最新トレンドは生まれ変わり!?Wジュンギ主演「財閥家の末息子」「アゲイン・マイ・ライフ」、オススメ韓国ドラマ2作品の魅力を徹底比較!
韓国ではここ最近、“生まれ変わり”をテーマにした作品が次々とヒットを飛ばしている。中でも代表的なのが、現在韓国で放送中のソン・ジュンギ主演「財閥家の末息子」、そして今年4月にSBSで放送されたイ・ジュンギ主演「アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~」だ。番組HP、Youtubeにて予告動画が視聴できる。
この2つの作品はどちらも主人公が無念の死を遂げたのちに生まれ変わり、第2の人生を生きる姿を描いている。それぞれの魅力について解説していこう。
「財閥家の末息子」は韓国JTBCで現在放送中で、明日16日(金)に第12話が放送される予定だ。日本での配信についてはまだ未定だが、番組HPで予告動画や各話のスチールカットなどが公開されている。「アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~」はHuluにて、12月6日(火)より全話一挙独占配信中だ。
■一人二役に挑戦したソン・ジュンギ!
©JTBC
ソン・ジュンギが主演を務める「財閥家の末息子」は、財閥一家のオーナーリスクを管理する秘書がひょんなことから一家の末息子として生まれかわり、第二の人生を生きるファンタジードラマだ。ソン・ジュンギは本作で、一家に忠誠を誓いながらも謎の死を遂げたユン・ヒョヌを演じている。その後、財閥一家の末息子チン・ドジュンとして生まれ変わったヒョヌは、自らを死に追いやったスニャン家に復讐を誓うのだった。
グループの長でドジュンの祖父を演じるのは、「ミセン‐未生‐」のイ・ソンミン。本作で一人二役を演じることになったソン・ジュンギはもちろん、イ・ソンミンの神がかった演技にも注目が集まっている。とくに先週放送された第11話のラスト1分間で見せた、イ・ソンミンの豹変ぶりは「まさに演技大賞級」と称賛された。ヒロインを演じるのは、「賢い医師生活」シリーズで注目の女優シン・ヒョンビンだ。
■イ・ジュンギを蘇らせたのは冥土の使い!?
©SBS
一方、イ・ジュンギ主演の「アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~」は、無念の死を遂げた熱血検事による2度目の人生を描いた作品で、イ・ジュンギ演じる主人公のキム・ヒウは、巨大な悪に立ち向かった末に相手が送り込んだ刺客によって殺されてしまう。そんなヒウの前に現れたのは、赤いスーツに身を包んだ冥土の使いだった。自分を死に追いやったチョ・テソプ(イ・ギョンヨン扮)に罪を償わせることを条件に、もう一度生きるチャンスを得たヒウ。
シリアスな作品から時代劇まで幅広いジャンルをこなすイ・ジュンギが、本作では絶対正義を掲げる熱血検事を熱演。さらにイ・ジュンギを死に追いやり、圧倒的な権力を誇る政治家を「夫婦の世界」「Vagabond/バガボンド」のイ・ギョンヨンが演じる。演技派俳優として知られる2人の激しい神経戦から目が離せない。また、イ・ジュンギの身体を張った本格アクションシーンも、見どころの1つだ。
■原作は人気ウェブコミック&小説
この2つの作品はそれぞれ、同名のウェブコミック・小説が原作となっている。どちらも無念の死を遂げた主人公が生まれ変わりを果たし、自分を死に追いやった財閥を相手に復讐劇を繰り広げるという内容だ。実はウェブコミックやウェブ小説業界では、2010年代後半から、こういった“生まれ変わり”をテーマにした作品が流行しているという。
生まれ変わりを通じて、過去にタイムスリップした主人公たち。生まれ変わる前の記憶をそのまま維持していることから、未来に起こる事件を事前に把握できるというのが主人公たちにとって最大の強みでもある。とくに「財閥家の末息子」では、韓国を震撼させたIMF危機やアメリカの9・11テロなど、実際に起こった事件をもとにエピソードが展開していくのがおもしろい。
一方の「アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~」では、どちらかというと過去よりも現在に重点を置き、ふたたび検事となった主人公ヒウが過去の経験を生かして巨大な悪と立ち向かう姿が描かれている。
■韓国を代表する童顔対決!
「財閥家の末息子」で主演を務めたソン・ジュンギは、韓国を代表する童顔俳優としても有名だ。劇中でソン・ジュンギは10代から40代まで、幅広い年齢層を演じている。高校の制服に身を包んでもまったく違和感を感じさせないソン・ジュンギの若々しさには、驚かされるばかりだ。むしろ序盤で登場した、ヒョヌの40代という設定の方に違和感を感じてしまうほど。
同じくイ・ジュンギもまた、大学入試から現在の検事に至るまでの過程を見事に演じた。ソン・ジュンギに比べると少し無理があるという声も上がってはいるが、「アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~」のメインは検事になってからの主人公なので、そこまで問題は感じられなかった。あえて子役を使わずに役者本人が演じ切ったことで、より一層“生まれ変わり”が強調される形となった。
ちなみに「財閥家の末息子」では、幼少期のドジュンを子役のキム・ガンフンが演じている。キム・ガンフンは「椿の花咲く頃」でコン・ヒョジン演じるトンベクの息子ピルグを演じ、一躍ブレイクを果たした韓国の人気子役だ。本作でも堂々とした演技を披露し、俳優イ・ソンミンらと肩を並べた。
■視聴率も絶好調な2作品
「アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~」は初回の視聴率が5.8%となかなか振るわなかったが、その後順調に数字を伸ばしていき、第15話で自己最高となる12.0%を記録。それまで不発と言われていたSBSドラマの金土枠の雰囲気を一気に変える形となった。
一方、現在放送中の「財閥家の末息子」は回を重ねるごとに快進撃をつづけ、第11話でついに20%を突破。果たしてこの快進撃がどこまでつづくのか、楽しみだ。(ニールセンコリア、全国調べ)
「財閥家の末息子」は明日16日(金)第12話が放送される予定だ。気になる予告動画や最新情報は番組HPで確認できる。「アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~」はHuluで独占配信されている。
ぜひとも2つのドラマを見比べて、韓国ドラマの最新トレンドである“生まれ変わり”の世界に浸ってほしい。
◇Jtbc番組サイト
【作品詳細】【「財閥家の末息子」を2倍楽しむ】
◇SBS「어게인 마이 라이프」HP
◇Youtube日本語字幕付き予告動画
◇Huluで月額 1,026円(税込)で今すぐ見放題!今すぐ無料視聴!
【作品詳細】【「アゲイン・マイ・ライフ」を2倍楽しむ】