WOWOW「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」第13-14話あらすじ:新たなる愛の巣~涙の再会

2022年05月20日19時00分ドラマ
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左議政イ・イチョムの息のかかった者が誤射を装ってバウの胸を撃ち…WOWOWプライムにて毎週金曜(午後7時から)2話連続で放送・オンデマンド配信するチョン・イル主演韓国時代劇「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」(全20話)、5月27日第13話~第14話のネタばれ(なし/あり)あらすじと見どころ、豆知識を紹介しよう。



「ポッサム‐運命を盗む」は17世紀、朝鮮王朝を舞台に、誘拐を装い寡婦を再婚させる風習“ポッサム”により、人違いでさらわれた王女とワケありの盗人との奇妙な出会いが歴史の歯車を大きく動かすロマンス時代劇。【「ポッサム‐運命を盗む」を2倍楽しむ】では4つの見どころやドラマの時代背景、ポッサムや寡婦について、メインキャストについて詳しく紹介しているので、視聴の参考にどうぞ。

■キャストメインキャスト紹介
バウ役:チョン・イル
ファイン翁主スギョン役:クォン・ユリ(少女時代)
イ・デヨプ役:シン・ヒョンス
朝鮮第15代国王・光海君役:キム・テウ
イ・イチョム役:イ・ジェヨン
ほか

■第13話「新たなる愛の巣」あらすじ
スギョンを妻とし母、妹とともに都に屋敷を構えたバウ。キム・デソクの名を取り戻し武科の科挙に応じる。火縄銃の試験で暴発を装ってバウの殺害を図るイチョム。光海君の指示で身に着けた胴着がバウの命を救う。イチョムに反撃したいバウは、彼が明(みん)から密輸した絹織物を資金源としていることをつかみ、スギョンとともに反物店を調べる。そこで働いている男の顔を見て驚くバウ。なんと彼は、妹ヨノクが官婢(かんぴ)の頃に婚礼を挙げたチルソンだった!

▼以下、ネタバレあらすじ

武科最後の射撃実技で、見事2発を命中させたバウだが、左議政イ・イチョムの息のかかった者が誤射を装ってバウの胸を撃つ。バウは銃創を負い吐血しながらも最後の一発をみごと、的に当て合格、そのまま気を失う。だが不穏な動きを察していた王が、事前にバウに防弾服を渡していたおかげで命拾いする。帰宅したバウは家族に心配をかけないよう平気を装うが、スギョンはひと目で彼の異変に気づく。

王は、誤射した男の逮捕と黒幕がいるか明らかにするよう命じるが、単なる発砲事故として処理され、男は釈放されてしまう。またしてもイチョムにしてやられた王は、バウとデヨプを呼び怒りをぶつける。バウは15日間の猶予をもらい、イチョムへ報復することを約束する。バウを退室させた後、無言のデヨプに非難の言葉を浴びせる王は、彼のスギョンへの恋心を利用して、イチョムの弱みを掴んで朝廷から退陣させるよう命じる。

チュンベから事情を聞いたスギョンは、イチョムの謀反の資金が密貿易で手に入れた高級絹反物の密売だと気づき、バウに教える。証拠をつかむためにチュンベと反物店を監視するバウは、妹ヨノクの夫チルソンを見かける。ヨノクと義母を養うために反物店で働いているという。危険だから店を辞めろというが、バウの計画を知ったチルソンは、手伝いたいと店主が賭博好きだという情報を教える。これを利用してバウは、店主が新たに密輸するよう仕向ける。

チョ尚宮は、スギョンを母ユン氏と会わせてやろうとするが、スギョンは会いたい気持ちを押さえて、無事を知らせる手紙を認める。ところが手紙を託した女官がゲシにそれを見せる。バウの屋敷を内禁衛が護衛していることから、バウの屋敷にスギョンがいると察する。

一方、スギョンの生存を知ったユン氏は、スギョンの無事のために黙っていたという王の言い訳に理解を示しながらも、一度だけ会わせてほしいと涙で訴え、王はバウに二人が会う方法を考えるよう指示する。

バウの計画通り、店主が密輸で仕入れた絹反物を店に運び入れようとする。捕まえた店主の手には売買の許可証“路引(ノイン)”があり、そこにはイチョムの息子、左捕盗大将ウォンヨプの印があった。これで密輸の後ろ盾がイチョムだという証拠をつかんだ王は、左捕盗大将を罷免にする。その夜、妓楼で荒れるウォンヨプは、肩をぶつけた男がバウの義弟と知り、斬り殺す。知らせを聞き駆けつけたバウは…。

■見どころ
胸に銃弾を受けながらも最後の一発を命中させるバウがカッコいい。バウをアシストするのがデヨプというのも素敵だ。見事科挙に合格して武官となったバウ。初出仕の身支度を手伝うスギョンの奥様ぶりも板についてきた。そんな2人が協力してイ・イチョムに一矢報いるのが今回。お手柄スギョンに桜の樹の下、バウがなんと言うのか?

ハン氏による嫁いびりが始まるが、長年の官婢暮らしで粗雑な振る舞いが身についてしまったハン氏。食事の席、ヨノクの行儀作法を買って出たスギョンの前で赤っ恥をかくことに。一方、夫の身分を良民にするために利川の土地の権利書を持ち出したヨノク。これが後になって問題にならなければいいのだが。

11話ではバウを助け、科挙でもバウのアシストをしたデヨプ。敵対しながらもバウとの間に友情が生まれるのかと思いきや、ウォンヨプのために敵対関係はさらに複雑になってしまう。スギョンをダシにバウとデヨプを意のままに操る王も信用できない。



(c)2021 MBN. All Rights Reserved(c)2021 MBN. All Rights Reserved■第14話「涙の再会」あらすじ
密輸の件で捕盗大将(ポドテジャン)を罷免されたデヨプの兄イ・ウォニョプ。腹いせにチルソンを殺してしまい、バウは怒りに震える。一方、スギョンが生きていることを知ったキム尚宮(サングン)は、バウに手を組むことを提案。バウは条件としてスギョンと生母ユン氏の対面を要求する。そして仮面劇団の一員に偽装して王宮に入り、母と涙の再会を果たすスギョン。一方、バウの殺害を図るイチョムは、デヨプとバウを北方の国境地域に派遣することを提案するが……。

▼以下、ネタバレあらすじ

チルソンを殺害し「目障りな虫けらを踏みつぶした」というウォンヨプに殴りかかるバウを、「私の兄だ」と止めるデヨプ。夫を亡くし嘆き悲しむ妹ヨノクを見て自責の念に駆られるバウに、罪を負うべきはイ・イチョムたちだと励ますスギョン。

体調が悪化した王は侍医に薬を求めるが、その薬は左議政イ・イチョムがアヘンを混入させたものだった。

うやむやにされたチルソン殺害事件を調べるバウは、刑曹判書の息子が女癖が悪く何度も罪を犯し陳情書(陳述書)まででたが、漢城府に握りつぶされてきたと知る。陳情書を捜し出したバウはこれを王に差し出し、キム・ゲシはイチョムに対抗できる人材を刑曹判書に据えるべきというが、バウはそれでは第二の左議政を生むだけだと反対する。

バウの有能ぶりを知ったゲシは、手を組もうと提案する。スギョンに死ねといったゲシに恨みはあるが、スギョンと母ユン氏を会わせることを条件に手を組むことに。

ゲシは「山台都監劇」を宮中に呼びユン氏たちに観劇させ、スギョンとユン氏は涙の再会を果たす。スギョンからこれまでの事情を聞いたユン氏は、バウに感謝と信頼の言葉をかける。
※山台都監劇(サンデトカムノリ):仮面舞踊劇の一種。仮面をつけて激しい跳躍の踊りと歌、せりふからなり、歌舞的要素と演劇的要素をもつ。

王が、捕盗大将に続いて刑曹判書まで罷免にし、旗色の悪くなったイチョムだったが、都合よく王が意識をなくす。突然の観劇を不審に思っていたイチョムが劇団員を調べるよう命じるが、デヨプとゲシのおかげでスギョンは無事に王宮から脱出できる。

イチョムが王を毒殺しようとしていることに気づいたゲシは、内禁衛将ジュンヨンに侍医を殺害させる。一方、イチョムは世子に代理聴政を勧め、朝廷で女真族と明の問題を提議する。朝鮮は女真族から毛文龍と捕虜カン・ホリプとの交換を要求され、毛文龍からは兵糧と軍資金を要求されていた。密かに謀反を計画しているイチョムは、毛文龍の要求にこたえようとし、ジャジョムはこれまで光海君が執ってきた中立外交政策通りにどちらの要求にもこたえるべきではないと訴え、判断しかねた世子は王の意識が戻るまでの先送りとする。だが、世子は捕盗大将と刑曹の復職を認める。
※毛文龍:たびたび名前の挙がる毛文龍(1576年2月10日-1629年7月24日)は実在した明の武将。朝鮮方面で武功を挙げたが、女真族の反撃を受けて朝鮮北部の椵島に亡命していた。当時、女真族のヌルハチが着々と勢力を増大し、明は弱体化しており、度々朝鮮への援軍を求めていたが、光海君は弱体化する明に義理立てする必要はないと、「サルフの戦い」で姜弘立(カン・ホンニプ、生没:1560年-1627年9月6日)をして1万の援軍を送り、適当に投降するように命じていた。そして捕虜となった姜弘立は女真族の情報を朝鮮に送っていたのだった。

イチョムはバウ殺害計画を立てる。バウを実態調査のために内禁衛実差に昇進させ、デヨプと共に北方に派遣するよう提案する。そしてデヨプには「キム・デソク(バウ)を殺し、失踪として処理すれば要求をのむ」と書いた毛文龍宛の手紙を持たせる。ゲシはバウを守るためにジャジョムを随行させ、3人は北方へ。
※鋪馬(ポマ):各宿場に備えおいて官庁の業務に使う馬のこと。

道中、毛文龍の兵による略奪から避難する朝鮮の民を目撃したバウたちは、兵たちとの接触を避けて国境に向かう。ところが国境近くの村で略奪に遭う民を見たバウはたまらず兵たちに剣を向け、バウたちは捕らわれてしまう。ひとり釈放されたジャジョムが漢陽に使者を送り、毛文龍の説得に当たる。

その頃、王は先代王を毒殺する悪夢にうなされ意識が戻る。そして「父王と同じく殺すつもりか」とイチョムに詰め寄るが、悪びれないイチョムに「謀反でもする気か!」と怒りを爆発させる。そんな王にイチョムは、バウを捨てるよう言い、できないという王に、バウが北方で暴れ、毛文龍がバウの首を求めてくるはずと教える。
※薬飯:「王の女」の原作『寝むって行くあの雲よ』(著者:朴鍾和)では、劇中の王の悪夢と同じく、先代王宣祖がゲシ(小説ではカヒ)が出した薬飯を食して急逝している。

バウを送り出して元気のないスギョンを元気づけようとするチョ尚宮の行動が、義母ハン氏を怒らせ、スギョンの立場はますます悪くなる。それでも両班らしい礼儀作法に、学があるうえ、王宮の医院(内医院)の情報まで詳しいスギョンに驚くハン氏。そんな中、バウの屋敷に一人の女が現れ…。

■見どころ
「やっぱり俺たちは敵同士だ」というバウの言葉を反芻するデヨプの心中は?
前回の絹反物の一件で大活躍したスギョンは、今話でもバウの良き相談相手になっている。そんなスギョンに、バウが「私が王なら、そなたを後継者にする」といい、スギョンがそんな夢を見ていたことがあったと分かる。今後ますますスギョンの活躍が期待される。頼もしいスギョンだが、バウの出発の日、「必ず生きて帰って」と涙を流し、見送った後は食事も喉を通らず、刺繍に“大石”(デソク=バウ)の名前を刺したりいじらしい一面も。また夫を亡くし悲しむヨノクにそっと寄り添う思いやり深い姿も見せる。そんなスギョンにヨノクが心を開き始めたが、新たな女性の登場でまた立場が危うくなりそうだ。はたして、女性の正体は?
一方、北方ではイチョムが送った暗殺者にも狙われ、またもや獄中の人となってしまったバウ…果たしてバウは無事にスギョンの元に戻れるのか?



<関連情報>
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 2022年4月15日スタート 金19:00-21:25 2話連続
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