NHK「DOC あすへのカルテ」アンドレアは息子を死なせたのが自分だったと知ることに…。第4話ネタバレと第5話“間違い”のあらすじと予告

10月30日（日）「 DOC（ドック）あすへのカルテ 」（NHK総合、夜11時）第4話でアンドレアは“息子を殺した”過去を知り、アニェーゼに謝罪、辞任を決意した。11月6日（日）放送の第5話で、辞表を提出したアンドレアをなんとか止めたいジュリアは…。NHK番組公式サイトで予告動画とインタビュー動画を公開、NHK＋で最新話を見逃し配信中だ。



「DOC（ドック）　あすへのカルテ」は、イタリアの病院で医長を務めていた実在の医師の実話をもとに制作されたオリジナルドラマ。過去12年間の記憶を失った主人公アンドレアが、医者から患者へと立場が変わったことに戸惑いながらも、1人の男として、そして医師としての人々の人生に関わりながら、自らの人生を再建していくヒューマンストーリーだ。

10月30日に放送された第4話では、ジュリアの家族背景が明かされた。クライミング中に脱力した弟のファビオは過去に薬物で問題を起こしたことがあり、母もヘロイン中毒でジュリアは長い間、家族の介護を負っていたのだ。ファビオが難病を患っていることが分かり、泣き崩れるジュリア。それでも弟の前では信頼のおける医師、そして優しい姉としてふるまう。そうして長年の不仲を解消した後、ジュリアは優しい笑顔も取り戻し、今度はアンドレアと向き合う決意を固めた。

その一方、アンドレアはとうとうエンリコとアニェーゼが隠し通したかった衝撃の事実を知ることになった。アンドレアの心を硬化させたのは、マッティアの不調を見抜けず、死なせてしまった自分を許せなかったことが原因だった。息子の死で自分を律し、患者との向き合い方を変えたせいで、アンドレアは冷徹な医師に変貌していったにちがいない。アニェーゼの気持ちを思い、復縁と医者でいることを諦めたアンドレアの決断が切なすぎる。

一方、医療過誤を隠ぺいしようとしているのが、マルコと彼の妻で製薬会社に勤める妻・アイリーンだということが明らかになった。アイリーンは新薬発売の締結後に、アメリカに行ってしまえば大丈夫だと夫に囁く。推しの強いアイリーンがどうみても黒幕。マルコはその言葉に納得しながらも、どこか後ろめたそうな様子をみせる。アイリーンが次に何を仕掛けてくるのか目を離せない。

次週11月5日に放送される第5話で、アンドレアが辞表を提出したことを知った、ジュリアは心穏やかではない。そこに、ベテラン女優のティルデ・ラヴェッリが検査のために病院を訪れ、内科医長のアンドレアの診察しか受けないと言い張り、アンドレアはしかたなく白衣を着て対応することに…。

■前回：第4話 「いいけど悪いもの」ネタバレあらすじ
山でクライミングをしていたジュリアの弟・ファビオは、突然体の力が抜けて落下し、病院へと運ばれてくる。姉弟は不仲で、ジュリアは脱力の原因を探ろうとするが、疲れが原因だと言い張るファビオは尿検査にも協力的ではない。ファビオと親睦を深めたアンドレアは、彼が膀胱炎を患っていたため、尿検査を嫌がっていたことを知る。その後、頭痛や幻聴が出始め、前立腺炎の疑いも出たことで、さらに精子培養検査も必要になる。

アニェーゼは、結婚指輪をつけてきたアンドレアを非難し、自分たちが別れた原因はアンドレアにあるのだと再度告げられる。娘のカロリーナからも距離を取られ、アンドレアは苦悩する。アンドレアは自分の過去をしるため、メールを開こうと試みるが、パスワードが思い出せずにいた。ロレンツォは過去に執着するアンドレアを不憫に思い、すべてを明かした方がよいとエンリコに告げるが、エンリコはそれは彼にとって過酷すぎると否定的だ。

ファビオは前立腺炎と診断され薬を処方される。しかしその直後、ファビオが重度の視力障害を訴え、ジュリアは神経科を含めたとできうる限りの検査を受けさせることに…。診断は思いがけず重症で、ファビオは多発性硬化症を患っていた。互いの気持ちをぶつけ合ったジュリアとファビオは和解し、ファビオの恋人も彼に寄り添う。

アンドレアはメールボックスのパスワードが“共感”だったことを思い出した。そして、12年前、子供を連れて訪れたパリへの道中、マッティアの不整脈を過小評価したことが原因で、心停止で死亡したことを知る。エンリコに宛てたメールの中で、アンドレアは自分がマッティアを殺した、最低の医者だと告白していた。

真実を知ったアンドレアは、アニェーゼの元を訪れ、自分がすべて悪かったと認め、病院を辞めると告げた。一方、ファビオとの仲を修復したジュリアは、次にアンドレアに自分たちの関係を話すと、ロレンツェに告げ…。

■次回：第5話「間違い」 あらすじ
ベテラン女優のティルデ・ラヴェッリが検査のために病院を訪れる。彼女が医長のアンドレアの診察しか受けないと言い張った。息子の死の真相を知ったアンドレアは自信を失い病院に辞表を提出していたが、ジュリアに呼び戻され、しかたなく白衣を着て対応する。だがその姿をアニェーゼに見つかってしまう。

自殺を図ろうとしたソフィアは繰り返し腹痛を訴えていたが、精神的な問題だと思われている。アンドレアは良かれと思って鎮痛剤を注射するが、ソフィアは発作を起こす。

■キャスト
アンドレア・ファンティ：ルカ・アルジェンテーロ（声：安元洋貴）
ジュリア・ジョルダーノ：マティルデ・ジョリ（声：沢城みゆき）
アニェーゼ：サラ・ラッザーロ（声：日髙のり子）
マルコ・サルドーニ：ラファエレ・エスポジト（声：星野貴紀）
エンリコ・サンドリ：ジョヴァンニ・シフォーニ（声：関俊彦）
ロレンツォ・ラッザリーニ：ジャンマルコ・サウリーノ（声：佐藤拓也）
マルコ・サルドーニ：ラファエレ・エスポジト（声：星野貴紀）
エンリコ・サンドリ：ジョヴァンニ・シフォーニ（声：関俊彦）
ロレンツォ・ラッザリーニ：ジャンマルコ・サウリーノ（声：佐藤拓也）
リッカルド・ボンヴェーニャ：ピエルパオロ・スポッロン（声：大河元気）
アルバ・パトリツィ：シルヴィア・マッツィエリ（声：上杉華子）
エリーザ・ルッソ：シモーナ・タバスコ（声：葉山那奈）
ガブリエル･キダーネ：アルベルト・ブバカル・マランキーノ（声：野澤英義）
ほか

原題：DOC - NELLE TUE MANI
制作：2020年　イタリア

【放送予定】 総合　毎週日曜夜11時　2022年10月9日スタート！
［ステレオ２か国語（主：日本語吹き替え／副：イタリア語）字幕放送有り］

◇NHK「DOC（ドック）あすへのカルテ」番組情報サイト
◇YouTube「DOC（ドック）あすへのカルテ」吹替版予告編　
◇YouTube「DOC（ドック）あすへのカルテ」字幕版2分30秒予告編