韓国ドラマ「還魂」第5-6話あらすじと見どころ:チョン・ソミンは卵でイ・ジェウクは親鳥?ミンヒョンの初恋の相手は…
韓国tvNの新土日ドラマでNetflixでも同日独占配信中のイ・ジェウクとチョン・ソミン主演の韓国ドラマ、「還魂」(全20話)第5話と第6話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。
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「還魂」は、水を操る術で栄え、歴史にも地図にも存在しない大湖(テホ)国を舞台に、魂を変える“還魂術”によって運命がねじれた主人公たちがこれを乗り越え、成長していくファンタジーロマンスドラマだ。⇒【各話のネタバレあらすじと見どころ】
■キャスト
チャン・ウク役:イ・ジェウク
ムドク役:チョン・ソミン(ナクス役:コ・ユンジョン)
ソ・ユル役:ファン・ミンヒョン(NU’EST)
パク・ダング役:ユ・インス
チン・チョヨン役:アリン(OH MY GIRL)
パク・ジン役:ユ・ジュンサン
キム・ドジュ役:オ・ナラ
ホ・ヨム役:イ・ドギョン
チン・ム役:チョ・ジェユン
チン・ホギョン役:パク・ウネ
世子コ・ウォン役:シン・スンホ
チャン・ガン役:チュ・サンウク
ほか
■第5話
ナクスの父は、星の記録と管理をする天附官の数星(スソン)職だった。使用人が幼いナクスに「お父上を見たら逃げるように」言い残した日、父は四大名家に殺害された。遺されたナクスはチン・ムに連れられ、都の近くの深く険しいタニャン谷に置き去りにされ、生きるためにこの地で術を極めた。人々から父の記憶が消えたころ、ナクスは最強の刺客としてチン・ムに呼び戻された。
ムドクはウクをタニャン谷に連れて行った。焼き払われたはずの家の跡地に、食べ物や布団、風呂まで完備した小屋があった。「修行を口実に、ここで俺と所帯を持つつもりか?」とムドクをからかうウクは、腹を満たし風呂まで浴びる。警戒しながらも疲労困憊のムドクも寝込んでしまう。
松林では万長会(術士家系の首長による会合)が開かれ、王室と術士との決闘を論議する。決闘が術士と王室との和解の為で、天附官の官主もウク以外に継がせるとパク・ジンが説明するが、決闘を前に逃げ出したウクに呆れる首長たちが、ウクの術士としての資格はく奪を言い出す。かつてウクの師匠も務めた首長たちの薄情さに憤怒するパク・ジンは、全ては松林が責任を持つと宣言し、短期間に流水の域まで達したウクを指導したものが松林内にいるのではないかという疑いもきっぱり否定する。
深夜。タニャン谷の小屋にむく犬と戻ってきた主は、みすぼらしいムドクが眠る姿に、ただならぬ者の魂が入っていることを見抜き、興味を示す。ムドクの危険を察したウクが右手の“結縛鈴(キョルバンニョン)”を外して戦うが完敗する。
翌朝、見知らぬ主に驚くムドクは、昨夜の争いやウクが命がけで自分を守ってくれたことを全く覚えていなかった。だが、小屋の主が“治水”以上の力を持つ凄腕の麻衣(マウィ)導師イ先生だと知ると、ウクの師匠になってほしいと頼む。肝心のウクは、自分が飲んだのが色欲を絶つ“断根茶”で弟子になるにはその茶を飲み続けなくてはならないと聞き、弟子入りを断固拒否。だがムドクと口論する中で制御できない右手がムドクに怪我を負わせてしまい、自分の命より弟子ウクの成長を喜ぶムドクを見て複雑な心境になる。
※集水:術に使う水を集める段階、流水:体内の水の気を外に出せる段階、治水:大気中の水を操れる段階、換水:水を火に火を石に変えられる神の領域。
パク・ジンは松林の総帥として、謎の刺客集団を調べるべく精進閣の術士たちに天符官を捜索させる。副官主チン・ムは、ギルジュから密室に死体があると報告を受け、地下道から死体を運びだすよう命じる。一方行方不明者がいると知ったパク・ジンはユルとダングに外を見張らせる。2人は怪しい荷車を追跡するが、逃がしてしまう。遺された荷車からウクの“令牌”が見つかり、パク・ジンは2人に令牌を失くした経緯をウクから聞き出すよう指示する。
密室に隠していたのは、還魂人キム内官に気を吸い取られた人間の死体だった。キム内官は、チン・ムが王妃との連絡係として使っていた。
タニャン谷。修行もせず平和に暮らすウクに怒り心頭のムドクは、ウクを発奮させるためにチソル楼の客主(主人)チュウォルの力を借りようと都へ。だがムドクがナクスだと疑うギルジュに見つかり天符官に連行されそうになる。居合わせた世子をおだてて疑いを晴らしてもらうが、勧められた酒で酔いつぶれてしまう。
ムドクを捜しにイ先生と都に戻ったウクは、還魂人に気を吸われた死体を目撃する。還魂人の暴走を止めるには“換水”まで極めなくてはならないと聞いたウクはムドクを思うも、弟子になって換水を目指さないかというイ先生の誘いはきっぱり断る。
ウクは酔いつぶれたムドクをタニャン谷に連れ帰る。その途中でユルたちと遭遇し、酔っぱらって足を滑らしたムドクをユル抱き留める。ユルはかつて笛をあげた少女にムドクを重ねる。タニャン谷が思い出の地でどんなに叱られようと「会いたかった。すごく好きだったから足繁く通った」と話すユルの言葉をウクとムドクは複雑な思いで聞く。失くした令牌に関しては、いつ失くしたか記憶にないとムドクをかばうウク。
イ先生は川に流れついた死体を奪って松林へ運ぶ。その頃松林では、チャン家の執事キム・ドジュが、鎮妖院のチン・ホギョンが提案してきた「ウクとチョヨンとの婚礼」について相談していた。ウクと官主の座を守るためとはいえ、一度は破談になった縁談。ドジュとパク・ジンは愛のない婚姻に反対するが、ホ・ヨンはそんな2人を甘いと叱り、婚礼を勧めようとする。そのホ・ヨンこそがイ先生に師事したものの婚姻のために師から離れた唯一の弟子だった。
タニャン谷のムドクは、ナクスとして治水まで極めて上った大樹を見上げていた。捜しに来たウクに、令牌を使って仲間に居所を知らせたが、令牌を盗んだ妓生が殺害されたと打ち明ける。組織からも見捨てられたムドクに、弟子としては何もできないとあっさりと言い切るウクだが、「大樹の上でもう一度月を見たい」という侍女ムドクのために大樹のてっぺんに連れて行くと約束する。
■見どころ
今話は冒頭でナクスの過去が明かされた。その様子からナクスの父親が暴走した還魂人だったかもしれないとも推測されるが、果たしてその真相は?
また4話で鬼狗を盗み出した摩衣導師イ先生も本格登場。ウクやムドクとのコミカルなやり取りに笑わされるが、会って間もないイ先生を慕うウクの姿に、父チャン・ガン、父代わりのパク・ジンに見捨てられても平気を装ってきたウクの父を恋しがる本心を見たようで、ほほえましくもあり切なくもある。
そんなイ先生に夫婦かと問われて声をそろえて否定するムドクとウク。2人の喧嘩は犬も食わない夫婦喧嘩そのもの。重い荷物をムドクに担がせるウクだが、爆睡するムドクをフカフカの寝台に寝かせ、命がけで守り、ムドクの食事をいそいそと準備する姿は、ウクの人としての優しさがしっかりと描かれている。そんなウクの優しさがムドクを大樹のてっぺんに連れて行く決心をさせた。ここで気になるのは“断根茶”の効用を“強壮剤”が消したかどうかだ。何しろ、ユルの方はかつて好意を寄せた少女がナクスかもしれないと勘付き、その想いをムドクに重ね始めただけに、ウクの出遅れが少々心配だ。
最後にウクの素敵なセリフをご紹介。「(ムドクは)鳥の卵なので包んでやらなければ…」「すべてを捨てて生きるにも、こいつが心配だ」。どこでこのセリフが聞けるのかお聞き逃しなく。
■第6話
思い出の場所に佇むユルは、かつて思いを寄せた少女から二度と来るなと、差し出した花を斬られた瞬間、彼女との思い出を封印したことを思い出していた。そこに現れたムドクが少女と同じ言葉を発し、思わずつれなくするが、その後ムドクの朝食作りを手伝う。天才術士ユルもムドクの前では不出来な弟子のよう。そんな2人にやきもちを焼くウクはムドクに言いがかりをつけ、ユルがムドクを見つめる目も気に入らない。
朝食の後、4人は大樹の前に立つ。ムドクが大樹のてっぺんからはタニャン谷が一望できると説明するが、それもまたかつて少女が怪我したユルを見つけたときに言った言葉。ユルから大樹のてっぺんに一緒に登るかと聞かれたムドクは、一緒に登る相手を軽々と選べないと断り、ウクは上機嫌。
松林では麻衣導師イ先生が還魂人を捜すより邪術の根源を見つけることが先決と、パク・ジンたちに助言する。還魂人に関わることが全て天附官につながっていることから、密かに天附官を調査するというパク・ジンに賛成するイ先生。鎮妖院から連れ出した鬼狗をむく犬に移して還魂人を捜しているというイ先生にホ・ヨンは、ナクスが術力の高く悪名高い刺客だと教える。居候2人がナクスに還魂されたムドクと官主の息子チャン・ウクだったのかと合点するイ先生。
タニャン谷で少女ナクスを偲ぶユル。ユルを優し気に見つめるムドク。そんな2人が気に入らないウクは、松林に帰るダングに一度は宝剣を渡すが、かつて師匠だった首長たちを見返したくなって宝剣を取り返す。そんなウクにユルたちもウクをヘタレだと思っていると煽って、死ぬ気で修業しろと告げるムドク。
松林に戻ったユルたちは令牌について目新しい情報はなく、ウクは平和に暮らしているとパク・ジンに報告する。その後、ユルはかつてタニャン谷で少女ナクスに会ったが、ユルが何者かを知ってから会えなくなったと伝える。さらに彼女の父親が数星職だったと話したことから、少女が20年前に四大名家によって殺された数星職の術士の一人娘だという考えを共有する。
タニャン谷。流水まで極めた世子にウクが勝つには弾水法しかないと考えたムドクは、水滴を斬る修行でウクを極限まで追い詰める。その甲斐あって水の気を少しは操れるようになるウクだが、実力をはるかに超える修行に右手が悲鳴を上げる。帰ってきたイ先生は無理に気力を上げると右手を失い、最後には命を失うかもしれないと忠告するが、ムドク自身も命がけなのを知るウクは修行を続ける。
その頃王宮では、帝王星の神占に怯える王が幸運な星の下に生まれた女人を次々と側室に迎えていた。世子もまた、側室が帝王星を持つ子を産んだら…と内心怖れていた。そんな世子の心中を知るチン・ムは、神占を出したチャン・ガンの息子ウクを殺して不安を取り除くようにと唆す。だがチン家との婚姻話を聞いた世子は一策を講じる。
イ先生からチョヨンとの婚礼話が再燃しており、それが世子との決闘から逃げるためだと知ったウクは、断るためにムドクと共に都へ戻る。実家に戻るウクと別れてチソル楼に向かったムドクは世子の元へ連れていかれ、勘違いで絹の美しい服に着替えさせられる。ムドクの姿に驚きながらも、ウクに絶対決闘に来ないでおとなしくチン家に婿入りするように勧めろと命じる。そしてウクに捨てられたら自分の所に来いと言うが、あっさり断られてしまう。
チソル楼で絹服姿のムドクと遭遇したユルは、令牌を売ろうとしたのかと確認し、金目当てだと認めたムドクがますますわからなくなる。2人の会話を聞いたギルジュはやはりムドクがナクスだったと確信する。
チソル楼ではチョヨンがウクに贈る指輪の相談でチュウォルと会っていた。ところが指輪の材料で男女の愛を深める陰陽玉が割れていることに気づいたチョヨンは、ウクが特別扱いしている侍女ムドクに責任を負わせようと企む。チョヨンの魂胆に気づくムドクだが、ギルジュから逃げるためにチョヨンに従ってチン家にお供する。ムドクがチン家に足を踏み入れるや風が吹き小鳥が騒ぎだす。
一方、婚礼話を断ってくれというウクに、好きな女がいると直感したドジュは誰なのかと迫る。思わず「気のてっぺんにいる鳥の卵みたいな子」と答えるウクは、自分の実の父を知っているかと聞き返す。ウクは官主の息子だと言い張るドジュに、自分もそう思いたい。だからただのお坊ちゃまでいない。何をしようが止めるなと告げる。そこに鎮妖院から呼び出しがかかり、出向いたウクはムドクが陰陽玉を持って逃げたと聞く。その頃、チニョン院に入り込んだウクは魔法の鏡に話しかけられ引き込まれてしまう。
■見どころ
ユルの初恋相手がナクスで、彼女が四大名家を恨む理由も明らかになった6話は、ウクとムドクのツーショットがたっぷで、2人にやきもちを焼くウクのコミカルな姿も描かれた。
一方で、制御できない剣の前に立つムドクを心配し「卵が割れないかと親鳥の心境だ」と付け足したウクとムドクがじゃれ合う姿や、ムドクがウクのご飯だけにキジ肉をサービスし、ウクの婚礼話に不機嫌になるムドクはまるで恋人同士のよう。また、ウクとチョヨンの婚礼話に複雑な表情のダングも気になる。
またホ・ヨムを一喝し、パク・ジンも赤ん坊扱いするイ先生の正体が、松林を創設したソ・ギョン先生の直弟子で、齢100歳を超えていることも分かった。
1話の氷上対決をハリウッド映画顔負けの超ハイクオリティなCGと紹介したが、しゃべる壺や魔法の鏡など妖器や法器が詰まった鎮妖院はさながらディズニー映画のようだ。ところでチン家の長女は死んでいないのか?
美しくい飾ったムドク見た世子やユル。次回はそんな2人にムドクが女の武器で迫る一幕もあるようで配信が楽しみだ。
今回気になる台詞は「私はただの侍女でいるつもりはない」結婚しても侍女にしてやるというウクの言葉に返したムドクの台詞だ。もう一つは「浮気をするな!弟子は自分一人にしろ」ムドクとユルにやきもちやいたウクのもの。
全20話予定で描かれるこの夏期待のスペクタクル作品「還魂」はtvNで6月18日(土)からスタートし、毎週土日の夜9時15分から放送、Netflixでも独占配信中だ。
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【作品詳細】【「還魂」を2倍楽しむ】