「還魂」第11話あらすじと見どころ:チョン・ソミンの恋の気づき、イ・ジェウクが恋の中毒患者に?

2022年07月24日08時00分ドラマ
Netflixシリーズ『還魂』独占配信中!

韓国tvNの新土日ドラマでNetflixでも同日独占配信中のイ・ジェウクとチョン・ソミン主演の韓国ドラマ、「還魂」(全20話)第11話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。
※いよいよ後半!物語が複雑になってきたので今回から1話ずつご紹介。

Netflixオリジナル韓国ドラマ一覧2022年韓流作品一覧



「還魂」は、水を操る術で栄え、歴史にも地図にも存在しない大湖(テホ)国を舞台に、魂を変える“還魂術”によって運命がねじれた主人公たちがこれを乗り越え、成長していくファンタジーロマンスドラマだ。⇒【各話のネタバレあらすじと見どころ】

■キャスト
チャン・ウク役:イ・ジェウク
ムドク役:チョン・ソミン
ナクス役:コ・ユンジョン
ソ・ユル役:ファン・ミンヒョン(NU’EST)
パク・ダング役:ユ・インス
チン・チョヨン役:アリン(OH MY GIRL)
パク・ジン役:ユ・ジュンサン
キム・ドジュ役:オ・ナラ
ホ・ヨム役:イ・ドギョン
チン・ム役:チョ・ジェユン
チン・ホギョン役:パク・ウネ
世子コ・ウォン役:シン・スンホ
チャン・ガン役:チュ・サンウク
ほか

■第11話
厳しい選抜試験に勝ち抜いて松林で働けることになったムドク。その夜、ウクはムドクへの想いを告白する。だが、ウクが恋文と読み取った“松林の下人募集”の紙を燃やしたムドクは、なかったことにしようとつれない態度。それが照れだと思うウクは、『心書』を心で読んだから、見えないものも読めると、「集中して見つめ、そして相手の名前を呼べば心で読める」と、得意になってムドクの名を呼ぶ。ウクへの恋に気づかされたムドクは、ウクの恋心を毒呼ばわりし、「危険な刺客の毒に侵された」と考えろという。想定外のムドクの言葉に驚くウクは、とんでもない師匠に告白する自分は確かにどうかしていると認め、「寝ても覚めても起きているときも、眠るときも会いたい」と会えない辛さを吐露し、黙らせようとするムドクに、解毒剤がムドクというなら、今後、逐一症状を訴えてやると宣言。

その頃、ユルは、水くみの最終試験の時、ナクス(ムドク)の視線がウクだけに注がれていたのを思い出していた。そこに、ムドクの荷物の中にユルの笛が入っていたと、ダングが教えに来る。

ムドクに会って、タニャン谷から持って来たのかと訊ねるユル。口ごもるムドクに、自分を慕っているのだから説明はつくというユル。「慕っている」という告白を信じないのではとふくれっ面のムドクに、それでは信じさせろとユル。「慕っています」を1000回でも言うと後に引けなくなったムドク。ユルは、「本当に好きな人には1回伝えるのも難しい。笛の持ち主にその1回が言えなかった。すごく好きだった、とその友人に伝えたかった」と、ナクスへの恋情を示す。

その頃、ダングはウクに、笛の一件でムドクとユルがいい仲だと報告。単に笛が欲しかっただけとダングの勘違いを指摘するウク。むきになったダングは、ユルがムドクの試験のことを事前に知っていて、模範解答もユルが解いてやったと教え、ユルとムドクが親しそうに町を歩いていたと決定打まで持ち出す。ユルが傘を買いにムドクを市場に連れ出した日、チョヨンと一緒に偶然2人を見たのだった。

その夜、ユルの呼吸法を盗むための方便が本当になったのかもしれないと悩むウク。片想いだったかもしれないと考え、独りよがりの告白が恥ずかしくなり毒でも煽りたい気分で眠れぬ夜を過ごす。

ウクが『心書』を読み解いたことを麻衣導師イ先生に報告に出向いたホ・ヨム。イ先生のは、ソ・ギョン先生の恋文を回読するなというウクの言い分をもっともだと思い、『心書』を鎮妖院で保管するよう勧める。実は、イ先生のはパク・ジンから、20年前にチャン・ガンは、氷の石の封印を解いて還魂術で王の息子を誕生させ、その日、帝王星が昇り、それがウクだと明かしていた。天附官のチン・ムが全て知っており、もし彼らが氷の石を持っているならどんな名分で氷の石を奪えばいいのかと、相談を受けていた。

ウクの修練が本格的に始まるが、ウクは初日から起きてこない。解毒剤(ムドクの飛び切りの笑顔)も効果なし。他の術士たちが会得した術と引き換えに『心書』の読み方を教えてほしいというウクに提案を持ち掛けるが、ウクはことごとく断る。松林は自発学習スタイルだけに本人のやる気が全て。真剣な告白を馬鹿にした女のために心を病んだから当分近づくなと言われ、ウクはチャン家に戻ってしまう。

『心書』を鎮妖院で保管してもらおうとチン・ホギョン院長を訪ねたパク・ジンは、このところ連日のようにチン・ムが訪ねてきていると知り、犬猿の仲の二人の密会を不審に思う。さらにホギョンが鎮妖院の後継者を次女チョヨンと決めずに、10年間生死不明の長女ブヨンを待っていること。13か月おなかにいた長女を特別な子と呼び、チャン・ガンが選んだ吉日にあわせて産まれたと口を滑らす。日時を合わせて子が産めるのかと驚くパク・ジンの問いをはぐらかすホギョン。

実は13か月たっても産まれない胎児が死んだと察したホギョンは、チャン・ガンに土下座で懇願し、氷の石で死者の魂を呼び戻してもらったのだった。

パク・ジンが警戒するチン・ムは目の見えない少女たちを拉致させていた。その中にはムドクを捜しに来た詐欺師ソイもいた。天附官の秘密の部屋で、チン・ムは集めた少女たちの中から、ブヨンの肖像画に似ているソイを選ぶが、ソイの目が見えることに気づき殺害しようとする。だが、ソイの覚悟と根性を見込んだチン・ムはソイをブヨンの偽物に仕立てることに。

ウク対策に悩むムドクの前に世子が現れる。ウクとの対決以来、始終松林に入り浸っている世子は、ウクが精進閣入りできたのは実力ではなく運がいいだけと駄目だし。対決には負けたが剣も術も未熟で実力は自分が上だと見抜いている。ウクが精進閣の術士の1人でも勝てば実力を認めると言い出し、ムドクは世子を利用することを思いつく。ウクと術士10人を連日勝負させ、ウクが10連敗した場合、ムドクの一番大切なものをやると持ち掛ける。世子はウクに勝った術士への賞金として10個の金蛙を用意する。

その頃、家に戻ったウクをドジュは手放しで歓迎。無償の愛で見守ってくれるドジュから、ウクが道楽息子として暮らしていた時より、タニャン谷で苦労しているときの方が生き生きとしていたから、危険を承知で見守ったと言われ、松林に戻ることにする。

松林に戻ったウクはいきなり剣の勝負を挑まれる。事情も分からず簡単に敗北。これが世子とムドクの賭けだと知り、ムドクの魂胆を見抜く。その賭けに使ったのがよりにもよって、ウクとお揃いの卵の飾りと知りショックを受けるウク。10人と対決すれば10の術が学べるというムドクに、こんな風に弱みを利用するのかと怒るウク。お前にとって飾りは、本当に最も大切な物なのか、単に高価の物ではないのかと聞くウクの問いに答えないムドク。

その頃、チン・ムとの会話の中で、ムドクが賭けに使った飾りが対になっている高価なものだと知った世子。オ内官から対の物を分け合うのは夫婦か恋人同士と聞きなぜか苛立つ。

ケンカして以来ドジュが顔を見せないことで具合でも悪いのかとチャン家を訪ねるパク・ジンは、見舞いにきたなら花でも持ってくるようドジュに言われ花屋に出向く。そこで仲良く手つなぎして花を選ぶ甥のダングとチョヨンを見かける。松林に戻って後継者が鎮鎮妖院に婿入りするつもりかと叱る中で、チン・ムが長女ブヨンを捜しているという秘密の話を聞く。

鎮妖院までがチン・ムの手に入れば彼の力は松林に匹敵し、松林を恐れなくなる。そうなればチン・ムは氷の石を世に出すはず。一見、氷のような石だがそれは火であり水であり風でもある。200年前のチェ氏の家門のように誰かが氷の石の力で追魂香を作っているかもしれない。パク・ジンはこのことをイ先生のに話す。

パク・ジンの危惧は的中していた。天附官の秘密の部屋で、チン・ムは還魂術で、老いた術士と若く健康な青年を還魂させていた。そしてその場には覆面を付けたホギョンの夫チン・ウタクもいた。

イ先生のは、氷の石を抑え込むために帝王星が昇ったのかもしれないと話し、パク・ジンはそれがウクなのかと訊ねる。200年前に争乱を終わらせたソ先生も帝王星の下で生まれた。だがソ先生と邪術で生まれたウクを一緒にはできない。だからこそイ先生のはウクが気になるのだった。

その頃ウクは、連日連戦するもいまだに1勝もできずにいた。得意の弾水法も予期して準備する術士には通用しない。とうとう残り3人。世子はすぐに棄権すると思っていたウクが玉のために諦めないのかと呆れると同時に、ウクの訓練のために10個の金蛙まで出したことで騙された気になる。ムドクの狙い通り、死に至らぬ程度の苦痛はウクを急速に成長させていた。



■見どころ
11話は本格的に松林での生活がはじまる中で、いくつものロマンスが描かれた。ムドクと両想いになれたと喜ぶウクの恋心を毒と呼ぶムドク。ナクスの力を取り戻せば別れるウクへの恋の気づきに怯えるムドクもかわいそうだが、恋心を毒と言われ、ダングのせいで片想いだと勘違いしたウクが哀れ。また、ムドクを通して感じるナクスがウクに一途だと知ったユルの恋も切ない。

長年の片想いから卒業したダング。チョヨンとのロマンスシーンは少女漫画のようでほのぼの胸キュン。だがチン・ムはチョヨンを世子の妻にするつもり。この恋にも危険信号が点っている。そして世子のムドクへの恋心も視聴者には丸見えだ。

一方、大人たちの恋も複雑。イ先生のの断根の修行も、キム・ドジュの前では効果がなかったようだ。ホ・ヨンがキムチの汁をドジュからもらったスカーフに飛ばしたときの怒りっぷりは、最高の修行を収めた導師とは思えない。松林の総帥パク・ジンも相変わらず女心が分からない。ドジュに会いに来た時に、先客がイ先生だと知らずに客の靴に優越感を持ったり、プレゼントに葬儀用の白い菊を選ぼうとしたり、挙句には花屋の花をすべて送りつけた:::ドジュとの仲直りはできるのか?ジンに文句をいうドジュも、ウクの想い人がホ・ヨンの孫ユノクだと信じ込んでおり、「還魂」のロマンスは交通整理が必要のようだ。

そんなロマンスてんこ盛りの中で、チン・ムの奸計がどんどん進んでいる。今回、王妃だけでなく異母姉ホギョンの夫チン・ウタクまでがチン・ムの仲間だと判明。そして、王妃も口にしていた、200年前の争乱の種となった家門チェ氏とは?

全20話予定で描かれるこの夏期待のスペクタクル作品「還魂」はtvNで6月18日(土)からスタートし、毎週土日の夜9時15分から放送、Netflixでも独占配信中だ。

Netflix
Youtube|Netflix予告動画
tvN「환혼」公式ページ

kandoratop【作品詳細】【「還魂」を2倍楽しむ】