大好評「チェオクの剣」、冒頭話20分無料視聴で追付け!-BS11

2010年04月12日18時04分ドラマ
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アジア中で大ヒットを飛ばした韓国歴史ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」が、韓国で放送されていた2003年、もうひとつの歴史ドラマが社会現象を起こした。日本では「チェオクの剣」と呼ばれた作品「茶母」だ。BS11で、毎週火・水曜日の夕方7時から放送している。

物語の舞台は朝鮮王朝の都・漢城。正義と愛のために自らの命を投げ出した一人の茶母(タモ)の物語を描いた作品だ。茶母とは、役所の下働きとして働く女性のこと。ヒロインのチェオクは、左捕盗庁で茶母として働きながら、その聡明さと優れた武術を生かし、犯罪捜査の第一線で活躍していた。上司であるファンボ・ユン従事官とは、兄妹同然に育った仲。
チェオクは幼い頃、父が謀反の罪に問われ、兄と逃げたが離ればなれになってしまった。身分を官婢に落とされたチェオクは、ユンの家で仕えることになったのだ。ユンのことを慕いながらも、身分の差ゆえ自分の想いを胸の奥に秘めるチェオク。そんなある日、世の中を変えようと改革を目指す自由奔放な男ソンベクに出会い、チェオクの運命はまたも嵐のごとく吹き荒れる。

韓国では若者から圧倒的な支持を取り付け、「茶母廃人」と呼ばれる熱烈なファンも登場した。このドラマが、「茶母廃人」を作り出すほど若者の心をひきつけたのは何故か?
「茶母」はこれまでの歴史ドラマとは大きく趣を異にした。当時の歴史ドラマは「龍の涙」「女人天下」といった英雄モノやお家騒動がテーマの長編作が多かったが、「茶母」はテーマを“愛”に絞込み、全14話とコンパクトにまとめ、テンポよく物語が展開させた。アクションもワイヤーやコンピュータグラフィックスなどを多用し、韓国で初めてHDワイドスクリーン・5.1ch音声での放送を試みた。ワイヤーが画面に映り込んだりするシーンもあったが、主役陣のアクションシーンの素晴らしさは、これを補って余りあるほどの迫力で、「フュージョン歴史ドラマ」というジャンルを作り出した。

また、主役の3人に、時代劇初挑戦の新人を抜擢したのもこれまでの歴史ドラマの常識を覆した。 ヒロインのチェオクを演じたのは、シリアスからコメディー、アクションまで完璧に演じるハ・ジウォン。チェオクが想いを寄せるユンにはドラマ「恋人」のイ・ソジン。ソンベクを「プラハの恋人」「外科医ポン・ダルヒ」のキム・ミンジュンが演じた。 3人の魅力については、ナビコンの特集韓ドラここが知りたい!新ヒーローの登場で詳しく紹介しているので参考にされたい。

ドラマは現在4話まで放送済で、次回13日(火)は、一度は左捕盗庁を去ったチェオクだったが、ウォネのおかげで復職を果たす。BS11「チェオクの剣」番組サイトでは、これまで放送した回の詳しいあらすじが紹介されているので、そちらをチェックしておけば、今からでも充分追いつける。
番組公式サイトには、視聴者からの熱い応援コメントも届いている。フュージョン時代劇の先駆けとなった「チェオクの剣」、これまで、歴史ドラマは苦手という方にも、歴史ドラマに飽きたという方にも絶対満足できる一作だ。

MBC Global Media日本公式サイトの「茶母(チェオクの剣)」ページ「Streaming」では、字幕はついていないが、第1話の冒頭20分が無料で視聴できるので、BS11の番組サイトと併せてチェックしておこう。

MBC Global Media「茶母(チェオクの剣)」(動画はStreamingで視聴可能)
BS11「チェオクの剣」番組サイト