NHK「DOC あすへのカルテ」第7話でマッティアの死の秘密をカロリーナが握っていたことが明らかに…ネタバレと第8話予告
11月27日(日)「 DOC(ドック)あすへのカルテ 」(NHK総合、夜11時)第7話ではアンドレアとアニェーゼの親としての落ち度も明かされた。第8話ではカロリーナの再起を願い家族が結束する。翌週はFIFAワールドカップカタール カタール2022が放送されるため、12月11日に第8話の放送が予定されている。NHK番組公式サイトで予告動画とインタビュー動画を公開、NHK+で最新話を見逃し配信中だ。
「DOC(ドック) あすへのカルテ」は、イタリアの病院で医長を務めていた実在の医師の実話をもとに制作されたオリジナルドラマ。過去12年間の記憶を失った主人公アンドレアが、医者から患者へと立場が変わったことに戸惑いながらも、1人の男として、そして医師としての人々の人生に関わりながら、自らの人生を再建していくヒューマンストーリーだ。
11月27日に放送された第7話「秘密」で、アンドレアの娘カロリーナが長年抱えてきた“秘密”が明かされた。突然意識を失い病院に運ばれてきたカロリーナは、入院後に喀血し、様々な症状から薬物中毒ではないかと疑われる。さらにアンドレアが娘に抗不安薬を処方していたことや、アニェーゼが娘の生活状況を知らなかったことが問題となり、元夫婦はいがみ合うことに…。ところが、病はカロリーナの過食症にあり、その原因が長年隠していた“秘密”にあるとわかったとき、夫婦は娘の辛さに寄り添ってあげられなかった自分たちの落ち度に苦悩した。
カロリーナはマッティアの死が、電子タバコのカートリッジを誤飲したことにあると知りながら打ち明けられずにいたのだ。弟の死を悲しむ両親にそのことを打ち明けられず、十年もの間一人で罪を背負ってきたカロリーナを思うと哀れでならない…。次回第8話では、カロリーナの病を克服するために、アンドレアとアニェーゼが家族として協力することに。カロリーナが、心から安心して、親の愛情を受け入れ病を克服できることを切に願いたい。
一方、ドラマのラストで、これまで研修医の中で抜きんでた優秀さが目を引いて来たリビア出身のガブリエルが、一人自宅で苦悩する姿が…。そして、ガブリエルの背中には、拷問を受けたようないくつもの傷跡が残され、彼の生い立ちへの疑問を投げかけていた。次回12月11日に放送される第8話では、ガブリエルの同胞リビア出身の患者が入院してくる。アンドレアは、ガブリエルがその患者をみて動揺していることに気がつく。その後、ガブリエルが患者を昏睡状態に陥らせるミスを犯したことで、アンドレアはガブリエルとその患者との因縁を知ることになり…。
■前回:第7話 「秘密」ネタバレあらすじ
アンドレアとアニェーゼの娘のカロリーナが、公園で友達のプリシラと試験勉強をしているときに失神し、病院に運び込まれる。その後、プリシラとの“秘密”についての口論や、吐血があったため、医師たちはカロリーナが薬物依存から生じるマロリー・ワイス症候群や、食道癌を患っていると推測する。アンドレアとアニェーゼは、カロリーナの日常を知らず、互いに娘を見ていなかったことを非難し合う。
スタイル抜群のインフルエンサー・ヴィットリアが足の痛みを訴えて入院してくる。研修医のガブリエルとリッカルドはヴィットリアの魅力の虜になり、アルバは面白くない。入院中にもかかわらず、ヴィットリアは楽し気に配信を続けている。夜遅くに、彼女の病の原因が、違法な豊胸手術につかわれたインプラントへのアレルギーだと判明する。アルバは嬉々として、すぐにヴィットリアに告知しに行こうとするが、リッカルドが患者の気持ちを考え、朝まで待つようにと告げる。
一方、アンドレアとアニェーゼは、娘が麻薬中毒者ではないかと心配し、彼女が住んでいるアパートに行き部屋をチェックする。すると、アンドレアが過去に処方した抗不安薬が見つかり、アニェーゼはアンドレアを猛烈に非難する。アンドレアも子供に抗不安薬を処方した過去の自分が許せず苦悩、しかし、カロリーナの病の原因はその薬とは関係がなかった。
翌朝、インプラント除去を提案されたヴィットリアは、大きなショックを受けて打ちひしがれ、手術を拒否する。アルバは、ヴィットリアに嫉妬して、酷い態度をとっていたことをリッカルドに告白して謝罪。リッカルドはアルバに優しく微笑み、謝罪を受け入れる。アルバはもう一度リッカルドをデートに誘うが、彼は自分には恋人がいるといい、アルバの誘いを断った。アルバはあきらめて席を立つが、彼女を追うリッカルドの視線はもの言いたげだった。
カロリーナが再び発作を起こし突然倒れた。リッカルドは行方不明となったアンドレアを病院の礼拝堂で見つけ出す。そこで自分の右足の義足を見せ、自分がアンドレアに救われたことを教え、カロリーナは生きているのだから「まだ終わっていない」と彼を勇気づける。
アンドレアは、カロリーナの病室を訪れ、ゴミ箱に捨ててあった大量のスナックの袋とカバンの中に下剤薬が隠されていることに気づく。そして関節にできた吐きタコから、娘が長年過食症に苦しんでいるという結論に達する。
カロリーナは自分がずっと“秘密”にしてきたマッティアの死についての真実を告白する。パリのユーロディズニーランドに行く日、近所の家に遊びに行ったカロリーナは隣家から電子タバコのキットを盗み、キャラメル味の煙草を吹かして遊んでいた。キャラメル味に興味をもったマッティアが、カロリーナが目を離したすきに、カートリッジの液体を丸ごと飲んでしまい、具合を悪くした。しかし、カロリーナは、ただ事でない様子の両親に心配をかけまいと、マッティアの誤飲を告げられなかった。初めは、マッティアの病気が車酔いだと思っていたカロリーナだったが、カートリッジ一本に煙草100単に本分のニコチンが含まれていることを知り、誤飲が原因だと確信。その後何年も打ち明けられずに苦しんでいた。
アンドレアとアグネーゼは、娘を抱きしめ、誰のせいでもない、大人である自分たちが気づけなかったのが悪かったのだと、カロリーナを慰める。
ヴィットリアは恋人の説得により除去手術を決断する。昔の自分に戻っても配信を続けると明るく語る。幸せそうな恋人たちをみて、担当医のガブリエルとアルバもホッとする。
■次回:第8話 あらすじ
アンドレアは、カロリーナの過食症に対処する心理療法についてアニェーゼに出席を依頼する。リッカルドとエリサは、パニック発作に苦しむ欧州宇宙機関の宇宙飛行士を志望するマチルデを担当することに。一方、ガブリエルは、突然の病気にかかった同胞であるリビアのヌーレディンの担当を命じられるのだが…。
■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)
エリーザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ほか
原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2020年 イタリア
【放送予定】 総合 毎週日曜夜11時 2022年10月9日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]
◇NHK「DOC(ドック)あすへのカルテ」番組情報サイト
◇YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」吹替版予告編
◇YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」字幕版2分30秒予告編