ユ・スンホ、イ・ヘリ主演「花が咲けば、月を想い」第9-10話あらすじ:ヨンとロソのキスと明かされる黒幕

2022年09月18日08時00分 ドラマ
花が咲けば、月を想い|Licensed by KBS Media Ltd. ⓒ 2021 KBS. All rights reserved

ユ・スンホ&イ・ヘリ(Girl’s Day)主演の韓国時代劇「花が咲けば、月を想い」(全16話)がKNTVにて毎週土曜日午後8時から2話連続で日本初放送中だ。今回は9月17日に放送した第9話と第10話をネタバレあらすじと見どころで振り返ってみた。



「花が咲けば、月を想い」は、禁酒令が布かれた朝鮮王朝時代、酒の密造で生きる活発なヒロインと家門の将来を背負う監察官のピュアな恋と、酒が罪だった社会に反旗を翻す若者たちを描くロマンス時代劇だ。
【「花が咲けば、月を想い」を2倍楽しむ】では時代背景や見どころ、韓国での評判、キャストの魅力などまとめて紹介している。

■キャスト主要人物紹介
ナム・ヨン役:ユ・スンホ
カン・ロソ役:ヘリ(Girl's Day)
イ・ピョ役:ビョン・ウソク
ハン・エジン役:カン・ミナ
ヨン・ジョムン役:チャン・グァン
イ・シフム役:チェ・ウォニョン
ファン・ソユ役:イム・ウォニ
チュンゲ役:キム・ギバン
 ほか

花が咲けばLicensed by KBS Media Ltd.
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イ・シフム役:チェ・ウォニョン
■第9話あらすじと豆知識
ホン(ムン・ユガン)に捕らわれ、絶体絶命の危機に陥ったヨン(ユ・スンホ)を救ったのは、またしてもロソ(ヘリ)だった。密造酒の輸入がバレそうになり、南山に隠れていた彼女は、偶然、捕らわれたヨンらを目撃し、酒を積んだ荷車を押し始める。奇襲を受けてホンが荷車の下敷きになっている隙に逃げ出した二人は、林の中の枯れ井戸に身を隠す。

井戸の中で、積み荷が酒だったと明かしたロソ。兵曹判書の印を悪用した事に呆れながらも、「嫌いになった事はない」と告げるヨン。互いを意識する二人。ロソが隠し扉を発見。ホンらが密造酒を隠していた氷庫に繋がっている事を突き止めた二人は、どうにか追撃を免れ、ヨンの咄嗟のアイディアで井戸から脱出を果たす。
※兵曹判書(ピョンジョパンソ):朝鮮時代の軍事を司っていた兵曹のトップ。彼の許諾を意味する印が、密造酒の搬入を可能にした。

ホンに顔を見られ、ロソが危険だと心配したヨンはイ・ピョ(ビョン・ウソク)に当面の間、ロソを王宮に匿って欲しいと頼むが、イ・ピョがロソに告白して正式に世子嬪として王宮に招く意思を告げると複雑な気持ちに襲われる。グム(ソ・イェファ)を心配して自宅に戻ろうとするロソを説得して駕籠に載せたヨン。

その頃、王宮では酒を積んだ荷車が発見された事と、捕盗庁大将が自殺した事で騒ぎになり、酒類取締局の増員が宣言され緊迫する。イ・ピョは母・キョンビン イ氏(アン・シハ)にロソを匿う計画を打ち明け、いまだに正体を知らないロソに自分が世子である事を打ち明ける練習をする。世子が意中の相手を連れてくると聞いて動転する母。都承旨シフム(チェ・ウォニョン)はその事を知り激怒するが、ロソが「南山の虎」の娘と聞いて表情を凍りつかせる。

ヨンらは井戸を調べるが、既にホンらによって塞がれていた。そして、ロソの兄ヘス(ペ・ユラム)は報酬の高さを疑いながらも、知らずに別の井戸を掘る仕事に動員される。

ウンシム(パク・アイン)は妓房の前にやってきた貧しい子供を見て、過去を思い出す。かつて母親を失ったホンも妓房に救いを求め、ウンシムと次第に打ち解けるようになっていった。

駕籠に乗せられ、どこに向かうのかわからないロソはグムが働く恵民署に立ち寄り、ホンの一味に追われるグムを目撃。咄嗟に駕籠から飛び出して追いかけてしまう。ロソを守っていたチュンゲ(キム・ギバン)も加わり応戦するが、危機に陥ったロソは仲間に危害を加えない条件で自ら捕まり、マンウォル寺に連れて行かれる。
※恵民署(へミンソ):主に庶民を相手に医療や薬の処方を行っていた機関。

一報を聞いたヨンとイ・ピョはそれぞれマンウォル寺を目指す。これまでの計画を邪魔してきたロソに怒りを隠せないホンは、助けに来たヨンとイ・ピョの前に立ちはだかる。ヨンを心配したロソは隙をついて木魚で手下を倒し、過去のフラッシュバックに襲われたヨンもそんな彼女を見て正気を取り戻す。

イ・ピョが応戦している間に、マンウォル寺を脱出した二人。ホンはイ・ピョを助けにやってきたシフムを見て表情を凍りつかせ撤退する。

追手を恐れたロソは二手に分かれて逃げようと提案するが、ロソへの気持ちに気づいたヨンは、何があっても離れないと言ってロソに口づけをする。

■見どころ
絶体絶命のヨンをロソが豪快に救うという痛快なオープニングから始まった第9話。どこか頼りないヨンと、彼のピンチを毎回ロソが助けるという構図が面白い。お互い意識しながらも正直になれない二人のもどかしい展開にも終止符が打たれ、ヨンがロソに気持ちを伝えた終盤の花が咲き乱れる月夜のキスシーンは幻想的だ。

物語も折り返し地点に差し掛かり、10年前にヨンが目撃したマンウォル寺の事件やホンとウンシムの関係が少しずつ明らかになってきた。「南山の虎」と呼ばれたロソの父親と、ロソとヨンが持つ木彫りのトラにはどんな関係があるのだろうか?また、「南山の虎」と聞いたシフムの表情と、マンウォル寺でシフムを見たホンの表情から、王の側近である都承旨シフムが物語のカギを握っているように描かれているが、今まで描かれた過去の断片が繋がった時に、彼がどのように関連しているのか、都だけでなく、王宮をも巻き込んだ大事件に発展していく予感に、今後の展開から目が離せない。



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領議政ヨン・ジョムン役:チャン・グァン
■第10話あらすじと豆知識
マンウォル寺での戦いを終えて王宮に戻ったイ・ピョは、ロソを世子嬪として迎えようとしている事を告げるが、伯父であるシフムはそれに反対し、ロソの父の死に関して尋ねたイ・ピョに詳しく知ろうとするなと忠告する。

ヨンと口づけを交わしたロソは、エジン(カン・ミナ)と談笑するヨンが気になって仕方ない。ヨンの将来の為にも、口づけの事をなかった事にしようと提案するも、エジンと縁談を進めるはずのヨンはあっけらかんとした表情でこれを拒む。

大母(チョン・ヨンジュ)らを従えてウンシムのもとに現れたロソは、ウンシムに銃を向けてホンとの関係を問いただす。「かつては恋人だった」そう答えるウンシムだが、彼女の言葉はどこか、朧げで掴みどころがない。

シフムはヨンがマンウォル寺での戦闘に世子を巻き込んだ事を不問にする代わりに、事件を口外しないよう口止めする。

ホンはウンシムの妓房にやって来て、酒を隠しているのではないかと倉庫を探し回る。しかし、隠してあった酒は2時間前にロソらによって持ち去られていた。ホンが酒類取締局と癒着していると睨んだロソは、サンモク(ホン・ワンピョ)を使って、ホンが密造酒の取引をしていた相手を奪う事に成功。更にホンが財産を隠していた保管庫の鍵を奪取する事に成功すると、ホンが蓄えてきた財産を全て奪い、ばらまいた火薬に火を付ける。

遠くで上がる花火を見て異変に気づいたホンは手下を保管庫に向かわせる。手薄になったホンの屋敷で帳簿を探していたヨン。策略に気づいて屋敷に残ったホンが襲いかかるが、これもまた策略の一部だった。ヨンが応戦している間にソユ(イム・ウォニ)が帳簿を入手し、ホンを追い詰めるが、ホンはあと一歩のところで川に飛び込み、逃げ延びる。

全てを失いお尋ね者になったホン。安心したロソらは祝杯をあげ、ヨンも笑顔で乾杯を見守る。「禁酒令は平和の為だと思ったが違った」と気づいたヨンは禁酒令の解除を王に願い出ると約束し、全て片付けるまで待って欲しいとロソに告げる。

その頃、井戸を掘らされていたロソの兄ヘスは、仲間と共に脱出しようとするが、目を覚ますと労働者が次から次へと口封じに殺されていた。仲間も殺され脱出に失敗したヘス。

少し前にエジンと談笑していたヨン。彼は自由奔放なエジンの生き方はどんなものなのか尋ねていた。自分を隠して生きるヨンを批判するエジン。ロソへの気持ちを確信したヨンは自由に生きる為に縁談を破棄しようと告げていたのだった。意を決して父に縁談を断るヨンだが、既に兵曹判書から断られていたと知って肩透かしを食ってしまう。

王宮では兵曹判書が領議政との対立を深めていた。10年前、当時の世子は領議政に刀を向け、その直後に謎の死を遂げていた。
※領議政(ヨンウィジョン):王の直下で政治を担う議政府の最上位。庶政を総括する最高の地位。

ホンの屋敷から地下通路の地図が描かれた帳簿を入手し、地下通路を暴き出したヨン。ロソへの気持ちにも気づき、彼女に贈るかんざしを買って、ロソのもとに向かうが、目の前に現れたのは追われる身となったホンだった。突然の襲撃に反撃の間もなく腹部を刺されて意識が遠のいていくヨン。

帳簿を取り戻したホンが向かった先にいたのはウンシム、そして都承旨シフムだった。

■見どころ
ヨンとロソが口づけを交わすロマンティックなシーンの直後から始まり、ヨンが凶刃に倒れる場面で終わる第10話。二人のラブラインは順調に進み始めるかと思いきや、ヨンは自分の気持ちを認めてエジンとの婚約を破棄してロソに向かおうとするのに対し、ロソはヨンを想いながらも、二人の縁談やヨンの将来を邪魔するのではないかと一歩引く姿が描かれ、恋の進展は控えめに描かれた。

代わりに大進展を見せたのが、宿敵ホンとの対立や、過去を巡るサスペンス的な部分だ。ホンに正体を知られ、命の危険に晒されたロソとヨンが巧妙な作戦でホンを追い詰めていく様子が描かれ、特にロソらがホンの保管庫を襲撃するシーンでは、銃を持たせたら迫力ピカイチの大母親子、怪力の持ち主チュンゲ、恵民署での鍼灸仕込みの針さばきで攻撃するグム、更には敵だったサンモクまでが結託して、アベンジャーズのようなかっこよさにしびれた視聴者も多いのではないだろうか。

直前にロソが密造酒で稼いだお金でグムを官婢の身分から解放し、グムが感涙するシーンでも女同士の友情や、チュンゲとのラブラインが仄めかされ微笑ましい。

そして、終盤では遂に黒幕の正体が明かされ、ヨンを襲ったホンの前に都承旨シフムが現れた。10年前のマンウォル寺での事件、「南山の虎」の死や、当時の世子の死にも関わっている事が仄めかされている。これまで断片的に語られた彼の経歴を見ると、かつては賤民だったが、今や敵となった領議政と結託してヌンサン君の謀反を捏造し、その功績で10年かけて王の側近にまで登りつめて来たようだが、彼が本当の黒幕だとすると彼が10年以上も欲し続けているものとは何なのか?王家への恨み、権力への欲望、財産?そしてホンとウンシムはなぜシフムに忠実に仕えるのか?今後の彼らの動向にも注目したい。

最後にホンの凶刃に倒れたヨン。物語の展開としてきっと無事だとは思うが、一件落着ムードから一転して、最も重要な証拠を奪われた一同がどんな反撃を繰り出すのか興味を掻き立てる。

「花が咲けば、月を想い」 日本初放送
本放送:8月20日(土)スタート
毎週土 後8:00~10:30 ※2話連続放送
(20日(土)のみ23:30~(予定)※2話連続放送)
再放送 毎週金 前11:30~後2:00 ※2話連続放送

KNTV「花が咲けば、月を想い」番組サイト
 2022年8月20日スタート 土20:00-22:30 2話連続
 (再放送)金11:30-14:00 ※2話連続
KNTV



■視聴方法
KNTVはスカパー!、スカパー!プレミアムサービス、ひかりTV、J:COMほか各ケーブルテレビで視聴可能。
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