は予測不可能?!」第15−16話(最終回):アンサンブル〜明日の正解
パク・ミニョン×ソン・ガン主演でNetflixでも毎週独占配信中のJTBCドラマ「気象庁の人々:社内恋愛は予測不可能?!」気になる第15話~第16話(最終回)のあらすじと見どころを見てみよう。
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「気象庁の人々:社内恋愛は予測不可能?!」は、1%の確率で変わる天気を予測し正確に国民に伝える為に奔走する気象庁の職員たちの活躍とロマンスを描く作品だ。
【「気象庁の人々」を2倍楽しむ】では、各話の詳しいあらすじと見どころ、キャストの魅力などまとめて紹介している。
JTBC公式チャンネルで公開されている予告映像も合わせて観て頂くと作品の雰囲気が掴めるはずだ。
■第15話「アンサンブル」
シウ(ソン・ガン)の父親ミョンハン(チョン・ベス)の検査で怪しい影が見つかり、検査入院の手続きを済ませたハギョン。検査を受ける事にしたミョンハンはハギョンからシウと別れたと聞いて表情を曇らせる。ハギョンもまた、「シウには言うな」というミョンハンの言葉にどうするべきなのか頭を抱え、父に連絡してみてはどうかと説得するがシウを怒らせてしまう。
一方、ユジン(ユラ)の妊娠にようやく父親になる覚悟を決めたギジュン(ユン・バク)だったが、「今の状況で育てていくのは難しい」と言って産婦人科で子供を堕ろそうとするユジンの言葉にショックを受け、育児について調べ始める。
季節外れの寒さの中、ソウルでは初霜が観測され、翌日には暖かさが戻ってくるものと予測していた気象庁。そんな中、気圧の動きに異変を感じた一同は寒さが当面続く可能性があるといい、一度発表した予報を覆す事を決断する。初めは反対したギジュンも「若い頃に問題を起こしても課長が味方してくれたおかげでここまで来れたから、私も今度はそうしてあげたい」というハギョンの言葉を聞いて予報を覆す事に同意する。
予報やシウの父の事で思い悩んだ表情のハギョンを見かけたシウは父の事で強く言い過ぎたと謝るが理解しているというハギョンに「どうして大丈夫、理解してると言うの?別れないとダダをこねたらどうするのか?まだ大好きだ」と抱き締めるが、予報を勝手に覆された1課長がハギョンに怒鳴り込み、庁内は一触即発の危機に見舞われ、10年ぶりに娘の誕生日を祝うはずだったドンハン(イ・ソンウク)も気象庁に引き返す羽目になってしまう…。
■第15話見どころ
残り2話となったがソン・ガンとパク・ミニョンはまだ結ばれず、代わりに周辺人物のエピソードや気象庁内での騒乱がヒューマンドラマとして描かれた第15話。
妊娠しながらも子供を諦めようとするユジンと、子供を産み育てる為に必死に育児について情報収集するギジュンの姿はある意味、現代の共働きの夫婦の現状を風刺しているのかも知れない。それにしてもユジンに対してはいい夫として、ハギョンに対してはよき友人として的確なアドバイスを与え、今回はよき父親になろうと頑張るユン・バクの序盤と180度反転した演技には好印象が持てる。
今回一番目を引いたのは予報を覆されて大激怒する高圧的な1課長と真っ向から対立するパク・ミニョンのバトルシーンだ。この騒ぎの為にせっかく10年ぶりに祝えるはずだったドンハンが引き返さなければいけなくなったのは視聴者としても心が痛いが、火に油を注ぐようなパク・ミニョンの正論と、それを擁護する2課のチームメンバーの様子が描かれ、ドンハンが明かした1課長の過去と、娘の誕生日を祝えなかったドンハンの嘆き、そして2課の予報的中とスッキリさせてくれる場面だった。勝ち誇った顔のチームメンバーがエレベーターホールで一斉に笑い出すシーンも微笑ましい。
一番の問題である主人公二人の関係は遂に最終回まで持ち越される事になったが、この他にもシウと父親の関係、遂に母親に関係がバレたテギョン(チョン・ウンソン)とソクホ(ムン・テユ)、ドンハンの家族などヒューマンドラマ的要素も含めてどのような展開になっていくのか最終回からも目が離せない。
■第16話(最終回)「明日の正解」
父の病状を知ったシウは葛藤し、父の為に一緒に暮らす決意をするが、突然病院から姿を消した父を探して街をさまよう。父ミョンハンからの電話で「良心があるなら父親らしい事をして、いい思い出の一つでも残して死ぬべきだ」というシウにこれまで悪い父親だった事を侘びて「俺は父親失格だから検査は必要ない、ハギョンとよりを戻せ、俺の遺言だ」と言い涙しながらに連絡を絶ってしまう。
突然の腹痛に襲われたユジンに付き添って産婦人科を訪れたギジュンだが、腹痛は妊娠初期によくある現象だと言われ、お腹の子供の鼓動を聞かせてもらい涙を浮かべる。ある日、ユジンに初めて気持ちが芽生えた時の事を打ち明けたギジュンは子供の鼓動を聞いて嬉しかった事を伝えて俺が頑張るからとユジンを説得し、ユジンも涙でギジュンを抱き締める。
そんな中、シウが(父と暮らす家を借りる為に)住宅ローンの相談をしに来た事からハギョンとの結婚やおめでた説まで飛び交い、困惑したハギョンは同僚達にシウと別れていた事を打ち明け、それを聞いたシウはショックを受けてしまう。
娘の誕生日すら一緒に祝えなかった自分に失望して離婚に同意して家を出て当直室で寝泊まりしていた妻ヒャンネ(チャン・ソヨン)はいつも謝る言葉しか知らない夫に「ありがとう」と言えばいいのにと涙ながらに本心をぶつけ、ドンハンも涙しながら妻を抱き締める。
ある日、失敗を恐れずに、夜中に初雪が降ると予報したハギョン。シウはハギョンの母から、ハギョンはギジュンから「本当は好きなら別れるべきではない」と言われ、ただシウの事が好きだったと気付いたハギョンはソウルにある気象観測所に向かう。ちょうど舞い始めた初雪。「雪が降ると言ったでしょ」という言葉に振り向くとそこにはシウが立っていた…。
■第16話(最終回)見どころ
遂に迎えた最終回では雪の中で抱き合うソン・ガンとパク・ミニョンの姿も印象的だが、出産ギリギリまで仕事する!と熱意を燃やすユジンやSNSでママ友と交流しながらユジンをサポートするギジュンをはじめ、2課のメンバーのそれぞれのエピソードに胸を熱くさせられる。中でも妻の本心を聞いて涙するドンハンや、親子の絆が感じられるシウと父親の電話のシーンなど「男泣きシーン」は必見だ。
物語全編を通して主人公を演じたソン・ガンとパク・ミニョンのラブラブなシーンの分量は非常に少なかったが、その分序盤の交際初期や、今回、初雪が舞う中でお互いの気持ちを確かめ合うシーンやパク・ミニョンの満面の笑みがより印象的に描かれ、前述の通り、登場人物全員が幸せに暮らす様子が描かれ安心して観終える事ができるヒューマンドラマだった。
作中でも語られた通り、二人が出会った「3月14日」から初雪が降る冬まで様々な季節の象徴的な気象現象に向き合い、再び3月14日により結束力を強めたチームの姿でラストを迎えた本作。ストーリーにのめり込んで視聴してきた方も登場人物のそれぞれの季節でのファッションに注目しながらもう一度最初から観てみると面白いかも知れない。
「気象庁の人々:社内恋愛は予測不可能?!」は、JTBCの土日ドラマとして2月12日(土)より放送されNetflixでも独占配信中だ。
■スタッフ
演出:チャ・ヨンフン
脚本:ソニョン
原題:기상청 사람들: 사내연애 잔혹사 편
■キャスト
チン・ハギョン役:パク・ミニョン
イ・シウ役:ソン・ガン
ハン・ギジュン役:ユン・バク
チェ・ユジン役:ユラ
ぺ・スジャ役:キム・ミギョン
オ・ミョンジュ役:ユン・サボン
コ・ボンチャン役:クォン・ヘヒョ
オム・ドンハン役:イ・ソンウク
ほか
◇Netflix
◇JTBC番組サイト
【作品詳細】【「気象庁の人々」を2倍楽しむ】