【最終回】NHK「DOC あすへのカルテ」第15話 マルコの陰謀によって窮地に追い込まれるアンドレア、突如倒れたアニェーゼの病とは?ネタバレと第16話予告

2023年02月13日10時41分ドラマ
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2月12日(日)「 DOC(ドック)あすへのカルテ 」(NHK総合、夜11時)第15話“陰謀”が放送された。最終回の第16話“居場所”は2月19日(日)に放送される。NHK番組公式サイトで予告動画と15分のダイジェスト動画を公開、NHK+では最新話を見逃し配信中だ。



「DOC(ドック) あすへのカルテ」は、イタリアの病院で医長を務めていた実在の医師の実話をもとに制作されたオリジナルドラマ。過去12年間の記憶を失った主人公アンドレアが、医者から患者へと立場が変わったことに戸惑いながらも、1人の男として、そして医師としての人々の人生に関わりながら、自らの人生を再建していくヒューマンストーリーだ。

2月12日に放送された第15話「陰謀」 では、ロレンツォが元恋人・キアラの肝臓移植をめぐって奮闘、その後押しをしたのは優秀な外科医の母をもつアルバの援護だった。キアラは無事手術を受けることができ、ずっと自分のこれまでの行ないを思い悩んでいたロレンツォの瞳にやっと輝きが戻ってきた。ロレンツォの心のしこりはあと一つ、アンドレアの無実を証明することなのだが、マルコに弱みを握られているためになかなか勇気が出せないでいる。ロレンツォにはなんとかもう日と頑張りしてもらいたいところなのだが。

一方、アルバはやっと母に自分の優秀さを認めてもらい、外科手術のアシスタントとして同席させてもらうことに。母の手術の腕前と外科への憧れが再熱し、もう一度外科医の研修医としての試験に望もうと思い立つ。しかしそのことで、やっとうまくいきかけていたリッカルドとの仲に亀裂が生じてしまった。

さらに、ついに同棲を始めたガブリエルとエリザだったが、“自分の居場所”が故郷のエチオピアなのか、エリザとの愛をはぐくむミラノなのかガブリエルは思い悩み…。

次週2月19日に放送される第16話はついに最終回。突如倒れてしまったアニェーゼの病気とは?アンドレアの告発はどうなっていくのか?マルコの陰謀は明かされるのは?そして、それぞれの恋の行方は?

■前回:第15話「陰謀」ネタバレあらすじ
アンドレアはがサトナルの治験データ改ざんの件で告発される。それをやったのは意外な人物だった。アンドレアが撃たれた日に、彼に解雇された研修医ダリオ・コローラが、アンドレアからサトナル検査の結果を改ざんするよう命じられたと主張したのだ。

そんな中、ガーナで貧しい人たちのために病院を開き、人権活動も行なっている名医ニコラ・フォルティが入院してくる。本人によると自分には敵が多いため常に命を狙われており、毒を盛られたと主張。倒れる前に会っていた遺産相続で揉めている妹のことも疑っていた。ジュリアは骨髄生検と血液検査を指示する。

ロレンツォがマルコに、アンドレアにはダリオを巻き込む理由がないと警察に話すと伝える。するとマルコは、ロレンツォの薬物乱用をばらし、医師としても経済的にも破滅させると脅してきた。ロレンツォはこの一連の件にマルコが暗躍していることにきがつく。

アンドレアはダリオに会いたいとアニェーゼに迫るがアニェーゼは許可を出さず、代わりに自分がダリオに会う。現在クローン病を患っているダリオは、アンドレアが金のためにサトナル検査をねつ造したといい、薬の危険性を知り良心から「白状」したと言い切る。

自宅が水被害にあったガブリエルはエリサと一時同棲することに。一方、アルバは引っ越しがひと段落したリッカルドの家に遊びに行く。アルバがリッカルドに誘いかけると、彼は切断した左足を恥じて躊躇し、2人の間にまた行き違いが生じてしまう。翌朝、内科メンバーたちが他の病棟のメンバーと慈善のための水泳大会の話で盛り上がっていると、リッカルドは自分は泳げないと言って出場を断る。アルバは皆にも足のことを話した方がいいと助言するが、リッカルドは自分の気持ちはわかってもらえないと拒否した。

ニコラの病状は悪化し、血中には重金属(特にタリウム)が検出された。そんな中、ニコラと彼の妻・アンナがともに不妊症だということが判明する。

アニェーゼは急遽アンドレアを呼びだして、遺体安置所に連れて行く。そこには、髄膜炎菌感染症による播種性血管内凝固で急死したダリオの遺体があった。アンドレアは亡くなったダリオの告発にどう弁明すればいいか分からず、ダリオと会わせてくれなかったアニェーゼに辛く当たる。

肝硬変で肝臓移植をまっているキアラと血液型の合う患者が院内で亡くなった。ロレンツォは、マルコに肝臓移植(ドナーとレシピエントが同じ病院であれば、特に緊急の場合、優先順位待は考慮されない)を理事会に掛け合ってほしい、断ればマルコが自分を脅迫したことを皆にバラすと脅す。

ニコラのガーナの診療所の周囲では、ゴミ捨て場から取った銅などの金属を売って数千人が暮らしているという話を耳にしたアンドレアは、アンナの体調不良や不妊、抜け毛に気づき、2人が大量の電子ゴミによる放射能汚染に侵されていたことにきづく。電子機器を燃やした煙からタリウムなどの重金属を取り込んでいたのだ。非常に弱い放射線でも長期間被ばくすると、骨髄細胞の障害で血液細胞の生産が損なわれる二次性骨髄異形成を引き起こす。

アンナの症状は薬物療法で改善されるが、ニコラには骨髄移植が必要だった。ニコラの姉・マウリツィアは、ニコラが自分の相続分を放棄し、父親のビジネスに投資すれば骨髄移植に協力するといった。手術は無事成功したが、ニコラは自分を待っている人々や救える患者がいる、ガーナには自分の居場所があるといい、ガーナでの仕事に戻ることを決意する。そんなニコラの言葉にガブリエルは強く心揺さぶられる。

理事会では、アルバの母での忠告に反するアルバの仲介もあって、キアラの肝臓移植が認められ、アルバの母も感激して手術の手伝い外科医長のファブリツィア・マルテッリが、キアラへの肝臓移植を否定していた。薬物中毒の彼女に肝臓を移植してもまた命を粗末にするのではないかと言うのだ。ロレンツォは自分が彼女の今後を保障すると受け合うが、話はなかなか進まない。そんな中、アルバが提供者がB型肝炎を患っていることを指摘、そうなると移植できるのはキアラをおいて他にはいない。

ファブリツィアは娘の適切な指摘に感銘し、施術の補佐を許可する。キアラの手術も無事成功。アルバは最初の希望どおり外科の研修医を目指すことを決める。ところが、リッカルドはアルバが内科を辞めることに猛反対し…。一方、頭痛の原因を歯槽膿漏だと思い込んでいたアグネーゼが、アンドレアの目の前で倒れる。

■次回:最終回16話「陰謀」あらすじ
告発されたアンドレアを必死で守ろうとするアニェーゼが病に倒れた。腫瘍が原因と疑われたが、アンドレアは本当の原因は血液の感染症ではないかと考える。2人が支え合う様子を見たジュリアは思い悩み…。一方、ロレンツォは治験データについてある提案をマルコにするが、彼の返事は…?ガブリエルはエリザへの思いと、彼が戻ってくることを期待している故郷の人たちとの間で葛藤し、リッカルドは病院のチャリティー水泳大会に参加するかどうか決めかねていた。

■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)
エリーザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ほか

原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2020年 イタリア

【放送予定】 総合 毎週日曜夜11時 2022年10月9日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]

NHK「DOC(ドック)あすへのカルテ」番組情報サイト
YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」吹替版予告編 
YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」字幕版2分30秒予告編