NHK「DOC あすへのカルテ」第5話 アンドレアの誤投薬が命を救う結果に!?ネタバレと第6話“岐路”のあらすじと予告
11月6日(日)「 DOC(ドック)あすへのカルテ 」(NHK総合、夜11時)第5話でアルバは外科医長の母ファブリツィアとの確執を克服した。13日(日)放送の第6話は10年前のミラノが舞台になる。NHK番組公式サイトで予告動画とインタビュー動画を公開、NHK+で最新話を見逃し配信中だ。
「DOC(ドック) あすへのカルテ」は、イタリアの病院で医長を務めていた実在の医師の実話をもとに制作されたオリジナルドラマ。過去12年間の記憶を失った主人公アンドレアが、医者から患者へと立場が変わったことに戸惑いながらも、1人の男として、そして医師としての人々の人生に関わりながら、自らの人生を再建していくヒューマンストーリーだ。
11月6日に放送された第5話「間違い」では、“誤り”を“正す”方法がいくつも描かれた。往年の大女優ティルベは、今は人々に忘れ去られていることを自覚して病気を受け入れ、原因不明の腹痛のために家族の厄介者扱いされてきたソフィアは、病名が明らかになったことで家族との関係を改善。そして、母との確執に苦悩していたアルバは、ティルベと仮の母娘の関係を築いて過去の辛い想いを緩和させ、内科医として母と対等に向き合うことができるようになった。
自分の過ちから息子を失ったことを知ったアンドレアは、自分の医師としての資格を疑い、さらに有害が周知となっていた鎮静剤を投薬してしまったせいで12年のブランクを自覚する。そこにエンリコが現れ、アンドレアは医者を辞めたら自暴自棄になり自殺することになると直球で訴える。第1話から常にアンドレアの味方でいるエンリコの友情には胸が熱くなる。自分の想いを友人に悟られていることを知らなければ、アンドレアは再び自殺を試みていたことだろう。
アンドレアを救う手立てはもう一つ、家族は去っても今は恋人のジュリアがいたと知らせることなのだが、こちらは今回も惜しいところで先送りとなった。
次週11月13日に放送される第6話「岐路」は10年前のミラノが舞台。アニェーゼが子宮摘出手術を行うことになり、その間にアンドレアが子供たちとパリに旅行に行くことになったあの年だ。そのころ、アンドレアとマルコは内科医長を巡ってライバル関係にあり、ジュリアとロレンツォは内科医の研修医として着任したばかり!10年前の若々しいメンバーの様子が現在とどれだけ違うかにも注目してみたい。
■前回:第5話 「間違い」ネタバレあらすじ
往年の大女優のティルデ・ラヴェッリが検査のために病院を訪れる。5年前にも診察を受けていた彼女は、医長のアンドレアに担当してほしいと言い張る。息子の死の真相を知ったアンドレアは自信を失い病院に辞表を提出していたが、ジュリアに呼び戻され、しかたなく白衣を着て対応する。だがその姿をアニェーゼに見つかってしまう。
そんな中、自殺を図ろうとしたソフィアが母に連れられて病棟に到着する。ソフィアは13 歳のときから激しい腹痛を訴えていたが、原因が見つからないため、家族からは精神的な問題と思われて厄介者扱いされていた。ソフィアが腹痛で苦しんでいるのを見止めたアンドレアが、内科医を呼びに行くが、ティルデの状態が突然悪化し、医者たちは彼女にかかりきりに…。
アンドレアは、ソフィアの痛みを和らげようと鎮痛剤を投与するが、それは有害な副作用が確定して処分される予定の鎮痛剤だった。その後、ソフィアは突然けいれん発作に襲われ、CT診断の結果、ソフィアが子宮内膜症を患っていることが判明し、子宮と卵巣の摘出手術が行われることとなった。12年分の知識を失った自分は医師として失格だと悟ったアンドレアは、辞任の意志を固める。ソフィアが義兄ブルーノからハラスメントを受けており、それが原因で自殺未遂を起こしたことを察したアンドレアは、ソフィアに家族に真実を告げるよう助言する。
アルバはティルデの唯一の身よりである娘に連絡をとるが、娘は母と疎遠で何も知りたくないと拒絶する。アルバはティルデと娘の関係を、自分と母との関係に重ね合わせ、複雑な思いに…。アルバの母で外科医長のファブリツィア・マルテッリは、アルバが外科に配属されたことを知ると、娘が自分の病棟で働くことを拒否。アルバは母と対等に接せない事を悩み、病院内でも避けて過ごしていた。アルバが外科医長の娘だと知らされた研修医たちは驚く。
アルバはティルデに肺線維症だと診断を伝え、安静にするため施設に入るべきと進言し、彼女と言い争いになる。アンドレアはティルデに自分が以前とは変わってしまい、今は医師ではないことを告げ、女優としては忘れ去れらてしまったティルデにも現実を見るよう促す。気丈にふるまっていたティルデだが、意識が朦朧とするなか、様子を見に訪れたアルバを娘と間違え、彼女に過去を悔い、許しを求める。アルバは娘のふりをしてティルデに優しく語りかけた。
子宮摘出ではソフィアの病状は治らないと判断したアンドレアは、別の病気を探っていた。鎮静剤の後遺症の200例をひも解き、ついにソフィアがポルフィリン症だという診断にたどり着つ。そして外科手術の直前、アルバはファブリツィア医師に手術停止を告げ、ソフィァは投薬治療で完治できることに。そして、ソフィアは母に義兄のことを打ち明け、親子の長年の誤解は解けた。ティルデは施設に入ることを受け入れ、娘のフリをしたアルバの演技を褒めた。
アニェーゼは、ソフィアの病気を正しく診断できたのが、間違った投薬にあったことを考慮し、アンドレアに辞職を撤回して病棟で働き続けてほしいと頼む。マルコからアンドレアが復帰することを聞かされたアイリーンは、アンドレアが記憶を取り戻すのを防ぐために、彼女の会社が製造している 向精神薬を使用するよう夫マルコに指示する。
■次回:第6話「岐路」 あらすじ
10年前のミラノ。内科医長の候補に上がったアンドレアとマルコの競争は激しくなっていた。ある日、内科に運ばれてきた少年リックはギリシャの海岸で骨折し、飛行機で帰国して治療中に呼吸困難になる。さらに翌日、検査の途中に心停止を起こす。遺伝的な要因も考えられたが、リックの母親は心疾患の家系ではいないという。だが潜水士をしていたリックの父親は水中で亡くなっていた。一方、アニェーゼに子宮筋腫が見つかり、診察の結果、摘出手術を受けるよう告げられる。
■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)
エリーザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ほか
原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2020年 イタリア
【放送予定】 総合 毎週日曜夜11時 2022年10月9日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]
◇NHK「DOC(ドック)あすへのカルテ」番組情報サイト
◇YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」吹替版予告編
◇YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」字幕版2分30秒予告編