NHK「DOC あすへのカルテ」第3話で結婚指輪をはめたアンドレアが次に起こす行動とは?ネタバレと第4話“いいけど悪いもの”予告
10月23日(日)「 DOC(ドック)あすへのカルテ 」(NHK総合、夜11時)第3話で元妻アニェーゼが再婚していたことが発覚!30日(日)放送の第4話で、アンドレアは過去のメールから診断ミスを知ることになり…。NHK番組公式サイトで予告動画とインタビュー動画を公開、NHK+で最新話を見逃し配信中だ。
「DOC(ドック) あすへのカルテ」は、イタリアの病院で医長を務めていた実在の医師の実話をもとに制作されたオリジナルドラマ。過去12年間の記憶を失った主人公アンドレアが、医者から患者へと立場が変わったことに戸惑いながらも、1人の男として、そして医師としての人々の人生に関わりながら、自らの人生を再建していくヒューマンストーリーだ。
10月23日に放送された第3話は、大麻の合法化や、セグウェイで歩道を移動する人、そしてすっかり変わってしまった12年後のミラノ街並みに呆然とするアンドレアの様子からスタート。携帯からスマホへの移り変わりなど、日々過ごしていると忘れてしまいがちなここ十年の変化に改めて気づかされた。アンドレアは失われた知識を取り戻すために、どれだけの努力が必要となるのだろう。
アンドレアは、医長になった自分の変貌が信じられず、アニェーゼに真相を訊ねると、息子マティアの死で変わってしまったのだと告げられる。2人が別れた原因もアンドレアの変化にあり、アニェーゼが長く辛い時を過ごしてきたことをうかがわせた。しかし、アンドレアはアニェーゼを愛する気持ちを抑えられず、つい自宅を訪ね、そこでアニェーゼがダヴィデと再婚している事実を突きつけられ、打ちのめされる。
それでもアンドレアの愛は衰えをみせず、家じゅうをひっくりかえしてアニェーゼとの“結婚指輪”を見つけ出すと、左手の薬指にしっかりと指輪をはめたのだった。幸せな記憶しかもたないアンドレアが元に戻りたがる気持ちも解かるが、辛い日々を乗り越えてきたアニェーゼの心情をと穏やかな現在を思うと、この先2人の関係がどう進んでいくのか予想もつかない…。
一方、医療過誤を隠ぺいしようとしているマルコは悪役だとばかり思っていたが、以外にもアンドレアがすすめている病院改革(病院満足度アンケートの実施)への理解を見せているところが興味深い。敵なのか味方なのか、マルコの動向も注意深く見守っていきたい。
次週10月30日に放送される第4話で、ジュリアの弟のファビォが山でクライミング中に落下し病院へと運ばれてくる。ところがファビオは検査に協力的でなく、この姉弟が不仲だと聞いたアンドレアは2人を仲直りさせようと試みる。一方、結婚指輪をつけて現れたアンドレアにアニェーゼは困惑されてしまう。そんな中、アンドレアは過去のメールを読み返しているうちに最悪の事実を知ることとなり…。
■前回:第3話 「 結婚 」ネタバレあらすじ
アニェーゼはアンドレアを内科の助手として復帰させるが、もう医者ではないため敬語は使わず、医療行為のみならず患者との会話も禁止という条件をつける。内科のメンバーは患者と会話すらしなかったアンドレアなら問題ないだろうと判断、マルコはそれならば復帰させるべきではないというが、アニェーゼはそれが彼の望みであり権利だから止められないと告げた。ジュリアはアンドレアの監督を任せられた。
そんな中、研修医のエリーザとリッカルドと共に、会社員の患者サンドロの問診に行ったアンドレア。本人はただの消化不良だと言い張っているが、症状は複雑で病気の原因を突き止めることができない。サンドロの症状は悪化し、低血圧発作を起こし一刻を争う事態に…。アンドレアはサンドロが何かを隠しており、そこに解決のヒントがあると口にする。
一方、研修医のガブリエルとアルバは退院目前の老人ヴィットリオの診察をしたところ、足のまひが見られたため、ギラン・バレー症候群ではないかと疑い、再検査することを提案する。ヴィットリオに付き添っている妻のシルヴァーナは、退院が伸びると喜ぶフリをするが、不安を隠せない。
アンドレアは自分の秘密をサンドロに打ち明けて信頼を得ると、彼が会社を解雇されて次の仕事がみつからないでいる事、妻にそのことを言えずに悩んでいる事を聞き出す。サンドロが日中過ごしていた不衛生な川辺を訪れたアンドレアはそこでレプトスピラ症を患ったと診断される。すぐに抗生剤が投与され様子をみることになった。アンドレアは、サンドロの妻に診断が困難だったこと、サンドロがレプトスピラ症を進行していたことを知らせた。
帰宅したアンドレアは、娘のカロリーナに電話し、カルボナーラを食べようと夕食に誘うが、3年前からベジタリアンだと告げられ、またも記憶の隔たりを感じる。さらに今は忙しいといって電話を切られてしまう。電話の向こうのカロリーナは孤独を感じているようだった。アンドレアが家族の住んでいた家に行くと、アニェーゼの現在の夫ダビデが対応に出てきた。驚いたアンドレアがアニェーゼを非難するが、こうなってしまったのは自分のせいではない、責任はアンドレアにあると言い返された。
退院目前だった老人ヴィットリオに脳腫瘍(脳幹上部の膠芽腫)が見つかり余命間もないと診断がくだされる。ルール重視のガブリエルだったが、例外的にシルヴァーナがヴィットリオに付き添うことを許し、2人だけで最期の時を過ごさせてあげることに…。アンドレアがサンドロの妻に病名を明かしたことが問題となるが、サンドロが妻に真実を話し、抗生物質治療も効果が出たことで、不問に付すことに。
■次回:第4話「いいけど悪いもの」 あらすじ
山でクライミングをしていたファビオは、突然体の力が抜けて落下し、病院へと運ばれる。ファビオはジュリアの弟だった。脱力の原因を探ろうとするが、ファビオは検査に協力的ではなかった。この姉弟が不仲だと聞いたアンドレアは2人を仲直りさせようとする。
■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)
エリーザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ほか
原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2020年 イタリア
【放送予定】 総合 毎週日曜夜11時 2022年10月9日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]
◇NHK「DOC(ドック)あすへのカルテ」番組情報サイト
◇YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」吹替版予告編
◇YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」字幕版2分30秒予告編