「最愛の敵~王たる宿命~」Disney+にて独占配信前にイ・ジュン×カン・ハンナ×チャン・ヒョクインタビュー映像チェック

2022年04月29日23時00分ドラマ
ディズニープラス
『最愛の敵~王たる宿命~(原題:赤い丹心)』
5月2日(月)より独占配信

イ・ジュン、カン・ハンナ、チャン・ヒョクら注目のキャストが出演する政治ロマンス時代劇「最愛の敵~王たる宿命~(原題:赤い丹心)」(全16話)が5月2日からKBS2月火ドラマとして放送され、同日よりディズニープラスでも独占配信となる。KBSの番組公式サイトで公開されているインタビュー映像をチェックしてみよう。

「最愛の敵~王たる宿命~(原題:赤い丹心)」は、王として生き残るために愛する女性を排除しなくてはならないイ・テ(イ・ジュン)と、生き残るために皇太子妃にならなければならないユジョン(カン・ハンナ)、実質的に朝廷の権力を牛耳る左議政パク・ゲウォン(チャン・ヒョク)らが繰り広げる政治ロマンスドラマだ。



KBS公式サイト(韓国語)では予告編やポスター撮影の裏側を紹介するメイキング映像、各登場人物が作品や役柄を語るインタビューが公開されており、미공개 영상(未公開映像)から写真をクリックすると閲覧できる。今回は2部に分けて公開されているインタビューについて紹介しよう。

RedHeart画像:KBS「붉은 단심」より●第1弾 イ・ジュン×カン・ハンナ
インタビュー第1弾
第1弾で登場したのは主人公で第12代王イ・テを演じるイ・ジュンと、逆賊の娘としてイ・テと政敵になりながらも生き残らなければならないもうひとりの主人公ユジョンを演じるカン・ハンナの二人だ。物語では愛と政治のはざまで翻弄される二人だが、インタビューではあえてパンマル(タメグチ)が使われ、うまく話せる自信が無いというイ・ジュンがカン・ハンナに「期待するね」と煽られて慌てふためく姿や、視聴者に挨拶してぎこちなく照れる姿が可愛らしく描かれている。

本作について「宮中の血の色のロマンスドラマ、様々な人物の事情を見せながら絡み合う人々の丹心(真心)を描いた作品だ」と語りインタビューが幕を開けた。

話題がそれぞれの役柄になると、「イ・テは宮中の厳しい暗闘の中で自身の王権を守る為に孤軍奮闘する人物」「ユジョンは数々の苦難や逆境の中でも価値や信念を貫いて宮中で賢く苦難を乗り越えていく自己主導的な女性だ」とカン・ハンナが饒舌に語り、聞いていたイ・ジュンを唸らせた。

出演を決めた理由について先に答えを求められたイ・ジュンは「苦難が多いストーリーだが、それに挑戦したい気持ちがあって、新たな挑戦をするに至った」と語り、カン・ハンナは「台本を開いた瞬間すらすらと読めた。ユ・ヨンウン監督のこれまでの作品を全て観たが繊細な演出と濃ゆい時代劇が出会ったら、どんな新しい時代劇が誕生するのかと思った。全ての登場人物が魅力的で一緒に作品を作ってみたかった」と明かした。

自身が演じるイ・テの魅力を3つ尋ねられたイ・ジュンは「喧嘩に強い、僕は違うけど」と笑いを取って仕切り直すと「一人の女性だけを見つめるひまわりのような魅力を持っているひたすら丹心(真心)な人物だ」「情に厚くカイロのような人間だと思う」と締めくくった。

これに対してカン・ハンナは「周りの人物の面倒をよく見る心の温かさ」「苦難や逆境を切り抜ける賢さ」と完璧に語った後、「ユジョンも喧嘩に強い。物理的な喧嘩ではなく対処や処世術に強い人物」と笑い、これにはイ・ジュンも確かにそうだと頷き、将軍スタイルの人物だと笑いを取った。

イ・テにとってユジョンはどんな人物なのかと尋ねられると名前にかけて「ユジョンラン(有精卵)みたいな人物だ」と言いカン・ハンナの意表をついたイ・ジュン。「有精卵が好きなんだもん」というシンプルな理由だ。

これに対して、カン・ハンナはユジョンにとってのイ・テを「旦那様」だと言い、龍袍(王族の着る服)をかっこよく着こなしていてもユジョンに対してはただただ「旦那様」であると述べた。これに対してイ・ジュンも「王だけど王じゃないと思われるかも知れない」と付け加え作中での二人の身分を超えた特別な関係をアピールした。

それぞれの役柄と似ている点・異なる点を聞かれたイ・ジュン。まず異なる点として挙げたのはイ・テの涙の多さだという。現実のイ・ジュンは涙のかけらもないと言い切りカン・ハンナが爆笑しながら「このドラマで一生分の涙を流してるのね」とつっこむ。「演じている際は涙のせいで前がよく見えなかった、(私生活では)悲しい気持ちを感じ取りはするけど、涙として表現できそうにない」と言い、逆に似ている点としては「喧嘩が強いところ」と言って爆笑しながら冗談だと言いつつ「ひたすら真心なところ、一人だけを見るところだ」と述べた。

対するカン・ハンナは似ている点を「外柔内剛(人に対しては柔らかいが芯が強い)なところ」で「ユジョンは戦うが私は戦うのはあまり好きじゃなく避けたいと思う、そこが似ていない点だ」と端的にまとめた。

この役を演じるに当たって準備をした事を聞かれたイ・ジュンは「初めてアドリブをせずに台本通りに演じてみようと努力した作品だ、その通りに成し遂げた、今までは違う方法で役を分析して台本通りに演じた事がなかったが、本作は挑戦であり努力した作品だった」と自信満々に即答した(「カプトンイ 真実を追う者たち」での不気味なピエロ、「不可殺 -永遠を生きる者-」での不死身の怪物ウルテ役などの怪演がイ・ジュンなりのキャラクター分析の賜物だとすると彼の演技のポテンシャルに鳥肌が立つ発言だ)。乗馬のシーンについても「今までに乗った事がなく、最初は怖かったがカメラが回ったらなんか上手くいった、カメラが回れば自分も狂うからだ」と実戦に強い余裕を見せつけ笑いを誘った。

カン・ハンナはユジョン役を演じるにあたって台本を読み込み、過酷な人生を歩んできたユジョンの感情線を積み重ねていく為にだいぶ悩んだと言う。言葉と言葉の間にもどんな感情を当てはめればいいのかを今回はすごく悩んだと思うと振り返った。

一番印象深いセリフや場面を聞かれたイ・ジュンは「足を切り落とす」というセリフが一番最初に浮かんだという。あまりにも残忍なセリフに「この時代に生きていた人は怖かっただろうな」と感じたと明かした。

カン・ハンナは印象深かった場面として大広通橋(清渓川にかかる橋のひとつ。かつては王宮に続く最も規模の大きな橋だった)で見つめ合うシーンで橋がとても美しかった事を挙げた。

ドラマの見どころについてイ・ジュンは「この作品はどのキャラクターも魅力の饗宴だ。どの役の演技を見てもかっこいいと思った事が多かった、特にハ・ドグォンが演じる内官尚伝チョン・ウィギュン」だと言い、カン・ハンナも「私もチョン・ウィギュンがかっこいいと思う」と同意した。「他にもそれぞれの登場人物の魅力が多いので是非見守ってほしい」と最後に丁寧語を使いそうになりながらも無事にパンマルで魅力を伝えた。

このドラマにぴったり当てはまる単語は何かと尋ねられたカン・ハンナは「波乱万丈(パランマンジャン)」だと言い切った。これには「準備しました?」と思わず丁寧語で驚くイ・ジュン。「ある程度は準備しないと」と笑いながらも「登場人物が迎える状況がかなり波乱万丈だ」と説明した。彼女の返答に感心し続け「赤い丹心波乱万丈(パランには青いという意味もある)」と呟くイ・ジュン。カン・ハンナも「気に入った?」と得意げな表情だ。

最後に原題の붉은 단심(プルグン タンシム)で四行詩を作れと無茶振りされたイ・ジュン。かなり高難度な要求にありきたりな答えはつまらないと悩みながらも붉은 단심은 대체(赤い真心は一体)은제 방송하나?(いつ放送するの?)단 하루라도 빨리 볼수 있면(一日でも早く観られたら)심적으로 편할 것 같은데(心的に楽だと思うんだけど)とまとめた。

カン・ハンナの番になると붉은 단심은 많(赤い丹心はたくさん)은 이야기와 볼거리가 풍부한드라마입니다(の話や見どころが豊富なドラマです)단영코! 2022년 퇴고의 사극 드라마가 될(当然2022年最高の時代劇ドラマになる)심심할 틈이 없는 붉은 단심(退屈する暇のない赤い丹心)と続け、「たくさん期待して愛してください」と綺麗に締めくくった。わずかに残った時間に彼女の四行詩を褒めていたイ・ジュンも視聴者に向けて「楽しんで観ていただいてたくさん愛していただければと思う、お体に気をつけて」と挨拶をし、「楽しく一生懸命撮影をしているのでたくさんの期待と愛情をお願いします」というカン・ハンナの言葉でインタビューは幕を閉じた。



RedHeart画像:KBS「붉은 단심」より●第2弾 イ・ジュン×チャン・ヒョク
インタビュー第2弾
第2弾でもパンマルで進められたインタビュー。今回はイ・テ役のイ・ジュンが作中で対立するゲウォン役のチャン・ヒョクを招き、緊張感が漂っている。しかし、冒頭からチャン・ヒョクの「この作品が終わったらメロドラマに出るわ、俺はこのドラマは政治時代劇ではなくメロ時代劇だと思って来たんだ」といきなりの宣言で後輩役者のイ・ジュンを笑わせた。

イ・ジュンは大先輩に対してパンマルを使う事に気まずさを覚えていると明かし苦笑いしながらも「パク・ゲウォンの役柄を紹介してよ」と言って思わず顔を隠す。一方、余裕たっぷりのチャン・ヒョクは「ゲウォンは権臣のような感じを持っているが国へ忠誠を誓うキングメーカー役だ」と答え、作品を引き受けたきっかけは「息が合う役者たち、それに魅力溢れるゲウォンの役柄を興味深く面白く表現できるからだ」と答えた。

「ゲウォンは○○○○○だ」という質問に対して「トラウマだ」と即答したチャン・ヒョク。ゲウォンは暴君による悪政のトラウマを抱えて、国をしっかり作り上げなければと考えてこうやって話した…ん…だ」とぎこちないパンマルで答え笑いを誘った。

ゲウォンにとってのイ・テはどんな存在か思わず敬語で尋ねてしまうイ・ジュン。「王だろ」と即答したチャン・ヒョクは続いて作中でのゲウォンと似ている点と似ていない点を聞かれると「遭遇したら死ぬドッペルゲンガー級に顔が似てる」「状況が違うと思う」と即答。これに対してイ・ジュンも「それはそうでしょ」と笑いを隠しきれないでいた。

最も印象深いセリフや場面について「朝鮮時代の政治を反映した宮中の政治を描いたドラマではあるが各登場人物の心理的な部分をたくさん描いているような作品だ」と前置きした上で「送る気持ちでしょう、酔ってはいけないと信じているから、深い恋慕のようだ」というセリフがインパクトがあったと振り返った。前後の文脈が分からないが作中のどの辺りに出てくるのか注意しながら視聴してみると面白そうだ。

この作品を是非観なければならない理由を尋ねられると「赤い丹心じゃん?黄色い丹心だったら…青い丹心だったとしても観ろと言うだろうか?赤い丹心だから観なければいけないんだと思う」と答えるチャン・ヒョクに笑い過ぎて呼吸困難に陥るイ・ジュン。

第1回同様、原題の붉은 단심(プルグン タンシム)で四行詩を作るよう無茶振りされたチャン・ヒョク。붉은 단심(赤い丹心)은한 드라마가 아니야(暗いドラマじゃない)단순한 드라마가 아니야(単純なドラマではない)심각하게 재미있는 드라마야(深刻に面白いドラマだ)と見事にまとめた。

後半はバランスゲームと称してチャン・ヒョクがイ・ジュンに「無人島に連れて行くなら5歳のゲウォンかゲウォン5人、どっちを選ぶ?」と質問を投げかける。「一人でも怖いのに!」と当然5歳のゲウォンを選択したイ・ジュンは「撮影中に本当に恐ろしいと思った事もある。みんな台本を読み込んで役を作ってくるが想定外の演技が飛んできた」と明かした。「俺がお前を殴りでもしたか?」と笑うチャン・ヒョクに「いつも親切にしてくれるけど存在が怖い」と弁解しつつ「ゲウォンもイ・テの事を礼儀正しく陛下と呼ぶが声のトーンが大きくなってくると恐怖を覚えた、だから5人も連れて行ったら大変な事になる」と苦笑。

続いて「未来と過去どちらかに行けるとしたら?」という質問には「過去だ。未来を知ってしまったらそれを待つのがしんどいと思うから。過去に対して懐かしむ気持ちが強い方だがだんだん薄れていく記憶をもう一度行って(追体験できたら)よさそうだ」と即答したイ・ジュン。「未来が変わっちゃうかも知れない」というチャン・ヒョクの一言に「それなら未来に行く」と答えたイ・ジュンに今度はスタッフから「イ・テならどちらに行くだろうか?」という質問が飛んでくる。「過去を変えられるなら過去に行くだろう、間違いを正す為に」と真剣に答え、チャン・ヒョクも頷く。

「愛する女性と結婚するが歴史から忘れ去られる王になるか、政略結婚をして歴史に残る王になるか、どちらを選ぶか?」という質問に対しては前者を選び。「歴史に残ったところで死んだら存在が無くなるじゃないか、死んだら何も意味がなくなりはしないか?」とポロッと自分の死生観を語るイ・ジュンに対して「だから俺がキングメーカーをやるんだよ、しっかりした王を作ろうとして大変なんだよ」と見事につっこむチャン・ヒョク。

出題者がバトンタッチし「生まれ変わったら王とキングメーカーのどちらがいいか?」という質問に即答で王になりたいと答えたチャン・ヒョク。「王になれば座ってるだけでいいしひざまずかなくてもいいじゃん。ひざ痛いんだもん」と茶目っ気溢れる正直な答えでイ・ジュンを笑わせた。

「ゲウォンの致命的な魅力は虎の風貌?ずば抜けた知略?」と聞かれると「虎の風貌だ、顔で役者になったじゃん」と冗談を飛ばした。作中のゲウォンは王をも捕食する虎のような様相だとイ・ジュンが付け加えると「一匹狼の方が近い」と自信満々に答えた。

「イ・テに尊敬されるゲウォンとイ・テに恐れられるゲウォンならどちらがいいか?」との質問には「尊敬と言うよりは尊重されるゲウォンがいい」と考えを述べ、作中では決して観られない満面の笑みで手を振り視聴者に視聴を呼びかけて幕を閉じた。

愛し合いながらも感情と政治のはざまで翻弄される二人、そしてそれぞれの信念が交わる事なく対立する二人。それぞれ作中の役柄とはかけ離れた自然体でおこなわれた今回のインタビュー。キャストの魅力が詰め込まれているだけでなく作品を視聴する際に補助的にな役割を果たしてくれる情報もたくさん聴く事が出来るので是非、作品と合わせて視聴して頂きたい。

「最愛の敵~王たる宿命~(原題:赤い丹心)」は2022年5月2日から月火ドラマとしてKBS2で21時30分から放送され、同日からディズニープラスでも独占配信予定だ。

■スタッフ
演出:ユ・ヨンウン
脚本:パク・ピルス
原題:붉은 단심(プルグンタンシム)

■キャスト
イ・テ役:イ・ジュン
ユジョン役:カン・ハンナ
パク・ゲウォン役:チャン・ヒョク
チェ・ガヨン役:パク・ジヨン
チョ・ウォンピョ役:ホ・ソンテ
ほか

■配信予定
配信開始:2022年5月2日
エピソード数:全16話

予告動画(Youtube)
KBS番組公式ページ

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