次の韓流ブームはアニメ?韓国短編アニメ全32作一挙上映!過去のPV動画をWEB配信
本日10日から、「花開くコリア・アニメーション」が東京・大阪・名古屋の三大都市で始まり、韓国のインディーズ・アニメーション シーンを紹介する。イベントでは、カンヌ国際映画祭やアヌシー国際アニメーション映画祭ノミネート作を含む短編アニメ全32作一挙上映する。公式サイトのtrailerでは、昨年のイベントのトレーラー映像を公開している。
同イベントは、昨年までは「Link into Animated Korea」の名称で東京・大阪などで開催されていた「韓国短編アニメーションの紹介上映」で、今年からは「花開くコリア・アニメーション」とタイトルを変え、「青春白書」「グロテスク・シアター」「銀幕のパレット」の3プログラムに分けて一挙上映する。イベントの企画・主催は、韓国インディペンデント・アニメーション協会。(名古屋開催については、シネマコリアが共同主催)
東京・大阪・名古屋の3会場ともアニメの上映だけでなく、韓国からゲストを招いて座談会・交流会・ワークショップ・トークショーなども開催される。
東京会場では、昨年のカンヌ国際映画祭で「Dust kid」(今回上映作)、本年のベルリン国際映画祭で最新作「Math Test」が招待されたチョン・ユミ監督と、日本アニメーション学会会長の横田正夫氏(「日韓アニメーションの心理分析」の著者)との対談や、人気イラストレーター、ホン・ハクスン監督のトークショーが企画されている。
大阪会場では、目の見えない男の子との触れあいを通して「お散歩いこ」を作り上げたキム・ヨングン、キム・イェヨン監督を招いて、葉っぱやコインなど身近なものを利用したスタンピング技法でのアニメーション制作のワークショップを行う。
名古屋会場でも、キム・ヨングン、キム・イェヨン監督が出席し、アニメ制作秘話など貴重なトークショーが開催される予定。
この「お散歩いこ」は、いわゆるセルアニメとは違い自由な発想で作られたメディア・ミックス的作品で、視覚障害児の想像力と大学生の創作力が生み出した感覚的な映像に仕上がった作品。
日本での海外のアニメーションの上映自体は少なくないが、韓国作品だけで32作も一挙上映する今回のイベントは貴重なもの。
映画「シュリ」やドラマ「冬のソナタ」、そして東方神起でK-POPが大ブレイクした韓国エンターテイメントで、次にブレイクするのはアニメーションかも?
◆花開くコリア・アニメーション ~韓国短編アニメ紹介上映
東 京:4/10(土)&11(日)@UPLINK FACTORY
大 阪:4/17(土)~23(金)@PLANET+1、大阪韓国文化院
名古屋:4/24(土)@愛知芸術文化センター
「花開くコリア・アニメーション」公式サイト